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20230422

米国海軍

厚木基地

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NAF Atsugi

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2023年4月22日 米国海軍厚木基地 日米親善春祭り

岩国基地フレンドシップデーに続き、翌週には厚木基地で日米親善春祭りが開催されました。開場が11時(10時30分に前倒し)と遅かったことに加え、空港並みのセキュリティチェックが行なわれるも、2台しか用意されなかったことから基地周辺は長い待機列ができました。あまりに時間がかかることから入場を諦める人もいたようです。日本の中でアメリカを楽しむことができるということで大人気のイベントですが、飛行機ファンとしては物足りない内容というのが正直な感想で、捧げたた時間に見合わないと思うようになりました。


GoogleMap

当日の厚木基地外周には人々に絶望を感じさせる光景となりました。写真はゲート位置設定が誤っていましたが、列の最後尾に着いた12時25分の時点で約2km以上の列ができていました。駅から最後尾へ歩くだけでも30分かかることになります。特に今年は警察の誘導がなかったので、ゲートに近い信号を渡る手前でロック状態が発生。状況を知らない人はゲートが見えているので信号を渡れば入れるだろうという顔でしたが、まさかその後に2km先の最後尾を目指すことになるとは知らなかったと思うと気の毒で仕方ありませんでした。駅からタクシーに乗るのも難しく、30分以上待ちましたが結果的には早く着いたことでしょう。運賃は2000円でしたが、これが高いか安いかはその渦中にいる精神状態によります。

 

 

待機列

12時20分頃い最後尾へ辿り着きました。今回は余裕をみせて出だしが遅かったとはいえ、ここまで奥に入ってくることは今まで経験がありません。さらに厳重なセキュリティチェックが行なわれ、1時間経っても数十メートルしか進まないという情報がSNSで見られ悲壮感が漂っていました。ですが結果的には状況が共有できるSNSに支えられましたね。

 

 

メインゲート

さすがにこれは問題があると気が付き、セキュリティチェックが緩和されたようで途中からは行列の進行が少し早くなりました。結果的には列に並んでから1時間ほどで入れました。

 

 

トーイングカー

やっとの思いで入場でき、とりあえず飛行場エリアへと向かいました。大通りにはトーイングカーを配置するなどの演出もありました。

 

 

MH-60R シーホーク

残念ながらCAG-5ではフルカラー機が廃止されましたが、そんな中で私たちを楽しませてくれたのがこちら。特別塗装機が珍しい存在となったこともあって注目を集めていました。

 

 

MH-60R シーホーク

厚木基地はエプロンが狭いというわけではありませんが、ヘリ部隊は大通りに展示するのが最近のスタイルです。

 

 

ミニP-3C

海自の下総航空基地からはミニP-3Cが派遣されました。コミカルな演技で海上自衛隊の任務を説明してくれる展示は老若男女問わず人気があります。

 

 

F/A-18F スーパーホーネット

いました~、CVW-5のスーパーホーネット&グラウラーです。1週間前に岩国でお会いしていたこともあり、後ほど時間をかけて見てまわることにしました。

 

 

EC-225LP スーパーピューマⅡ

今回の地上展示の目玉はこちらではないでしょうか。陸自が運用している要人輸送機で式典イベントの際に見かける機体です。偉い人を乗せるのでこの機体が現れるとカメラマンも気持ちが高まってきます。

 

 

LR-2

陸上自衛隊が保有する唯一の固定翼機でありLR-2が地上展示に参加しました。陸自イベント以外で姿を見せるのは比較的珍しいと思います。今回のイベントで感じたのは陸自からの協力がみられましたが、空自機の参加はありませんでした。

 

 

P-3C オライオン

海上自衛隊の対潜哨戒機はP-1への移行が進み、P-3Cは機数が減りつつあるようです。

 

 

US-2

海上自衛隊が装備する救難飛行艇US-2。世界最高の技術を誇りますが生産数は伸び悩んでいるようです。開発史が漫画化されるほどのキャラクター性がありますが、競合相手はオスプレイになるそうです。

 

 

P-1

日本独自の対潜哨戒機として開発されたP-1も配備数が増え、当たり前に見られるようになりました。配備計画70機の予定に対し、2023年の時点で45機まで調達できているようです。

 

 

ミニP-1

ミニP-3があればミニP-1があってもいい。というわけでP-1の手前に地上展示でお披露目されました。将来的にはミニP-3Cの展示もリプレースされていくのでしょう。

