 2021年2月6日 成田空港
|
先日導入したニコンZ6�兇�「航空機の撮影にも耐えられるようになった」と書籍にて紹介されていました。今回は普段のテレワークストレス解消も兼ねてZ6�胸郤未里燭畧�田空港へ向かいました。結論的にはミラーレス機の素晴らしい点を再認識し、かつ縦型バッテリーグリップがとても便利であることを確認しました。一眼レフからの移行が加速しそうな予感がします。
|
 |
|
B747-46NF DHL
今回はニコンの一眼ミラーレスカメラZ6�兇鬚發辰董∪�田空港に行きました。新型コロナウィルスの影響は約1年が経過しましたが、航空業界に与えた影響は大変な破壊力を持っていました。成田便は大幅な減便が続いており、ほぼA滑走路だけで運用できる状況でした。今回は水辺の里より着陸機の撮影からスタートしました。
|
 |
|
A330-343(F) DHL
今回はミラーレス機Z6�兇領�習が目的でしたが、元々評価の高い電子ファインダーが更に改良され、切れ目のない映像で被写体を捉えることができるようになっています。旅客機の着陸であれば全く問題を感じることなく撮影することができました。
|
 |
|
B747-46NF DHL
水辺の里での撮影はあまり経験がなかったので、少し奥の方まで進んでみました。成田周辺は里山が広がっていますが、先に航空機のアプローチ音が聞こえてきて、山の合間から機体が姿を現すので追跡できる時間はあまり長くありません。
|
 |
|
B747-46NF DHL
上海から飛来したカーゴ機。新型コロナの影響で国際便の往来は激減しましたが、その代わりカーゴ機の姿が目立つようになりました。
|
 |
|
B777-FS2 FedEx
この池は有名なポイントのようですね。ちょうどA滑走路へアプローチする機体が水面に反射してシンメトリの構図が得られます。風が強いの波が立つので天候を味方にする運の強さが求められるそうです。
|
 |
|
B777-FS2 FedEx
Z6�兇任浪菫�処理エンジンが2基搭載され、連写性能が秒間14コマに強化されています。一眼レフ機に引けを取らない…というよりも、実はミラー構造を持たないミラーレス機の方が得意とする分野です。
|
 |
|
B777-FS2 FedEx
秒間14コマ連写を行うには「拡張」に設定をする必要があります。あまり連写枚数が多いと記録容量を圧迫し、写真のセレクト処理で仕事が増えるので切替が必要という事は理解できるのですが、慣れていないので切り替えを忘れていました。
|
 |
|
B777-300（ER) UAL
2回目のチャレンジは横構図で。シカゴからやってきたユナイテッド航空の機体を追いかけてみました。空を飛んでいる実機よりも、水面に映っている機影の方に目がいくと思います。
|
 |
|
B777-300（ER) UAL
ニコンの新しいZマウントシステムはその描画力が高く評価されています。今回興味を引いたのは水面の深い青い色でした。実際の見た目以上にキレイに写っていると思います。
|
 |
|
B787-9 ANA
ブリュッセルから飛来したANAの機体を追いかけると、小さいながら朝の月が重なりました。今回使っているレンズはDX（APS）用の50-250mmズームレンズで、入門機Z50のキットレンズを使っています。あまりに軽いので最初は不安になりますが、期待以上によく写るという評判のレンズです。
|
 |
| 大幅にトリミングを行っています。人から離れて安全な距離をとっている鳥はファインダーでの中では見つけるのも至難の業です。ただし液晶画面で画像を拡大し、ピント合わせできるのは一眼レフでは真似できない芸当です。
|
 |
| この日は冬の寒さから解放され、腕まくりして歩けるほど暖かい天候となりました。驚くことに春一番が観測され、史上最速記録を更新しました。梅の花が一輪、二輪と咲き始め、春の訪れを感じさせる1日となりました。
|
 |
|
A380 ANA
空港内を確認しようと思い「ひこうきの丘」へ移動しました。本来であればハワイを忙しく往復しているはずだったフライング・ホヌも１，２号機が肩を並べて翼を休ませていました。
