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20231217

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2023年12月17日 航空自衛隊 百里基地 航空祭

2023年最後のイベントとなる百里基地航空祭に行ってきました。昨年よりも1週間遅く、アグレッサー展開の翌週にねじ込むという日程調整の苦労が感じられました。もともとブルーインパルスは不参加でしたが、大きな目玉となるはずだったオスプレイの地上展示と米空軍F-16デモチームは直前にキャンセルとなる波乱もありました。その他にもハプニングが多かった航空祭でしたが素晴らしい晴天と飛行展示が印象的なイベントでした。


夜明け

今回の百里基地航空祭は一切の駐車場が用意されず、全てが駅からのシャトルバス輸送でした。この日は関東バスが総力をあげて200台を投入するそうで話題となっていました。しかし実際のところこの方法では朝一番で入場することができず多いに不満を感じるところです。ですがアクセスの不便さは過熱気味の混雑を緩和する効果があるかもしれません。

 

 

折りたたみ自転車

結局のところ民間駐車場に前泊し、折りたたみ自転車で基地正門へ向かうのが正解だと思います。正門からは少し遠い駐車場ですが早朝には既に満車となってしまうので前日の深夜には入っておきたいところです。駐車料金も前泊で2,500円に値上げされていましたがシャトルバスの料金を考えれば決して高くはないのかな。ちなみに正門に近い駐車場では4,000円するそうです。さらに重要なのは自転車という機動力でファンの間ではかなり普及しています。

 

 

百里神社

早朝に百里神社です。私の他にも参拝者がいて軽く会釈を交わしました。快晴に恵まれたことを感謝しつつ、良い写真が撮れますようにと祈願しました。

 

 

F-104J スターファイター

百里基地は航空祭開始時刻にこだわらず、7時前から入場することができます。ゲートガードのF-104Jを日の出が照らすという光景も楽しめました。この先でセキュリティチェックを受けますが昨年から民間企業がチェックを請け負うようになりスムースに入場できるようになりました。

 

 

F-35A ライトニングⅡ

地上展示機の目玉となったのは三沢基地から飛来した第301飛行隊のF-35Aでした。百里基地での初展示となったことに加え、尾翼に大きなカエルマークを描いた記念塗装機だったので常に多くの観客に囲まれていました。

 

 

F-35A ライトニングⅡ

この時点では最前列にそのまま陣取って居座ることもできましたが、人気の機体の前を占有するのはさすがに気が引けます。それにしても最前列を確保して「ただ立っている」だけの人がいますが、周囲への配慮があまりにも足りないことに驚いてしまいます。

 

 

F-2A

天候偵察に向けて離陸準備を開始したF-2A。以前はT-4が任務を務めていましたが、飛行停止処措置が取られた頃から戦闘機が調査に向かう贅沢な運用になりました。

 

 

F-2A

タキシーアウトしたF-2のパイロットが観客に向けて手を振りコミュニケーションと取ってくれました。これくらいの混雑度なら頑張れば最前列が取れたかもしれませんが、一か所には留まれない性分なのでフラフラと移動します。

 

 

んp
F-2A

天候偵察に向けてF-2Aが北風にのって離陸しました。朝は雲が広がっていましたが徐々に快晴に向かう予報でした。前日には周辺住民に向けた特別公開が開催されましたが霧が発生したためフライトはキャンセルになったようです。

 

 

F-2A

天候偵察機が上がったところで地上展示機を撮影して回りました。会場中央ではF-2Aが空対空ミサイルを装備して展示されました。

 

 

F-2A

展示機の周辺にはF-2の兵装が展示されました。こちらは落下型の爆弾で映画シン・ゴジラでも登場してダメージを与えていました。

 

 

F-2A

ひと際大きな対艦ミサイルが展示されていました。F-2はまさにマルチロールファイターで対空、対地、対艦攻撃と様々な任務に対応します。

 

 

U-680A サイテーション

入間基地から飛来した飛行点検隊のU-680Aは各地の航空祭に積極的に参加しています。コックピットには同隊のマスコットキャラの姿が見られました。

 

 

E-2D アドバンスド・ホークアイ

空自が導入した最新バージョンの早期警戒機が珍しく展示されていました。とある記事ではステルス機さえも捕捉できると解説されています。

 

 

F-35A ライトニングⅡ

ちょっとラッキーな撮影場所を見つけることができ、今回の地上展示機の目玉である大きなカエルのF-35Aを右側真横から撮ることができました。

 

 

U-125A

オープニングフライトに向けてタキシングする救難飛行隊のU-125Aが目の前を通っていきました。

 

