202年9月30日 航空自衛隊 百里基地
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ドイツ空軍の離日予定日ということで、早朝から多くのファンが百里基地に駆け付けました。今回は離陸時の機体右側を撮りたいと考え、基地北側のポイントで待機していました。しかし誰も想定していなかった、信じられないような垂直離陸をされてしまい無念にも願いは叶わず…。色々と想定外が重なり遺恨を残す結果になりましたがこの場に立ち会えただけでも幸せだったと思うようにしました。

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F-4EJ改 ファントム
ドイツ空軍来日の3日目は午前中に離陸することが予想されたので早朝から展開しました。日の出がとても美しく、この日はきっと良い写真が撮れると期待していました。そうこの時点では…。
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F-4EJ改 ファントム
朝焼けに染まるファントムがとても美しく、リペイントされた効果もあってつい何度もカメラを構えてしまいます。
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B737 SKY
ドイツ軍機が離陸するシーンを撮りたいと思い、基地北側のポイントへ移動しました。7時頃に到着した時点では既に多くのカメラマンで埋まっていて立ち位置を確保するのも難しいギリギリの状態でした。
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A400M アトラス
シンガポールまで明るいうちに飛行しようとすると朝早めに離陸すると思っていましたが、予想通り早い時間帯から動きがありました。まずは足が遅いプロペラ輸送機のA400Mが一足先に離陸しました。
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A400M アトラス
素晴らしい青空の中、離陸していくA400M。エアバンドを聞いているとパイロットと管制官の交信が素晴らしくまさに国際交流といった感じでした。いざという時のために、このようなコミュニケーションをとっておくことが今回の訓練の目的だったと理解できます。
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A400M アトラス
よく考えればこの機体が見られただけでもすごいことです。米軍機に慣れてしまった我々にとって今後も欧州機を目にする機会が増えていくのでしょうか。
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A400M アトラス
プロペラの後方にベイパーリングが発生していました。抜けるような青空ながら湿度は高い様子でした。
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F-2B
想定外のタイミングでジェット機の爆音が響き渡りましたが、松島基地から飛来したF-2Bがローアプローチを行いました。ユーロファイターを一目見ようとやってきたのでしょうか。ユーロファイターのサイズ感を撮影シミュレーションするのに役立ちました。
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U-125A
救難飛行隊のU-125Aが離陸しました。急に雲が出てきてしまい太陽が隠れてしまうパターンは百里基地あるあるです。
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EF-2000 ユーロファイター
ついにユーロファイターの離陸許可が下りました。しかしジェットの爆音はすれども姿は見えず…確認してみるとはるか遠くに小さな機影が。「ナニコレ?」、「信じられない」と周囲は悲鳴と落胆の声が溢れました。1機くらいは直進して飛んできてくれてもよかったのでは…と無念で仕方ありません。それにしても今まで空自機の捻りで喜んでいた我々の中の既成概念が崩れ落ちました。
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A330MRTT
3機のユーロファイターが上がった後にA330MRTTが離陸しました。本当はこの機体を撮影できただけでも嬉しいはずなのに、逃した魚(鳥)が大きかっただけに素直に喜べない複雑な心境でした。
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A330MRTT
エアバンドを聞いているとこの後で何かサービスしてくれそうな会話内容だったので期待したいところです。
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EF-2000 ユーロファイター
先に離陸していたユーロファイターがルーズなフォーメーションを組んで基地上空を通過していきました。この光景を見られただけでも救われた気持ちでした。
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EF-2000 ユーロファイター
上空を通過する特別塗装機をなんとか撮ることができました。しかしかなりトリミングをかける必要がありました。
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EF-2000 ユーロファイター
こちらのノーマル機はエアブレーキが立っていました。そう思えば着陸には使っていませんでしたね。
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A330MRTT、EF-2000 ユーロファイター
タンカーとフォーメーションを組んで再度進入してきました!これは嬉しかったのですが、予想以上に高度が低く樹が邪魔になりました。二つ目の想定外です。
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A330MRTT、EF-2000 ユーロファイター
引いた構図にしてみましたが今度は道路標識が邪魔!残念ながら今回は北側にいた人は負け組でした。
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A330MRTT、EF-2000 ユーロファイター
ちょっと間隔が広すぎて構図的に納まりが悪いのが少し残念でした。
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A330MRTT、EF-2000 ユーロファイター
色々と愚痴を書きましたが、それでもよく考えれば本当に有難いことだと思いました。まさか百里基地でユーロファイターを見ることができるとは夢のような出来事でした。平日のことなので仕事の都合や距離の問題で来ることができなかった人も多かったことと思います。
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A330MRTT、EF-2000 ユーロファイター
瞬間的に太陽の光があたり特別塗装機の色が映えました。これに刺激を受けて海外の航空ショーにも行ってみようか…という気持ちが芽生えました。
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C-1
ドイツ空軍機離日の熱が冷めぬ中、ブルーインパルス支援のため松島から飛来していたC-1輸送機が飛び立っていきました。午後はブルーインパルスが展開するという目まぐるしい1日でした。
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T-4 Blue Impulse
栃木県で開催される国体の開会式でフライトを行うため百里基地に展開したブルーインパルス。第1陣として4機編隊がオーバーヘッドで飛来しました。
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T-4 Blue Impulse
立ち位置からは距離が遠いし、逆光だし、ユーロファイター見逃しで気力も低いし…コンディションはよくありませんでした。
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F-2A
F-2は通常の訓練が行われ、すっかり日常に戻っていました。
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T-4 Blue Impulse
ブルーインパルスの第2陣が到着し、ウエストランウェイに着陸しました。フェンス横で撮影していた人は迫力ある姿が撮れたことでしょう。この日は悔しいことばかりでした。
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T-4 Blue Impulse
一番期待していた離陸シーンを逃してしまい、無念の気持ちが強かったもののよく考えればとても幸せな3日間でした。自分の趣味を理解して3日も休ませてくれた会社にも感謝です。また往復の面倒を考えて宿泊を手配してくれた妻にも感謝です。そして4000円分のクーポン券「いばらき安心割」を提供してくれた茨城県、そしてこの歴史的イベントを実現してくれた航空自衛隊とドイツ空軍にも感謝です。
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スケジュール(パンフレット)
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