|
 |
|
A350-941 HVN
ハノイへと向かうヴェトナム航空のA350。戦闘機を撮っていると200mmでは不安になりますが、旅客機であればけっこう十分だと思いました。出張などで持ち出す分には仕事のカバンに入るサイズなのでとても便利です。
|
 |
|
A350-941 HVN
ひこうきの丘に設置されているハートのオブジェ。カップルや小さなお子さんだと絵になりますが、私も含めて集まった多くはおじさまばかりでした。
|
 |
|
B787-8 AAL
離陸機を撮ろうと思い、道路の歩道から撮影しています。渡航制限がかかり乗客が減った事から、離陸で上がるのが早いという噂を聞きました。
|
 |
|
B787-9 ANA
離陸機は樹々の後ろから現れます。ややセッティングは勉強する必要がありますが慣れればZ6�兇離�ートフォーカスは瞬時にフォーカスを合わせてくれました。
|
 |
|
B747-4KZF Atlas Air
ロサンジェルスへと向かう白地ノーマークのアトラス航空機。徹底的にコストダウンを図ったひとつの究極の形といえそうです。ちなみに白を塗ることは金属の表面保護と油漏れなどの発見に貢献しているそうです。
|
 |
|
B747-4KZF Atlas Air
Z6�兇魯灰鵐謄�ニュアスモードの食い付きもよく、機体を捕捉し続けてくれました。オートフォーカス性能については一眼レフよりも機能が多く、ミラーレス機の優位な点が目立ちます。
|
 |
|
B747-8KZ NCA
アムステルダムへと向かうNCAのカード機。名機747ジャンボを改良した機体だけあってどこかスマートに見えます。
|
 |
|
B777-2D7(ER) THA
タイ航空のB777が離陸していきました。この日は本当に雲一つない素晴らしい快晴で、「澄んだ空気は最高のレンズ」を体現していました。
|
 |
|
A330-323 MAS
クアラルンプールへと向かうマレーシア航空の特別塗装機。コロナ渦で暗い話題の多い航空業界なので、華やかで明るい機体を見ていると嬉しい気分になってきます。大空を飛行する航空機は人を元気にする力がありますね。
|
 |
|
B747-46NF DHL
ソウルへと向かうポーラ航空のカーゴ。成田空港のトラフィックは激減していましたが、この状況下で飛んでいるのは各国のフラッグキャリアだけです。無数にみられたLCCはほとんど見ることがなくなりました。
|
 |
|
B747-8KZ(F) NCA
上海に向かうNCAのカーゴ機。この写真は大幅なトリミングを行っていますがディテールまでもよく写っています。Zマウントシステムはキットズームレンズといえども本当によく写りますが、更に高性能がSラインというグレードがあるというから驚きです。
|
 |
|
B777-F ANA
さくらの山公園に移動しました。昼頃は空港側は逆光になり、離陸機も高いのであまりモチベーションは上がりませんでした。
|
 |
| 鳥の見分け方がよくわかりませんが、ハクセキレイかな。鳥は動きがはやく不規則なので航空機を撮るよりも難しいです。
|
 |
|
B777-300(ER) UAL
さくらの山公園は小さなお子さんとの家族連れが多く、撮影目的の人はほとんどいませんでした。しかし昼頃になると駐車場はほぼ満車になり、相変わらずの人気スポットだと思いました。
|
 |
| 今回使用したレンズはマクロ撮影はできませんが、トリミングすることで花の蜜を集めるハチの姿が見られるようになりました。
|
 |
|
B787-9 JAL
ジャカルタへと飛び立ったJALのB787。花の撮影に夢中になっていたところで飛行音が聞こえてきたので、咄嗟にレンズを向けましたがいとも簡単に被写体を捉えてくれます。
|
 |
| 薄い羽をいっぱいに広げて飛翔する蜂の姿が撮れました。「撮れる」という事はカメラや撮影の楽しさを広げてくれますね。
|
 |
| 桜の開花はまだまだ先ですが、シーズンになれば多くの人で賑わうことになるでしょう。
|
 |