 

 

CVW-5

岩国基地から里帰りしたCVW-5のスーパーホーネットが列線を形成して展示されました。岩国基地フレンドシップデーから1週間しか経たない短期間での再会でした。

 

 

CVW-5

嬉しいことにCVW-5のスパホ全飛行隊が飛来しました。展示方法は厚木基地名物のノーロープです。

 

 

CVW-5

最盛期にはCAG機に派手なフルカラーペイントを施してファンを楽しませてくれましたが、残念ながら今は廃止されて全機ロービジとなっています。

 

 

F/A-18E スーパーホーネット

一昨年前に劇場公開され大ヒットした「TOPGUN MAVERICK」で一般の人にも有名になったスーパーホーネット。コラボネタとかあるのかな?と楽しみにしていましたが、版権の関係もあるのかTOPGUNに関連する展示はみられませんでした。

 

 

EA-18G グラウラー

今回の展示で注目を集めていたVAQ-141シャドーホークスの展示機。コックピットには女性のキャラクターパネルが搭乗しています。米海軍でも日本のアニメ風キャラクターは人気があるようです。

 

 

EA-18G グラウラー

VAQ-141シャドーホークスは3機のグラウラーを派遣してくれました。電子戦という近代戦闘に欠かせない任務をもつグラウラーは根強い人気があります。最近は複座機の人気が高い傾向もみられます。

 

 

P-1

通常のミッションから戻ってきたP-1が着陸するシーンがありました。飛行展示のないイベントだったので実際に航空機が飛行している姿に注目が集まりました。イベントは広報や隊員募集の目的もあるはずなので、ローパスやタッチ&ゴーのひとつでも行なえばいいのに…と思います。

 

 

EA-18G グラウラー

胴体中心下にはAN/ALQ-99戦術妨害装置ポッドが装備されるため、ドロップタンクは両翼下に二つ取り付けてバランスをとっています。

 

 

EA-18G グラウラー

正面ローアングルから。こういう時はミラーレスカメラのライブビュー撮影が本当に便利です。

 

 

F/A-18E スーパーホーネット

コメントVFA-27ロイヤル名セスのスーパーホーネット。単座型でセンターにドロップタンクを一つしか装備していないのでスッキリした印象です。

 

 

EA-18G グラウラー

ノーロープは普段近づくことができない戦闘機に直接触れたり、細部を観察したりできる貴重なチャンスです。しかし機体の全体を撮影したい時には人が写り込むデメリットがあります。

 

 

EA-18G グラウラー

グラウラーの主翼端はミサイルランチャーが電子戦ポッドに変更されており、機体識別の特徴となっています。

 

 

EA-18G グラウラー

スーパーホーネットは赤いエンジンノズルカバーをしていたのに対し、グラウラーは黒いカバーで覆っていました。黒と赤の組合せがかっこいいですね。

 

 

F/A-18E スーパーホーネット

せっかくなのでやっぱり触れておきたいと思い、買ったばかりの時計と記念撮影。航空計算尺が使えるブラックチタン製の腕時計です。他の方の迷惑になるので短時間に留めておいた方が会場全体の幸福度は上がります。

 

 

F/A-18F スーパーホーネット

VFA-102ダイヤモンドバックスのNF103に描かれていた特別デザイン。1981年から2002年に運用していたF-14トムキャットが描かれていました。

 

 

F/A-18F スーパーホーネット

NF112には1961年から1981年まで運用していたF-4ファントムが描かれていました。航空自衛隊は2021年までファントムを運用していましたから物持ちの良さが伺い知れます。

 

 

CVW-5

フライバイワイヤで電子制御される最近の戦闘機はエンジンを切っているとフラップや水平尾翼は下がった状態になります。

 

 

F/A-18F スーパーホーネット

見学者の息が合っている状態ではみなさんが機体から一定距離をあけ、自然と機体撮影がしやすいようにとの配慮の輪が生まれます。

 

 

F/A-18F スーパーホーネット

複座型のスーパーホーネットを装備するVFA-102ダイヤモンドバックスの機体はボリューム感があります。ダイヤモンドがデザインされたエアインテイクカバーも風格が感じられます。

 

 

EA-18G グラウラー

CVW-5の展示機コーナーの撮影2周目。NF507はレドームの汚れが著しく、別の機体から持ってきたのかな?と思いました。

 

 

