2023年12月8日 航空自衛隊 百里基地
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空気の澄んだ12月の百里基地にアグレッサーが巡回教導で飛来したと知り、休暇をとって行ってきました。天候には恵まれましたがスケジュールとしては小松基地へ帰投するギリギリのタイミングに滑りこむ形となりました。百里基地は1週間後に航空祭を控えており事前訓練も期待したのですが残念ながらそれは行なわれませんでした。

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百里神社
渋滞に巻き込まれないように目が覚めたらできるだけ早く行動し、早朝から出発することにしました。恒例の百里神社を参拝したところ綺麗に砂利が敷き詰められていました。整備事業に協賛した身としても嬉しく思います。
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RF-4EJ ファントム
茨城空港のファントム公園に到着しました。ここにくると運転の緊張感から解放され、基地の状況を確認しながら1日の過ごし方をイメージできるとてもよいスペースです。
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F-15DJ イーグル
まだ7時30分という早い時間からアグレッサー全機がエプロンに並んでいました。注目を浴びている新塗装のデジタル迷彩の姿も確認できました。
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F-15DJ イーグル
SNSで読んだ情報では午前中ノーフライトの日もあったようでフライト数はそれほど多くなかったようです。さらにこの日は小松基地へ戻る日だと知り、ギリギリのタイミングで滑り込むことができました。休暇をもらった会社にも感謝です。
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B737-800 SKY
再び戻ってくる教導訓練ではなく小松基地へ戻ってしまう帰投となると撮影チャンスは1回しかありません。最大の悩みは風向きでした。天気予報では南西よりの風でしたが現地はほぼ無風。風がない時は基本的にRW03になるようです。またスカイマーク機はできるだけ目的に向かって最短となる方向をリクエストするのであてになりません。ここで地元の方にひとつの知識を教わりました。それは「飼料が匂ってきたら南風」ということでした。モーボが出てきてRW21方向に向かって行くのを見て確信することができました。
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ギャラリー
撮影ポイントに到着すると既に多くのカメラマンが集まっており数えてみると約100人程が集まっていました。他県ナンバーの車も見られ注目の高さが感じられました。
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F-15DJ イーグル
8時30分頃にアグレッサーの第1陣が離陸しました。RW21からの離陸は早い時間帯であれば良い光線状態で撮影することができるので有難かったです。通称ラムネが先陣を務めました。
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F-15DJ イーグル
小松基地までの移動空路は一旦洋上で出るためにレフトターンを行ないました。雲ひとつない澄んだ空気の青空をバックに背面を拝むことができました。
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んp |
F-15DJ イーグル
今回持ち出した撮影機材はZ8でしたが、もはや全幅の信頼をもって使っています。確実に被写体を捉え、成功確率が極めて高いモンスターマシンです。一生故障してほしくないと思っています。
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F-15DJ イーグル
2機目に上がったのは黒いまだら模様で塗装された092号機でした。側面から見ると塗装面積が少ないシンプルな識別塗装の機体です。
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F-15DJ イーグル
早めのタイミングでいい捻りを見せてくれました。捻りにはパイロットの個性が出るようですがタイミングとバンク角度の組合せは少し違うだけでも印象は大きく違ってくる、実はとても繊細な機動です。
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F-15DJ イーグル
アグレッサーの機体には各機それぞれ異なる識別塗装が施されますが、1色のみの塗装から3色まで織り交ぜた複雑なパターンもあります。
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F-15DJ イーグル
3機目は茶色の識別塗装をもつ097号機が上がりました。1990年代に多くみられた塗装パターンが再現されたシンプルなデザインです。レトロブームの影響でしょうか。
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F-15DJ イーグル
茶色の095号機も素晴らしい捻りを見させてもらいました。撮影された写真を振り返っても楽しいのですが、ファインダーを覗いて集中している数秒間が本当に最高です。その体験をするために遥々通ってしまうのでしょう。
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B737-800 SKY
アグレッサー第1陣が離陸した後にスカイマークの機体が目的地に向かって飛び立ちました。機内からアグレッサーを見ることができたであろう左側窓側席の人達はラッキーでしたね。
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U-125A
ほぼ毎日訓練をかかすことがない救難飛行隊のU-125A。とても見慣れた機体ですが防衛装備品の見直し対象となってしまい、順次用途廃止を進めるとの発表がありました。大変残念です。
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T-4
アグレッサー第2陣の離陸前に第3飛行隊の訓練が始まりました。まずはT-4が上がりましたがセンターに集塵ポッドを装備していました。
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T-4
ギャラリーが集まっていることは知っているはずですが、T-4も見事な捻りを披露してくれました。やはり人目があるということは何かしらのモチベーションにつながることは間違いないでしょう。
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F-2A
アグレッサーの第1陣と第2陣の間に第3飛行隊のF-2を全機上げてしまうことになったようです。8機のF-2が続けて離陸しました。
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F-2A