 

F-2A

航過飛行に参加するF-2Aがタキシーアウトしました。大きなカエルが見えるタイミングを意識してシャッターを切りました。三沢から百里に移動してきた第3飛行隊と、百里から三沢へ移動した第301飛行隊の共演です。

 

 

F-2A

オープニングに参加する3機のF-2が縦列でタキシングしていきます。意外と距離をあけていることがわかりますが、正面から重なるような絵が撮れたらきっと大迫力だったことでしょう。

 

 

F-2A

地上展示機エリアで最前列を確保するのは骨が折れますが、今回はC-1の後部ハッチ見学用の待機列周辺が空いていて良いポジションに立つことができました。遮るものなくF-2を追いかけることができました。

 

 

F-2A

百里基地のシンボルとも言える筑波山がバックになるタイミングを狙いました。前日に行なわれた特別公開では霧に覆われていたそうですが、嘘のように視程がよい冬晴れの1日になりました。

 

 

F-2A

百里基地名物の「くの字」誘導路を通過していく3機のF-2A。世界中を探してもこのような不便な誘導路は珍しいようです。

 

 

T-4

航過飛行に参加するT-4ではパイロットがお手振りサービスをしてくれました。この機番、個人的には思い入れがある番号です。

 

 

F-2A

筑波山をバックにRW03からフォーメーションで離陸するF-2。手前には通称「違憲山」が見えますが百里基地はなぜか色々と反対派からの嫌がらせを受けている基地ですね。

 

 

F-2A

エプロンの端に4機のF-2Aが列線を形成していました。地上展示という感じではありませんでしたが予備機としての役割があったのかもしれません。

 

 

C-1

稼働機も少なくなってきたC-1が地上展示として参加してくれました。残された飛行可能時間も限られてくる中で参加してくれたのは心配な気持ちもありますがやはり嬉しいことです。

 

 

E-2D アドバンスド・ホークアイ

航空祭では珍しい主翼を展張する展示が行なわれました。元々艦載機として誕生したE-2は艦上でのスペースを小さくするため主翼折りたたみ機能を有しています。

 

 

P-1

海上自衛隊からP-1対潜哨戒機が地上展示に参加しました。既に珍しい機種ではなくなり海自の主力機として勢力を増しています。

 

 

UH-60J

オープニングの航過飛行のトップを務めたのは救難飛行隊のUH-60Jでした。戦闘機とはスピード違うので待機中のタイミング合わせは難しいものと思います。

 

 

U-125A

UH-60Jに続いて救難飛行隊のコンビを務めるU-125Aが通過しました。監視用の大きな窓から会場内を見ている姿が確認できました。

 

 

T-4ル

救難飛行隊に続いて第3飛行隊のT-4が航過飛行を行ないました。先ほどお手振りをいただいたパイロットが操縦していると思うと身近に感じることができます。

 

 

F-2A

百里基地の主力となる第3飛行隊のF-2は3機編隊を組んで通過しました。オープニングは祝賀飛行的な意味合いで派手な機動はありませんが、晴れ渡った空がこれから行なわれるプログラムの期待を高めてくれました。

 

 

B737-800 SKY

オープニングフライトが終わったところでスカイマークの機体が目的地へ向けて離陸していきました。どうぞ旅のご安全を!

 

 

F-15J イーグル

機動飛行の展示に向けてF-15Jイーグルがタキシーアウトしました。エアブレーキを展張して観客の声援に応えます。

 

 

F-15J イーグル

機動飛行を披露してくれるのは石川県小松基地から参加した第306飛行隊の2名のパイロットです。離陸直後からやる気が伝わってくるパワフルな加速でした。

 

 

F-15J イーグル

ドッカーンと出ました!1番機は会場のテンションを一気に上げるハイレートクライムでグングンと上がっていきます。

 

 

F-15J イーグル

2番機の離陸です。最前列を陣取って撮影するのもいいですが、後方から望遠レンズで撮った方が横を狙えるという効果もあります。

 

 

F-15J イーグル

冬の乾いた空気に薄っすらとですがバーナーリングが見ることができました。後方警戒装置が追加されたアップデート改修済に機体でした。

 

 

F-15J イーグル

離陸直後にアフターバーナーで加速しつつ左捻りで旋回を行ないました。脚が地上から離れれば自由に動けるのが戦闘機が誇る機動力です。

 

 

F-15J イーグル

会場正面から進入してきました。かなりトリミングを行なっていますが結構めずらしいアングルで撮れているのではないかと思います。

 