EA-18G グラウラー

コックピットに座るソフィア“モルガン”シェパード大尉はVAQ-141の正式クルーとして認められたとSNSで拝見しました。ついていけてない部分が多いですが、色々と新しい時代になっていることを感じます。

 

 

CVW-5

尾翼が揃ったところを撮りたいと思いチャンスを待っていましたが、常に人が入ってくるので結局ノーチャンスでした。機体だけを撮るなら閉店まで待つしかないかな。

 

F/A-18E スーパーホーネット

この日は素晴らしい青空だった分、逆光も厳しかったです。

 

 

E-2D アドバンスド・ホークアイ

ロービジ機ばかりになってしまったCVW-5ですが、VAWだけはフルカラーのハイビジ機を存続してくれています。

 

 

E-2D アドバンスド・ホークアイ

VAW-125タイガーテイルズのマークはトーチと炎が描かれており、前任のVAW-115リバティベルズとイメージが重なります。

 

 

C-2A グレイハウンド

空母への輸送任務を行なうグレイハウンドも8枚プロペラになり迫力が増しました。

 

 

P-1

イベントの展示機ではありませんが、滑走路を挟んだ反対側にXP-1、P-3C、P-1が駐機されていました。可能であればもう少し近くでお目にかかれたら嬉しかったです。

 

 

C-130R ハーキュリーズ

海上自衛隊のC-130Rは中古機を購入したことで話題となりました。P-1と同じカラーリングが施されて姉妹機のようです。

 

 

EC-225LP スーパーピューマⅡ

見学者が集まってくるものの少し待って機体だけを撮影するチャンスは十分に訪れました。ただ囲いのコーンが近すぎて機体と被ってしまったのが少し残念です。

 

 

US-2

船首のような顔をもつUS-2。その後ろに見えるP-1が重なる位置を探しました。

 

 

C-130R ハーキュリーズ

さすがは装備品を大切に扱う、伝統ある海上自衛隊です。中古機として購入した機体といえどもピカピカの塗装で維持されていました。

 

 

CVW-5

グッズ販売も品薄でしたが、入場するまでに時間がかかってしまったせいか、もしくは1週間前の岩国フレンドシップデーで既に売れてしまったのかもしれません。

 

 

MH-60R シーホーク

飛行場エリアにつながるメインストリートに展示された機体です。同隊は以前から日本の江戸時代にまつわる絵が見られましたが、今回はカラーの鬼が描かれていました。

 

 

F-14A トムキャット

基地の中央フィールドに展示されている有名なゲートガードのF-14。屋外保管ながら塗装状態は良好でした。米海軍のトムキャットに対する愛情が伝わってきます。

 

 

McDonald's

せっかくなのでたまには有名な基地内のマックで食事でもしてみようと思いましたが、行列の長さを見て即座にやめることにしました。その代わり基地内にあるグッズショップ「PXさんきち」さんに立ち寄ることができたのは大きな収穫でした。

 

 

A-4M スカイホーク

今回は家を出た時間が遅かったこともありますが、入場するまでに2時間を捧げておりタイムパフォーマンスを考えると年々満足度は下がってきている気がします。来年の参加は前日に飛来する地上展示機の情報を確認した上で検討するべきかと悩んでいます。

 

 

 

スケジュール(パンフレット)


■滑走路エリア

航空機展示

米軍機、海上自衛隊機の地上展示  など

■基地内イベント

ライブコンサート

飲食ブース

NAF厚木茶道クラブによる野点

米海軍・海上自衛隊グッズ販売

クラシックカー展示  など

■エンターテインメント 【フィールドエンターテインメント】

11:00~11:30 第7艦隊バンド

12:30~13:15 Aチームバンド

14:00~14:30 NAF厚木太鼓キッズ

15:30~16:15 Aチームバンド

16:45 カードローイング(米軍関係者のみ)

17:00~18:30 DJマニフェスト

■ 【フライトラインエンターテインメント】

12:30~13:00 マーキュリーウィンズ(陵北中学校)

13:30~14:15 ミニP-3Cパフォーマンス

14:30~15:00 マーキュリーウィンズ(陵北中学校)

15:30~16:15 ミニP-3Cパフォーマンス

■【海上自衛隊エンターテインメント】

12:00~12:35 ブラスバンド(大和南高等学校)

12:50~13:45 厚木・下総バンド

14:00~14:35 ブラスバンド(大和南高等学校)

15:50~16:45 厚木・下総バンド

 

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