| この写真で使ったのはZ50のダブルズームキットに付属していた50-250mmレンズです。「Sライン」の名を冠さない普及レンズですが十分良く写っていると思います。
|
 |
| こちらはZ6�兇離�ットレンズに付属したSラインの24-70mmレンズで撮ったものです。正直なところ上の写真と大きな違いはないように思いますね。
|
 |
|
B787-9 ANA
もしかしたら今年の桜の開花は早いかもしれません。また近い内に来るからね！
|
 |
| 紫色の被写体というのはそう多くないと思います。あまり美味しそうには見えませんね。
|
 |
| これはおそらく現代人の敵ともいえるスギですね、今年は飛散量が多いと予測されており今から頭が痛い思いです。コロナと花粉のおかげでマスクが手放せない春になりそうです。
|
 |
| 最後は「空の駅 風和里しばやま」側のエコアグリパーク内を散策してみました。人の気配がなく最初は不安を感じましたが、慣れてくると日常から切り離された静寂が心地よくなってきます。
|
 |
|
B747-87UF PAC
静寂だった森の中で近づいてくるエンジン音。どのように出てくるのかドキドキしながら待っているとシンシナティから飛来したカーゴ機が樹々の上から姿を現しました。
|
 |
|
B747-87UF PAC
さすがフルサイズ機！と感じるのは青空の豊かなグラデーションを見た時でした。雲一つない澄んだ冬の青空を見事に記録しています。
|
 |
| 午前中の撮影を終えたあたりでバッテリー1個目が残量20％を切ったとアラームが出ました。電子ビューファインダーや背面液晶など電力を多用するミラーレス機は一眼レフに比べるとどうしてもバッテリー容量が弱点となってしまいます。その意味でもバッテリーグリップが強い味方になってくれました。
|
 |
|
B787-9 ACA
着陸する機体を正面から狙える位置を探していましたが、今回やっと発見しました。
|
 |
|
B787-9 ACA
当たり前ですが昼頃になると思い切り逆光になり、どの国の機体かも分かりません。そんな時でも情報を得られるFlightRader24は本当に便利なアプリです。
|
 |
|
B787-9 ACA
あらためてZ6�兇藁匹ぅ�メラに生まれ変わってくれたと感心しました。とりあえずの問題はバッテリーを多く用意しておく必要があることと、Zマウントのレンズは値段が高いことでしょうか。
|
 |
|
B787-9 EVA
この日の撮りおさめとなった機体です。コロナ禍の緊急事態宣言が出されていましたが、春のような日差しに誘われてか意外と多くのカメラマンが成田空港の周辺に集まっていました。桜が咲けばさらに多くの人で賑わうのはまず間違いないでしょう。
|
 |
|
B787-9 EVA
台北から飛来したエヴァー航空です。今回の撮影では「ミラーレス機は使えるか」というレベルでなく、「ミラーレス機に変えていきたい」と思うようになりました。かつて私はフィルムカメラからデジタルカメラへ移行する大きな世代交代を経験しています。今後はあっという間にミラーレス機への世代交代が進みそうな感触を得ました。
|
 |
ニコンのZ6�兇論菎紊�Z6に比べて
・ダブルスロット
・縦型シャッター付きバッテリーグリップ対応
・連写性能や画像処理速度の向上
が強化されたことが導入の決め手でした。
導入にあたっては先代Z6とZ５との比較で悩みました。
Z6は価格がかなり下がってきて、レンズ・FTZアダプタのキットを買ってもお釣りがくるのでとても迷いました。ただ不満に思っていた部分を我慢しなくてはいけず、一旦は下取りに出してしまったこともあるので対象外としました。
Z5はほぼ同様のスペックながら低価格で購入でき、限定セットなど魅力的なパッケージが用意されていました。一方で暗所でのオートフォーカスがやや弱く、バッテリーグリップの拡張性がないというのが難点でした。
価格差が許すのであれば、長い目で見て後悔しない選択肢はZ6�兇箸いΨ誅世肪�しました。その選択肢は間違っていなかったと思える１日でした。
|
|
|
スケジュール（パンフレット）
|
|
|