 

F-15J イーグル

アフターバーナーを焚いた全力ターンを披露してくれました。今回参加したパイロットは小松基地航空祭でも展示飛行を担当していたそうで、航空祭での魅せ方には慣れているようです。

 

 

F-15J イーグル

背中をたっぷりとみせてくれるナイフエッジをアフターバーナーオンで披露してくれました。光線もよく当たっているので絶好のシャッターチャンスになりました。

 

 

F-15J イーグル

よく見ると左側エンジンだけアフターバーナーを使っていました。なかなか珍しいパターンだと思いますが下がっていく機首を持ち上げるには片側だけの方がいいのかもしれません。

 

 

F-15J イーグル

2番機は脚を出したダーティーコンフィギュレーションで進入し、会場上空でアフターバーナーを使って加速を開始しました。

 

 

F-15J イーグル

なにか違和感を覚えるな…とは思っていましたが、この後展示飛行は中断となりました。後で知りましたがランディングギアを出したまま加速してしまい制限速度の許容範囲を越えてしまったのではないか…との事でした。結局2番機はそのまま着陸してしまいました。

 

 

F-15J イーグル

2番機は離脱してしまいましたが1番機はそのまま展示飛行を継続したのは少し驚きでした。予行では2機が密集したファンブレイクを披露してくれる予定だったようですが残念なことに幻となってしまいました。

 

 

U-125A

基地の向こう側から黒い煙が立ち上がっていることに気付きました。下総基地の解説記念行事の時も火災による煙が目撃されていました。

 

 

UH-60J

場内のアナウンスでもこの煙が火災であることが伝えられました。展示はちょうど救難飛行隊の番でしたが、展示飛行している場合ではなく救助が必要になるのではないか…と思いました。

 

 

UH-60J

救難展示はそのまま続けられました。2本のロープからメディックが降下を行ないました。展示シナリオでは要救助者は搬送が必要と判断され、担架による吊り上げが選択されました。

 

 

UH-60J

火事の影響を受けることなく、救難展示は無事に終了しました。この後U-125Aは着陸しましたが、UH-60Jは展示飛行へと移行しました。

 

 

UH-60J

救難現場では繊細な操縦技術が求められると言われており、ほぼ毎日のように飛行訓練が行なわれています。ヘリの機動性の限界ともいえるほど、日頃の鍛錬の成果が遺憾なく発揮された素晴らしい機動飛行でした。

 

 

展示飛行紹介パネル

築城基地の第6飛行隊に所属する、飛行機マニアパイロットとして有名な”ジオス”さんが始めた、展示飛行の内容を紹介するパネル方式。撮影プランを計画するのに役立つ上、ちょっとした小ネタが面白いので人気があります。

 

 

一時預かり場

航空祭では事前に持込禁止品が告知されますが、荷物検査で見つけられた持込禁止品は一時預かりとして保管されます。航空祭の風物詩にもなりつつありますね。

 

 

F-2A

参加予定だった米軍のF-16デモチームが直前にキャンセルとなったため、F-2×4機による対地攻撃展示が午前中のトリとなりました。

 

 

F-2A

本来は2機のフォーメーションで離陸する予定だったようですが強風のためインディビジュアルに変更されました。アフターバーナーのありなしで異なる離陸方法を見せてくれたのですが、ミリタリー推力でもけっこうパワフルなので正直あまり違いがわかりませんでした。

 

 

F-2A

対地射爆撃はAGG(Air To Ground Gunnary)と呼ばれ、基本的には2機編隊によって行なわれることが多いようです。

 

 

F-2A

事前リハーサルの様子がSNSに流れてきましたが、2機がぴったりと重なる様子が素晴らしかったです。ただ会場センターからはそれを見ることはできず、立ち位置の選択に失敗してしまいました。エプロンの外、もしくは端までいかないと迫力ある重なりは撮れないようです。

 

 

F-2A

管制塔を巻くように会場を離脱していく2機のF-2。2機編隊×2による展示は待ち時間も少なくスピーディーに展開されました。

 

 

F-2A

大きくトリミングをしています。タイトな編隊を組んで上空から獲物を狙う猛禽類のような姿がとても印象的でした。

 

 

F-2A

狙っていた絵とはだいぶ違いましたが2機の重なりもなんとか見ることができました。

 

 

F-2A

2機の編隊は実際にはこれくらい離れていました。重なった瞬間を撮るためにはいかに立ち位置が重要であるかがわかります。

 

 