最初に離陸した525号機はいきなり気合の入った左捻りを見せつけてギャラリーを熱くさせました。航空祭が近いこともありますがやはり注目を浴びていることは意識していることでしょう。
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F-2A
2番手は559号機が上がりました。第3飛行隊のF-2はいつでも見られるから…と思っていましたが、この天候条件、この気合が重なってカメラを構えるこちらも熱くなってきます。
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F-2A
パイロットによって旋回のタイミングも違い、色々な表情のF-2を楽しませてもらえます。
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F-2A
5番目に上がった515機はバンクをかけたままナイフエッジのように比較的長い時間、背中を見せて飛んでくれました。さらに注目すべき点として水平尾翼の端が黒く塗られています。
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F-2A
RW21で離陸する場合、実際の見た目としてはこのような感じで見えます。超望遠レンズがいかに被写体に近寄れるかがよくわかります。
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F-2A
7番目に上がった560号機は特に捻り始めるタイミングが早く、こちらに突っ込んでくる迫力溢れるテイクオフをみせてくれました。
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F-2A
560号機は明らかにコース取りが他の機体とは違っていて、我々の頭上を通過していきました。本当に直上だったので追いかけるのが辛かったです。
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F-15DJ イーグル
アグレッサー第2陣の離陸が始まりました。聞こえてきた情報ではアグレッサーの1機にトラブルが発生しエプロンへタキシーバックしたという事でした。この時点でどの機体かはわからず、上がった機体から引き算をして特定するしかありませんでした。
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F-15DJ イーグル
まずはロシアのSu-47ベルクトを連想させる全身を黒で塗装した096号機が上がりました。この機体には2021年に小松基地でも会っていますが離陸シーンは今回初めて撮ることができました。
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F-15DJ イーグル
この黒は096(クロ)が掛けられている点もなかなか洒落が効いています。初めて主翼上面を撮影することができましたが一面真っ黒で思い切りがいいです。コーションマーク等はツギハギになっているのも面白いです。
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F-15DJ イーグル
コックピット部分を大幅にトリミングしています。大画素機カメラはトリミングしても結構鑑賞に耐えられるのが素晴らしいです。パイロットは操縦するだけでなくフライトプランなどの書類を膝の上にのせて操縦していることが見てわかります。
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F-15DJ イーグル
次に上がったのは新色の095号機でした3色のカラーと織り交ぜたデザート迷彩をイメージさせる識別塗装です。
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F-15DJ イーグル
095号機もファンの心理を抑えているかのように主翼背面をたっぷりと見せるようにバンクをとってくれました。飛行コースを太陽の向きの関係から順光で撮影できる基地は意外と多くないようです。
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F-15J イーグル
アグレッサー6機目に上がったのは第303飛行隊から借用中の通常塗装の単座機でした。これでトラブルが発生したのは話題の新色であるデジタル迷彩の機体ということが確定しました。
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F-15J イーグル
早い時間帯というのも良かったのですが冬は太陽の高度が低いことも功を奏し、機体のほぼ真横から光線があたる好条件が揃います。この週は雨が降る日もあったので雲ひとつない晴天になったのも運がよかったです。
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F-15J イーグル
戦闘機に対してこれだけ綺麗に満遍なく光線を当てるのはなかなか難しいと思います。トラブルが発生したデジタル迷彩の機体は置いて行かれることになりましたが修理に時間を要すると判断されたのでしょう。今日中に帰れるかどうかも不明でした。
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B737-800 SKY
茨城空港と各地を結ぶメインエアラインのスカイマーク機。すっかり茨城空港の顔としてお馴染みの存在となりました。
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C-130H ハーキュリーズ
デジタル迷彩の離陸はしばらくなさそうと判断し、車に戻って遅めの朝食をとりました。その間に反対側となるRW21にC-130Hが着陸するのが見えました。
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U-125
想定していなかった機体を見ることができました。飛行点検隊のU-125がアクティブランウェイの反対側RW03方向からローアプローチで進入してきました。このところU-680Aの姿しか見ていなかったのでU-125とは数年ぶりの再会となりました。
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茨城空港
アグレッサーのお見送りも一段落して集まったギャラリーも帰り始めたのを見て自分も休憩に入りました。茨城空港ビルはコンビニやフードコート、トイレ、冷暖房完備と全て揃っているので撮影拠点として本当に便利です。大きなクリスマスツリーも飾られていて気分もほっこりしました。
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RF-4EJ ファントム
広場に展示されているファントムはクラウドファンディングにより集められた費用でリペイントが行なわれました。屋外展示での保存は環境が厳しいとは聞きますがいつまでも美しい姿を残してほしいと思います。
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C-130H ハーキュリーズ
