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20221103

航空自衛隊
入間基地 航空祭


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2022年11月3日 航空自衛隊 入間基地航空祭

コロナ禍で中止となっていた入間基地航空祭が3年ぶりに開催されました。今年から再開した他基地に航空祭と同様に、事前申込による抽選方式が行われましたが残念ながら私は落選でした。とはいえ退役が進んでいるC-1と後継機のC-2が異機種編隊を組んで飛ぶと聞き、フライトだけであれば外周でも構わないのでR/W35エンドへと向かいました。航空祭は13時で終了するコンパクト版でしたが、これくらいがちょうどいいとも思いました。


U-680A、U-125

今回は抽選に外れてしまったため中には入れず、外策からの撮影となりました。RW35エンドに到着すると同時にタキシングの場面に遭遇してしまいました。準備不足でしたが慌ててカメラをバッグから出してセッティングし、間一髪で間に合わせることができました。

 

 

U-680A

飛行点検隊のU-680Aは配備された直後にコロナ禍になったため、今回が初の展示飛行になるのではないでしょうか。

 

 

外柵ギャラリー

例年では20万人が訪れる入間基地航空祭。今回は抽選だったので落選した人たちで溢れかえるかと心配しましたが思ったよりも少ない状況で安心しました。当たり前ですがフェンス前には既に脚立が並んでいて良い位置は既にビッシリでした。

 

 

CH-47J チヌーク

基地の中では展示飛行が始まりました。まずはチヌークの吊り下げ輸送デモからスタートしました。

 

 

CH-47J チヌーク

展示飛行の後半は機動飛行を披露しましたが、フェンスの外まで行動範囲を広げてくれました。もしかしたら抽選に漏れて外柵から見学していたファンに向けての配慮だったのかもしれません。

 

 

U-680A、U-125

8時40分頃に離陸して待機していた飛行点検隊の機体が展示飛行の出番を迎え進入してきました。今回は異機種フォーメーションが実現され、両機の大きさの違いを確認することができました。

 

 

U-680A、U-125

先頭を飛んでいる左側の機体が新しく導入されたU-680Aですが、U-125に比べて主翼面積がかなり大きいことがわかります。格納された主脚がカバーで覆われていない点は珍しいですね。

 

 

外柵ギャラリー

ドクターヘリとの調整があり、いくつかの課目はキャンセルされたようでした。ファンブレイクなど写真映えするフライトもありますが、残念ながら基地内にいる見学者からの見栄えを優先して練られています。

 

 

U-125

RW35エンド南側のフェンス際は三脚を持参したカメラマンで溢れていました。私は電車移動で三脚を持ち運ぶ元気もなく、出だしも遅かったのでベストポジションは取れませんでした。しかし撮り方は他にも色々とあります。

 

 

C-2

この光景を長い間待っていました!というのも通常の航空祭では基地の中から見ているため、タキシングの行列を撮る機会が今までありませんでした。事前訓練で撮るチャンスもありますがアクティブランウェイの方向が逆だったりと今まで撮影機会に恵まれてきませんでした。

 

 

C-2

タキシングの先頭はC-2が務め、後続のC-1がエプロンから続きます。脚立をもってきた人たちはこのシーンを狙っていたはずですが、立ち位置によって重なり具合が絶妙に異なるので正に一期一会といえます。

 

 

C-2

第402飛行隊が装備している3機種が揃ったトレールタキシングは今しか見られない期間限定の構成です。この風景に出会えただけで来た甲斐がありました。

 

 

C-2

C-2とC-1が並ぶのは機種移行期だけ見ることができる、新旧交代を象徴するシーンです。2021年から配備が始まったC-2は入間の初展示飛行となります。

 

 

C-2

タキシングの撮影を行う上でフェンスの網が障害物となります。ベストは脚立に乗って高さでクリアする方法ですが、電車での移動は大変です。超望遠レンズなら網に近づけて撮ることもできますが、若干影が残るリスクがあります。今回は腕を伸ばしてカメラをフェンスの上まで持ち上げて高さをクリアし、ファインダーでなくライブビュー画面を見ながらフレーミングを行いました。今回はライトバズーカを持っていったことも功を奏しました。

 

 

C-1

C-1は退役が進んでいて着々と機数を減らしています。SNSでは用廃棄がスクラップにされる情報もまわってきています。

 

 

C-1

後になって知りましたが、029号機(通称ONIKU)はこの日がラストフライトとなったそうです。多くの見学者に見守られて退役を迎える幸運な機体です。

 

 

C-1

滑走路にいた先頭のC-2が離陸し、C-2とU-4と絡むシーンが撮影できました。この写真が撮れたのなら抽選に落ちたことも悪いことではありません。

 

 

U-4

U-4は2機が参加しました。普段は単機でのフライトが多いので編隊飛行を見らことができる貴重なチャンスです。

 

 

T-4

第402飛行隊に続いてT-4×4機がタキシングで姿を表しました。期待していたシーンが意外と早く実現して嬉しい限りでした。

 

 

T-4

タキシングするT-4と離陸上昇中のC-1が重なりました。この組合せもこの先何度見られるかわかりません。

 

 

T-4

通称「レッドドルフィン」がリーダーを務めます。この塗装もお馴染みになりました。一時的な配備かと思っていましたがすっかり定着しています。

 

 

