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20220910

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2022年9月10日 海上自衛隊 八戸基地開隊記念行事

海上自衛隊八戸基地の基地祭に初めて訪問しました。以前から土曜日に八戸基地、翌日の日曜日に三沢基地航空祭が連続して開催されるのが慣習となっていて、イベントをハシゴする人も多かったようです。今回はコロナ対策として往復はがきによる事前申込による入場規制が行われました。


MEX三沢 MM01便

今回の遠征では時間的な都合とコストを考慮した結果、往路は夜行バスを利用することにしました。最初は3列独立シートの便を予約していたものの、その後になって2席利用かつ料金も安いMEX三沢便が発売になったので予約を変更しました。若干料金は上がりますが隣席を気にせず移動できるので快適さが大きく違います。3列独立シートよりも広く使えるのも大きな魅力でした。そして新幹線+ホテルに宿泊するのに比べて料金が半分以下で済むことが嬉しいです。

 

 

MEX三沢 MM01便

本来の予定では0835時に三沢駅で降り、三沢基地へ飛来する外来機を見ようと考えていましたが、その後に八戸基地から入場はがきが届いたので降車場所を八食センターへ変更しました。0730頃に開店前の施設に到着しましたが店も開いてないので特になにもすることがありません。時間はあるのでテクテクと徒歩で八戸基地へ向かうことにしました。道程はアップダウンもあり約50分ほどかかります。

 

 

海上自衛隊 八戸航空基地

八戸基地の正門に到着しました。開門30分前で50人ほどの待機列でしたから正直とても少ないと思いました。空自の航空祭に比べてはいけませんが、昨今の自衛隊人気からすると穴場的なイベントと言えるでしょう。

 

 

P-3C オライオン

セキュリティチェックを受けて基地内に入るとエンジンがかかったP-3Cがまず目に入ってきました。地上展示機ではなく天候偵察と祝賀飛行を行うアーリーバードです。

 

 

U-680A サイテーション

開門直後はまだ入場者も少なく、貸し切りに近い状態で地上展示を見学することができます。機体から離れたこの距離から長い主翼を正面から撮影することも十分可能です。

 

 

F-15J イーグル

千歳基地から第203飛行隊のF-15Jイーグルが地上展示機として参加しています。開門直後とはいえこれだけ空いている状態で見学できるのがにわかに信じがたい思いです。

 

 

F-15J イーグル

基地祭の外来機には基地どうしの関係性が表れると言われています。北海道と青森は隣接しているので連携がとれているようです。

 

 

P-3C オライオン

祝賀飛行に向けて第2航空隊のP-3Cが離陸します。厚木基地、鹿屋基地ではP-1への機種転換が進んでいますが八戸基地ではP-3Cが主力です。

 

 

P-3C オライオン

地上展示用ではなく、飛行展示用としてエプロンの端でスタンバイしているP-3Cです。

 

 

F-15J イーグル

イーグルの後方をローアングルで眺めます。エンジン意外は直線的に構成された尾翼のデザインはイーグルの特徴です。

 

 

F-15J イーグル

イーグルを真横に捉え、これだけの距離をとりながらも誰ひとり画角内にいないとは素晴らしい撮影条件です。それにしても3年前には参加していた第3飛行隊のF-2や、ご近所の三沢基地からの参加がなかったことは残念で仕方ありません。

 

 

スキッドステアローダ

重機などの支援車両も展示されていました。冬になれば積雪となる地域なので除雪業務にも使われるものと思われます。

 

 

救難消防車IB型(OSHKOSH)

特撮映画に出てきそうな近未来的デザインの化学消防車。揮発性の高い航空燃料に対応するため最先端の消化設備を有しています。

 

 

US-2

海上自衛隊と日本が誇る世界最高性能を誇る飛行艇US-2も地上展示に参加していました。そのユニークな形状から観客の興味をひいていました。

 

 

UH-1J イロコイ

陸上自衛隊から参加したUH-1J汎用ヘリコプター。陸自の八戸駐屯地は海自八戸基地と隣接しています。

 

 

P-8A ポセイドン

米軍三沢基地から対潜哨戒機P-8Aが地上展示されました。米軍機が飛来するあたり同じネイビーとして国際的な交流があることを感じました。

 

 

P-8A ポセイドン

日米が運用する現役の対潜哨戒機3機種が勢ぞろいしました。式典が行われるハンガー正面に並んで配置するあたりは気の利いた演出でした。

 

 

P-1

3機の対潜哨戒機は並列ではなく一点に向かうよう角度をつけて駐機されるので、エプロンにはチョークで駐機ラインが描かれていました。

 

 

P-8A ポセイドン

対潜哨戒機の尾部に設けられたMADセンサー。米海軍のP-8AはP-3Cに比べてとても短くなっていました。

 

 

P-3C オライオン

開門直後に離陸していたP-3Cは海上でホールディングしていましたが、式典の進行タイミングを合わせて会場正面へ移動してきました。航空施設の近くながら大きな煙突があり、八戸基地のランドマークといえそうです。