貨物を運んできたハーキュリーズが任務を終えたようで百里基地から飛び立ちました。もしかしたらトラブルをおこしたF-15を整備する部品や整備員を運んできたのかもしれない…と想像しました。
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F-2A
午前中のフライトはもうないだろうと思い、素鵞神社を参拝してひゃうくり神社の御朱印をいただきました。再び百里基地に戻るとF-2が飛んでいて予想を裏切られました。まさか航空祭訓練では?と思いましたが通常訓練でした。
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レーダー
基地の敷地内にレーダーのようなものがクルクルと回っていました。一時的な配置か、恒久的に置かれるものかはよくわかりません。
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T-4
午後からは撮影場所を基地の北側へ移動して着陸機を撮影しました。百里基地ではアプローチコース下に近づけるポイントがなく、高めの高度を通過していきます。かなり小さくしか写せないのですが高画素機の性能を活かして超トリミングをすると意外と鑑賞することができます。
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T-4
今回よく飛んでいたT-4は集塵ポッドを装備したままでした。外すのが面倒だったのか、それとも観測任務の訓練だったのでしょうか。
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T-4
この日のT-4は何度もローアプローチやタッチ&ゴーを行なっていました。集塵ポッドは比較的珍しい装備品なので機体下側から撮影しました。
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F-2A
昼前の離陸していたF-2が戻ってきました。いきなり着陸することはしないでショートファイナルからのローアプローチを行ないました。第3飛行隊は通常から高々度からのアプローチ訓練を重視しており、この機動はよく見られます。
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F-2A
着陸ではなくローアプローチなので普段よりも若干高い高度を通過しているかもしれません。また冬の太陽は低いので機体下面に光が当たっています。
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F-2A
機体下面の撮影は以前チャレンジしたことがありますが冬場の方が条件がいいですね。雪レフには敵いませんが十分ディテールまで確認することができました。
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F-2A
サークリングアプローチの機動は見ていてもスリリングで無意識に機体を追いかけてしまいます。被写体まで距離があるので600m×1.5倍でも足りませんがここで高画素撮影とトリミングが大きな武器となります。
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F-2A
昼間でも明るく輝くランディングライトの点灯が印象的だったF-2のアプローチを正面から撮影しました。
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F-2A
正確にはアプローチコースから若干ズレているので機体とは正対することができません。でも少し傾いていた方が動作も感じられていいですね。
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紅葉
11月に入っても夏日を記録するという気候変動が現実となっています。この日も上着が要らず腕めくりをして撮影に挑んでいました。それでも道端に秋を見つけることができました。いや本来ならもう冬の景色でもいいのかな。
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F-2A
北側の道路上からは着陸までの様々なシーンを見て楽しむことができますが電線が撮影の邪魔をします。
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F-2A
アプローチに集中するパイロットと機首をトリミングではなくズーミングで切り取りました。タッチ&ゴーで何度も撮影チャンスを与えてくれるのでカメラ操作の練習にも最適です。
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F-2A
2機のエレメントがオーバーヘッドでアプローチしました。リーダー機の方だけはエアブレーキを使っていたのが写真を見て気が付きました。
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F-2A
RW21への着陸は雑木林の奥へと消えていきます。午後は逆光になるのであまりよい条件とは言えません。
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F-2A
F-2のアプローチを見ていると良さそうな撮影ポイントを見つけました。かなり深いバンクをとるので面白い絵が撮れそうです。
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F-2A
このポイントに気が付いた頃には全機フルストップしてしまったので次の機会にチャレンジする楽しみができました。
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UH-60J
救難飛行隊のUH-60Jはかなり長い時間をかけて訓練を行なっていました。通常訓練以外にも航空祭展示用の機動を確認していたように見えました。
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空挺降下
上空を飛行するUH-60Jから2名が空挺降下を行ないました。これもおそらく航空祭のイベント訓練と思われます。
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C-130H ハーキュリーズ
撮影場所を北門付近に移動すると輸送任務で飛来したC-130Hが着陸しました。
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F-2A
この日3回目となる訓練にむけてF-2が離陸していきました。金曜日はフライトが少ない可能性が高いことを表す「魔金」という言葉がありますが、今日は3回もフライトがありました。アグレッサー来基と航空祭訓練により通常訓練に割ける時間が足りないのかもしれません。
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UH-60J
何度も同じ機動を繰り返していたことから航空祭での展示飛行を確認していたものと思われます。管制塔の前にはトラブルで帰投できなかったアグレッサーの機体が確認できました。格納庫に入れられたわけではないので離陸する可能性が出てきました!