T-4

外柵に集まったギャラリーの声援に応えてパイロットが手を振ってくれました。このポイントは普段からコミュニケーションがとりやすい距離感があります。

 

 

外柵ギャラリー

フェンス沿いには多くの見学者が集まり、三脚の上にのって撮影を行っていました。けっこう車の往来が多い道なので転倒事故だけは絶対に避けてほしいです。

 

 

T-4

T-4×4機によるダイアモンド編隊。南側にあたるR/W35側からの進入でした。

 

 

T-4

リーダー機のレッドドルフィンが目立ちます。飛行する航空機の塗装が視認性に与える影響の大きさがよくわかります。

 

 

T-4

2回目はトレール隊形で入はしてきました。リーダー機と2番機の間隔がやや近いように見えます。

 

 

T-4

2機ずつの編隊に分かれてローパスを行いました。こちらはランディングギアを出したダーティーコンフィギュレーションです。。

 

 

T-4

続いてギアを上げてのハイスピードパスで上空を駆け抜けました。

 

 

T-4

航空祭の抽選に漏れた人たちが集まるフェンス外柵。警備にあたった埼玉県警も大変だったと思います。この状況でも路肩に車を停めて見学しようとし、警官に注意を受ける人を何人か見かけました。明らかに交通を妨げていましたがその神経が信じられませんね。

 

 

C-2、C-1

国産輸送機の世代交代が見られた異機種編隊。今回の入間基地航空祭のメインイベントと言えるでしょう。晴天で見られたのは本当によかった。

 

 

C-2、C-1

編隊飛行を見せてくれたおかげで機体サイズを比較することができました。C-2に機種移行され輸送量は格段に増えるでしょうが、機体運用も大きく変わりそうで苦労もあったのではないでしょうか。

 

 

U-4

優雅なフライトを披露することが多いU-4人員輸送機。本来ビジネスジェットだから当たり前でしょうが、激しめの機動飛行を見たことがありません。

 

 

C-1

単機で進入したC-1からはパラシュート降下が行われました。降下したのは陸自の精鋭こと習志野の第一空挺団です。両者はミッションで組むことが多く、密な連携を組んでいます。

 

 

C-1

素晴らしい青空をバックにしてC-1を撮影できたことは幸運でした。11月3日の文化の日は晴れの特異日と言われていますが今回もそのジンクスは守られました。

 

 

U-4

着陸する前にダーティー形態での編隊飛行を披露したU-4。会場内にいれば正面から迫ってくるような迫力で見えていたと思います。

 

 

C-2

C-2の進入ルートは初のファンブレイクを見ることができました。外柵であるこの位置から見ればの話ですが。

 

 

C-2

今のところC-2で敏捷性を感じるような場面は見たことがありませんが、C-1並みの機動飛行はできるのでしょうか?

 

 

C-1

ピッタリと息のあった動きで上空を旋回したC-1。駆け付けた観客に向けて挨拶するかのように、そしてその姿を焼き付けるかのようなフライトが印象的でした。

 

 

C-1

C-1のフライトもあと何年見ることができるのでしょうか。この日ラストフライトを迎えた029号機を除くと、C-1FTB、EC-1を含めて残り7機との情報がありました。

 

 

RC-2

C-2輸送機の派生である電波情報収集機RC-2の姿が見えました。この手の機体は今まで「謎の怪しい機体」と表現されてきましたが、今では公に配備を発表されるようになりました。

 

 

C-1

気合が感じられるフライトを見せてくれた029号機のピッチアップ。ラストフライトを多くの観客に見守られる幸運の機体です。

 

 

C-1

気合がみなぎって捻りすぎではないでしょうか!ここから見る分には90度以上の左バンクに見えます。

 

 

U-4

展示飛行を終えてエプロンへと向かう航空機を目の前で見ることができました。初めてのポイントでしたが想像以上に良い場所でした。

 

 

C-2

C-2のランディングは本当に静かなことに驚かされます。気が付かず知らないうちに着陸していたということも今後発生しそうです。静粛性への配慮についてはさすがメイドインジャパンの仕様だと思いました。

 

 

C-2

タキシングの待機中だったC-2と着陸したC-1。新旧機種の共演は期間限定の貴重なシャッターチャンスです。

 

 

C-2

何度も見たことはありましたが、やはり至近距離で見るとC-2の大きさに圧倒されます。

 

 

C-1

C-2を見た後は余計にC-1が小さく思えてました。戦後という時代背景の縛りから海外への展開能力を持たない機体サイズになったこともその理由のひとつです。

 

 

C-2、C-1

今回の入間基地航空祭は午前中で終了する短縮スケジュールでした。これくらいコンパクトで早く終わると帰りも楽だなと思っていました。しかし無念ながら外来機も参加していたことをすっかり忘れており帰投見送りを見逃してしまいました。SNSで見ましたがかなり楽しい離陸で楽しませてくれたようです。

 

 

 

スケジュール(パンフレット)

 
0840-  1日広報大使発表会
0905-0925 展示飛行 CH-47J
0900-0940 中部航空音楽隊演奏会
0935-0955 展示飛行 U-125、U-680A
1000-1030 警備犬訓練展示
1010-1030 展示飛行 T-4
1030-1100 基地軽音楽部
1040-1125 展示飛行 C-1、C-2、U-4
1130-1200 入間修武太鼓

 

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