 

 

P-3C オライオン

会場正面から進入してきたP-3Cは大きく右旋回し機動飛行を行いました。イベントスケジュールには書かれておらず、非公式な展示飛行といったところでしょうか。

 

 

P-3C オライオン

祝賀飛行の場合は直線的な航過飛行が行われるのですが、急な右旋回を行いました。

 

 

P-3C オライオン

フライトを見た印象として、エンジン音や機動のキレから「魅せる気満々」という積極的な雰囲気を感じました。

 

 

P-3C オライオン

この時点で360度の旋回を行い、再び逆方向の左旋回に入りましたので明らかに展示飛行だったようです。

 

 

P-3C オライオン

旋回を続けるP-3C。地上には陸上自衛隊のヘリコプター用ハンガーが見えています。

 

 

P-3C オライオン

会場正面に位置するとそのまま直線し、観客に向かって進入してきました。基地祭ではエプロン上空の飛行を避ける傾向がありますが、今回はよいアングルを見せてくれました。

 

 

P-3C オライオン

エプロン上空を通過すると同時に少し高度を上げていきました。ちょうどこの画角では背景は素晴らしい青空になりました。

 

 

P-3C オライオン

オープニングフライトを務めたP-3Cが着陸しました。離陸時とは逆に海へ向かうR/W07から降りてきました。希望としては海をバックに降りてくるシーンを期待しましたが叶わずでした。

 

 

P-3C オライオン

ランウェイから誘導路へ進入し、機体を右方向にステアリングして正面を向く瞬間にシャッターを切りました。

 

 

P-3C オライオン

背景の煙突が邪魔ではあるものの、遠征イベントの場合はこれが八戸基地のらしさでもあるので積極的に取り入れました。

 

 

いかすきんズ

八戸市の公式マスコットキャラクターのいかずきんズが記念撮影に応えていました。青、黄色、緑、ピンクの4人(4ハイ?)がいるようです。

 

 

P-1

対潜哨戒機の並びをP-1を手前にして撮影しました。P-1は八戸基地にはまだ配備されておらず、厚木基地から参加しています。

 

 

P-3C オライオン

式典が行われたハンガーには登り台が設置され、対潜哨戒機チームを撮影することができました。実際のところ撮影アングル的にはあまり効果はなかたったものの、両脇の機体がセンター寄りに内側に向けて配置されていることがわかります。

 

 

演奏会

12時15分からは大湊音楽隊による演奏会が行われました。コミカルな司会で進行され家族連れに親しみやすい演奏会でした。

 

 

P-1

演奏会が始まると対潜哨戒機の展示エリアに動きがありました。米海軍のP-8Aが三沢基地へ帰投するため、スペースを空けるようです。大きめの牽引車が出てきたところにテンションが上がりました。

 

 

P-3C オライオン

P-1と同様に牽引車で移動されるP-3C。航空機というのは小回りもきかず、主翼が長いので地上での運用も大変そうです。1機移動するのに10名くらいが関与していました。

 

 

P-3C オライオン

離陸滑走したものの減速し、離陸位置へと引き返していきました。ハイスピードタキシーではなく、離陸を途中で中止したように見えました。翌日の三沢基地航空祭ではエアバンドが持ち込み禁止のため持ってこなかったので確認はできていません。

 

 

P-3C オライオン

滑走を中止して引き返していった63号機が離陸しました。先ほどは離陸滑走を途中で中止した可能性が高くなりました。ロープ最前列は1列程度、隙間からも狙える密度でゆったりした雰囲気で撮影できます。

 

 

P-8A ポセイドン

三沢基地への帰投のため離陸準備を進めるP-8Aの背後をP-3Cが離陸していきました。

 

 

P-3C オライオン

離陸していくP-3と機体を見送る地上クルー達。彼らはこの後で救難ミッションの展示を担当します。

 

 

US-2

波高3mの悪天候でも海面の着水できる性能をもつUS-2飛行艇。機体は船底のような形状をしていますが、機首には錨までついています。むしろ飛行できる船と呼んでもいいかもしれません。

 

 

F-15J イーグル

立ち位置とは正反対の場所に配置されていたF-15にパイロットが乗り込む姿が確認できました。今からいっても間に合いそうにないと判断し、展示飛行の撮影に専念することにしました。

 

 

P-3C オライオン

99号機が着陸してきました。この機体はイベント用ではなく実際の哨戒任務に就いてたものと思われます。背景に八戸沖が見えるタイミングを意識してシャッターを切りました。

 

 

P-3C オライオン

99号機は少し変わったコースでタキシングしてきたな…と思ったらウォッシュダウンによる洗浄が行われました。思わぬシャッターチャンスにエキサイトしてしまいました。

 

 

P-3C オライオン

洋上で低空飛行を行うP-3Cには塩害により機体がダメージを追うリスクがあるため、対潜哨戒機を装備する基地にはシャワーが装備されています。

 

 