F-2A

会場正面から突っ込んでくる姿は意外と見る機会が少ないです。せっかくの対地射爆撃の展示なので模擬弾を装備してほしいかな…と思いました。

 

 

F-2A

ファンの心理を理解した背面披露のサービスフライト。機体表面の凹凸さえもわかるほどの良い光線状態でした。実際は囮を飛ばせて視線を集めている間にもう1機がハイスピードで駆け抜けて観客を驚かせる”スニークパス”と呼ばれるフライトの一コマです。

 

 

F-2A

迫力あるフライトを楽しませてもらいました。しかし今回の教訓はショーセンターでは平均的なシーンしか見られないということでした。

 

 

F-2A

会場を離脱していく2機のF-2。そういえば今年は有料観覧席の募集がありませんでしたが、おそらく手間の割に大した収益につながらなかったのでしょう。あくまで私見ですが千円くらいの望遠レンズ持込料を徴収し、優遇して安心して撮影できる環境を与えた方が収益性はいいと思います。前日に開催される特別公開も近隣住民だけでなく有料で入場できるようにすれば双方にとってメリットがあると思います。

 

 

F-2A

最後は4機が揃って編隊を組んでオーバーヘッドで進入してきました。かなりの強風が吹いている状況だったので編隊維持は少し難しかったようです。

 

 

F-2A

この位置からみると4機のエシュロン隊形というよりは2機編隊×2という機体間隔のように見えます。

 

 

F-2A

ここも大きなシャッターチャンスでしたが、無念にも機体が重なるシーンを撮ることには失敗しました。どのタイミングで散会するかは読むのが難しいとはいえ、立ち位置の重要性を再認識する機会となりました。

 

 

F-2A

米軍のF-16デモフライトがキャンセルになったので昼休み時間はかなり余裕ができました。今年はブルーインパルスも不参加だったので来場者も少なく、地上展示はゆっくりと撮影することができました。

 

 

T-4、F-15J

エプロンエリアの正面に配置された主要展示機の列線。展示飛行が途中でキャンセルとなったF-15Jに問題がなければよいのですが。

 

 

F-2A

展示飛行を担当する第3飛行隊のF-2も休憩中。午後からは機動飛行の予定が入っており、この5機で天候偵察、オープニング、AGG、機動飛行をこなします。

 

 

F-35A ライトニングⅡ

光線状態もよくなってきたので再度F-35Aの撮影にチャレンジ。最前列の密集度もやや緩和し、撮影熱もひと段落したようで少しは撮りやすくなりました。それでも近づくと人が多いので離れた場所から望遠レンズで撮っています。

 

 

F-35A ライトニングⅡ

展示機周辺の密集エリアに突撃しました。昼頃には既に落ち着き始めており数分ほど耐えれば良いポジションに立てるチャンスが巡ってきました。

 

 

F-35A ライトニングⅡ

なんといっても今回の注目は尾翼に描かれた大きなカエルマークです。ステルス機の塗装はかなり制限されると思われていましたが、これが許されたとすると念願の大きなオジロワシも現実味が出てきました。

 

 

F-2A

百里基地のランドマークである筑波山とF-2が並ぶ場所を探しました。さすがにF-2のあたりは観客も空いている場所もいくつかみられ撮影は容易でした。

 

 

F-35A ライトニングⅡ

空き始めてきたとはいえF-35Aの前は観客の密度は高いままでした。特に正面を撮影できるポジションは自然と待ち行列ができていました。

 

 

F-35A ライトニングⅡ

だいぶF-35の露出は増えてきてそれほど珍しいものではなくなっていますが、百里基地航空祭での展示は今回が初めてでした。第301飛行隊は数年前まで百里基地にいたので里帰りの実現は意外と遅くなりました。

 

 

雄飛園

午後に行なわれるF-2の機動飛行を基地の中から見るか、外に出て見るか…悩んだ末に外に出て撮影する事を選びました。途中で雄飛園の様子を見ることができましたがF-1の塗装色再現がちょっと微妙かな…と誰もが思ったことでしょう。

 

 

F-2A

午後は基地を後にして西側の撮影ポイントへ移動しました。轟音が響きF-2が離陸したのはわかりましたが草むらに遮られてなかなか姿は現れず…。急に出てきてもそこはさすがのZ8、素早く被写体を捕捉してくれました。

 

 

F-2A

1番機は機首をクイッっと持ち上げてハイレートクライムでグングンと上がっていきました。

 

 

F-2A

ランディングギアを出したまま360度の水平旋回を行ないました。あまり見る機会のない機動飛行ですが例年よりも工夫が感じられます。おそらく築城基地航空祭の影響を受けているのは間違いないでしょう。