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F-2A
基地内の動きに目をやるとF-2の移動が始まりました。これ以上の訓練フライトはもう飛ばす予定ないようです。
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F-15DJ イーグル
087号機を見ていると周囲に人が集まりだしました。主翼上面を歩く姿も見られたので離陸前の機体点検が行なわれているようです。おそらく離陸できる準備が整ったのでしょう。
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T-4
夕方になってもフライトを繰り返していたT-4。赤味を帯びた夕陽の光線が機体を照らします。
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F-15DJ イーグル
アグレッサーの機体が出てきました!キャノピーは閉まっていましたが、トーイングカーに牽引されての移動ではないことを確認でき思わずガッツポーズが出ました。
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F-15DJ イーグル
本来なら捻りで背面を撮りたかったのですが移動時間が厳しかったことと、逆光になる可能性が高かったのでそのまま空港広場から撮影することを選択しました。
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F-15DJ イーグル
タキシングしてから離陸するまでの時間も短かったように思いました。おそらく日没時刻が迫っていたので少しでも早く離陸したかったものと思われます。
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F-15DJ イーグル
離陸したのは15時30分頃でした。日没時刻は16時30分なのでギリギリ間に合ったという感じでしょう。白を基調とした識別塗装なので夕陽の影響を強く受けていました
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F-15DJ イーグル
デジタルカメラのメリットを活かして上の写真を加工しました。ホワイトバランスを調整して夕陽の色被りを除去してみました。
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F-15DJ イーグル
逆にたっぷりと夕陽を浴びた087号機の姿です。シチェーションを表現する情景としてはこれもいいですね。
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F-15DJ イーグル
海側に向けて左旋回をする087号機。基地南側に行けば捻りを撮れたと思いますが、西日夕焼けの逆光がどのように影響するかは全く想像できず、そこに立つ勇気はありませんでした。
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F-15DJ イーグル
デジタル迷彩(デジメ)の愛称をもつ087号機は主翼上面の識別塗装が最大の見所です。鬼トリミングを行なって何とか確認することができました。またの機会にリベンジしたいと思います。
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F-2A
2機のF-2が訓練フライトから戻ってきました。このエレメントもローアプローチやタッチ&ゴーを行なっていました。このエレメントも高々度からのファイナルアプローチやタッチ&ゴーを行なっていました。
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F-2A
真横から差し込む西日が機体下面をがっちりと照らし、ディテールを浮かびあらせてくれました。塗装ムラや汚れもよく見えて立体感が増しました。
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F-2A
シルエットなので一瞬見ただけでは機体の向きがわかりにくいですが、タッチ&ゴーを行なった直後に急角度で高度を上げていくF-2Aです。第3飛行隊は高度コントロールへの意識が高いように感じます。
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F-2A
夕陽の影響からかいつもとは違う色調で写るF-2Aが印象的でした。艶消しマットな感じで個人的にはとても気に入っています。
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F-2A
機首上げ、左捻りで加速していくF-2。ランディングギアが上がっていると高速で飛んでいる感じがしますね。
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F-2A
結局この日は航空祭用の飛行訓練はみられませんでした。1週間後には航空祭が控えていますがどのような内容になるかとても興味深いです。
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C-130H ハーキュリーズ
コンテナを積み込んでいたC-130Hが離陸していきました。087号機の帰投を見送ってアグレッサー展開関係のの荷物を積んでいたのかもしれませんね。
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F-2A
ドラッグシュートを曳いて着陸減速するF-2A。アグレッサーが撮れれば御の字と考えていましたが思いがけずF-2の良い写真が撮れて大満足の1日でした。
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素鵞神社
正午前に素鵞神社を参拝しました。今回は公には情報が出ていない救難飛行隊の御朱印を拝受しましたが、新しくF-2が描かれた特別御朱印の存在を知りました。迷うことなく頂戴することにしました。
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スケジュール(パンフレット)
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