P-3C オライオン

9月に入っても残暑が続きます。八戸ではもう涼しいという思い込みで大失敗しました。帽子と日焼け止めは必須、緊急でタオルも売店で購入することになりました。秋の天候と呼ぶにはまだ早かったです。

 

 

P-3C オライオン

展示飛行では救難ミッションの様子が披露されました。要救助者の位置を特定した後、ウェポンベイからサバイバルキットの投下と行いました。

 

 

P-3C オライオン

機動飛行はオープニングフライトとほぼ同様でした。下総基地でのフライトとも似ていて海上自衛隊の雛型といえそうです。

 

 

P-8A ポセイドン

三沢基地へ向けて帰投するP-8Aが準備を終えてタキシングを開始。誘導員からはサムアップのサインが送られました。

 

 

P-8A ポセイドン

三沢基地へ向けて離陸するP-8A。八戸基地から三沢基地までの距離は15kmほどしかなく、あっという間についてしまうことでしょう。

 

 

AH-1S コブラ

P-8Aの帰投えお見送ると陸上自衛隊のコブラが展示飛行を行いました。最近はあまり姿を見ることがなくなったので久しぶりに感じました。

 

 

P-1

米海軍のP-8が去ったところで再びP-1がエプロンに戻ってきました。クルーが機体へ向かっていくところが見られました。

 

 

P-3C オライオン

展示飛行から戻ってきた72号機がシャワーを浴びます。この日は残暑により暑い日だったので見ていて清涼感がありました。

 

 

P-3C オライオン

洗浄機は噴射パターンや勢いにバリエーションがあり見ていて面白いです。自動洗車機を車内から見るのも好きですが、パイロットも同じような体験をしていることでしょう。

 

 

P-3C オライオン

シャワーを浴びてすっきりとしたP-3Cが待機エプロンへと戻っていきます。移動では観客近くの誘導路を通るので親近感が沸きます。

 

 

P-3C オライオン

バックに八戸の海が見えるお気に入りの風景です。海が見える基地としては築城基地や那覇基地が思い浮かびますが八戸基地は盲点でした。

 

 

F-15J イーグル

地上展示機として参加していた第203飛行隊のF-15Jが千歳基地へ帰投する前に機動飛行を披露します。海自の基地で空自戦闘機が機動飛行するのは珍しいのではないでしょうか。

 

 

F-15J イーグル

離陸直後にアフターバーナー焚いたまま左に捻りを入れました。見るからにやるき満々の離陸で、F-16デモチームを彷彿とさせました。

 

 

F-15J イーグル

会場左手から再度進入してきたF-15は180度の左旋回を行いました。背面にはたくさんのベイパーが発生していそうです。

 

 

F-15J イーグル

2回目の進入では翼を左右に振り、観客に挨拶を行いました。これが行われると最後だなぁ…と寂しく気持ちになります。

 

 

F-15J イーグル

会場正面でアフターバーナー全開で急上昇に入りました。主翼上面には多量のベイパーが発生し、湿度の高い夏らしいシーンとなりました。

 

 

F-15J イーグル

主翼端から長いベイパーをひいて一気に高度を上げていきます。この日は雲が多くでており、この直後に雲の中へ消えていきました。海自基地でこれだけの暴れ方をするF-15を初めてみました。

 

 

SH-60K シーホーク

海自の対潜哨戒ヘリSH-60Kが帰投準備を進めていました。同機は改修型のSH-60Lが開発されており、今後も主力ヘリの座は譲る気がなさそうです。

 

 

US-2

翌日に航空祭が開催される三沢基地へ向けてタキシングを開始したUS-2。帰りのスケジュールがあるため離陸を見送ることはできずに八戸基地を後にしました。

 

 

八食市場寿司

この日は基地祭の他にもミッションがありました。それは八食センターで旨い寿司を食べることです。八食市場寿司は回転寿司ながら鮮度のいい高級寿司が提供されます。いいお値段なのでかなり迷いましたがせっかく八戸まで来たので店内に入りましたが満足度は高かったです。特に鯖の三種食べ比べは絶品でした。短時間でさっと食べた後は八戸駅まで行く100円バスに乗り、宿泊地の青森市を目指しました。

 

 

青森駅

翌日は三沢基地航空祭が開催されます。本来は三沢市内か八戸市内のホテルに泊まりたかったのですがどこも満室、あったとしても5万円代という非現実的な料金なので仕方なく青森市のホテルを取りました。始発電車に乗れるので結局一番早いと考えたからです。

八戸駅から青森駅は青い森鉄道が走っていますが、ちょうどいい時刻の便がなく、移動時間もかかる上に座れる保障がありません。それなら千円くらい高くでも新幹線の方が便利と判断しました。明るいうちに青森駅に着くことができ早めにホテルにチェックインすることができました。明日の三沢航空祭に向けて準備を整えます!

 

 

 

スケジュール(パンフレット)


10:00〜 花電車

12:15〜 大湊音楽隊による演奏会

13:30〜 P-3C展示飛行

13:50〜 AH-1S展示飛行

14:30〜 F-15展示飛行

 

 

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