 

 

F-2A

今回の機動飛行はかなり高度が低く抑えられていたようで、望遠レンズ越しに見ているとそれはもう大迫力でした。その低さを表現するため地上物を入れるように意識してみました。

 

 

F-2A

木の隙間から見えたF-2を捉えています。機動飛行は2機によって行なわれたので間延びすることなく次々とシャッターチャンスが訪れます。

 

 

F-2A

基地の西側は午後になると順光で撮れる角度が多く、基地の中から撮るよりも有利な条件で撮影することができます。

 

 

F-2A

基本的に機動飛行は航空祭を見に来た観客に向けて行なうものですが、その飛び方を見ていると外撮りで集まったカメラマンの事も意識しているように感じました。

 

 

F-2A

機動飛行を担当した2名は両方ともベテランパイロットだそうで、F-2の性能を余すところなく魅せるためドロップタンクも外して挑んだそうです。

 

 

F-2A

アナウンスの通り、今回の機動飛行ではF-2の姿をあらゆる角度から見ることができたと思います。

 

 

F-2A

旋回系の課目では光線状態と機体塗装の反射の仕方が刻々と変化する様子を楽しむことができました。

 

 

F-2A

基地内からの撮影環境は逆光気味になりますが、管制塔を巻くように飛行することで順光でも撮影できるチャンスが提供される設計になっています。これも第6飛行隊のジオスさんの考えが反映されたもので、今後の航空祭の標準形になっていくように思われます。

 

 

F-2A

機動飛行は縦構図で切り取ると無駄な空間がなくなって迫力が増す場合があります。縦長の構図はスマホの画面で見る場合にも適しています。

 

 

F-2A

機体の腹側はどちらかというと写真的には価値が低いものとされていますが1枚くらいは載せておきたいと思います、。

 

 

F-2A

完全な逆光だとこのようになります。従来の航空祭では見る側の光線状態についてはほぼ考慮されていませんでしたが、ジオスさんの登場によって展示飛行のあり方に革命が起こりました。その哲学は基地の中で見ることが最高であれば外で見る人が減り、迷惑駐車などの行為を減らせるはず…ということだそうです。

 

 

F-2A

これはすごい捻りです。ほぼ背面飛行に近いのではないでしょうか。通常の訓練で行なったらおそらく注意を受けることでしょう。

 

 

F-2A

主翼前縁を折って空気を掴み、鋭い突っ込みを見せてくれました。午前中の撮影は反省が多かったですが、午後の機動飛行は大満足です。

 

 

F-2A

今までこのような光の当たり方をしたF-2は見たことがありませんでした。天気もよかったですが機動飛行の内容も最高でしたね。

 

 

F-2A

上空から獲物を狙うように降下するF-2をこの大きさで撮れるとは!ハイレートなど上昇する姿は見る機会が多いですが、逆に降りてくるシーンはとても珍しいと思います。今回の航空祭を代表するお気に入りの1枚です。

 

 

F-2A

素晴らしかった機動飛行もいよいよ最後の課目です。2機のF-2は最後に編隊を組んで進入してきました。

 

 

F-2A

いわゆる「パッカーン」というやつですね。離陸直後に行なうと滑走路の端に立っていないと撮れませんが、会場中央で撮ることができるのでこの配慮はとても有難いです。

 

 

F-2A

一発勝負でしたが立ち位置は運がよかったと思いました。2機編隊を撮った写真ではこの日一番の出来ではないでしょうか。

 

 

F-2A

これにて2023年の飛行機撮り納めとなりました。今年は1月に行なわれたインド空軍の来日があり、アグレッサーの巡回指導にも立ち会えたので百里基地には色々とよい思いをさせてもらいました。

 

 

素鵞神社

航空祭終了後に素鵞神社を参拝し、百里神社の御朱印を拝受しました。限定で頒布されているF-2御朱印をいただくことができました。さすが航空祭当日だけあって社務所には10人ほどの待ち行列ができていました。

 

 

 

スケジュール(パンフレット)

 
08:30 航過飛行(F-2、T-4、UH-60J、U-125A)
08:30 遊覧車
09:00 機動飛行(F-15)
10:00 捜索救難(UH-60J、U-125A)
10:25 警備犬訓練展示
10:45 対地攻撃(F-2)
11:30 機動飛行(米軍機)キャンセル
12:15 霞ヶ浦高等学校・チアダンス部・吹奏楽部
13:30 機動飛行(F-2)

 

 

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