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20230414

米国海兵隊

岩国基地

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2023年4月14日   米国海兵隊 岩国基地

4年ぶりに開催される岩国基地フレンドシップデーを見学するため、前日入りしました。イベント情報が公開された直後に航空便を予約することができましたが、想像の通り航空便は満席となりました。岩国錦帯橋空港は岩国基地に隣接していてとても便利でした。かの有名な堤防ポイントまで徒歩で容易にアクセスすることができました。イベント当日は大雨の予報ですがリハーサルを見学することができました。


B737-800 ANA

4年ぶりとなる岩国基地フレンドシップデー開催が発表された直後に計画を立ててすぐに予約を入れておきました。前回は名古屋発の夜行バスツアーしか選択肢がなく、苦労したので今回は時間効率重視で1泊2日のパックを選びました。0905羽田発のANA633便に乗り込み、岩国へと向かいます。

 

 

A321 ANA

朝の時間帯は離陸ラッシュとなるため誘導路も渋滞します。乗機の離陸は4番目であると機長がアナウンスで教えてくれました。いつも通り窓際の席を指定しましたが、待機中に普段は撮れない光景を楽しむこともできました。

 

 

厚木基地

RW16Rから離陸しました。数日前には中国から大量の黄砂が飛んでくると話題になりました。確かに視程は悪いように見えましたが眼下の厚木基地に駐機しているP-1の姿は目視で確認できました。1週間後には厚木基地親善春祭りが開催される予定です。

 

 

富士山

曇りと黄砂の影響からか、地上は霞んで見えましたが富士山だけは別格でした。左側の窓側席を予約して大正解でした。

 

 

岩国錦帯橋空港アプローチ

羽田から岩国までは約100分のフライトで、南側RW02からのアプローチでした。残念ながらこの2日間は雨の予報で湿度が高く、フラップからは長いベイパーが発生していました。

 

 

A321 ANA

岩国錦帯橋空港に到着しました。滑走路から空港ターミナルへは米軍施設を通過するため機内からの撮影は禁止されています。到着した直後の待ち時間に窓の外を見るとF-16デモチームがリハーサルフライトを行なっているのが見えました。はやる気持ちを抑えつつターミナルへと向かいました。

 

 

岩国錦帯橋空港

空港の送迎デッキには見学者が集まっていました。ただカメラを構えている人はいなかったので航空機の利用者だと思われます。

 

 

FRIENDSHIP DAY

空港ロビーにはフレンドシップデーの大きな垂れ幕が掲げられており、旅行客を出迎えてくれました。これを見て気分が一気に高まりました。

 

 

岩国錦帯橋空港

当日は状況をみて3つのプランを考えていました。①リハーサルやフラインインの撮影。②錦帯橋の観光。③湯田温泉で足湯に浸かることです。F-16のリハーサルが確認できたのでプラン①を実行。有名な堤防ポイントへ向かうことにしましたがよくわからないので先ずは歩いてみることにしました。

 

 

堤防ポイント

空港から徒歩で向かう人の姿が見られたので安心できました。地図でみると近くに見えますが徒歩では20分ほどかかりました。見てみると既に多くのカメラマンが集まっていて少し躊躇を覚えます。特に岩国基地は撮影ポイントがここ1か所しかないので高密度になるのは仕方ないようです。

 

 

A321 ANA

最深部まで接近するのは勇気が必要でしたが、ダメ元で歩いてみたところ意外とスペースはありました。

 

 

F-35B ライトニングⅡ

駐機しているF-35の姿を見ることができました。三沢基地が見えない場所に掩体をつくって運用しているのに対し、海兵隊はオープンエアーなのかと驚きましたが、この屋根のおかげで偵察衛星から隠すことが出来るでしょう。

 

 

F-35B ライトニングⅡ

午後になるとF-35Bが出てきました。これは本当に嬉しくて昼食を食べ損ねたことなど全く気になりませんでした。

 

 

F-35B ライトニングⅡ

F-35Bのデモフライトは機体性能の特徴を活かし、短距離離陸から始まりました。岩国基地以外ではあまり見られない機動だけに興味深いものでした。

 

 

F-35B ライトニングⅡ

外柵まで来ることなく、右旋回して基地から離脱していきます。通常の戦闘機は速度を上げることで短距離離陸は可能ですが、低速で離陸していくのが見慣れない機動でした。

 

 

F-35B ライトニングⅡ

長いベイパーを曳いて旋回するF-35B。コンピュータ制御により従来ではできなかった複雑な機動が制御できるようになり、ベイパーが発生しやすいと言われています。

 

 

F-35B ライトニングⅡ

ほぼ頭上を通過していきましたが迫力がありました。上面とは違って下から見るとかなり複雑な曲線で構成されていることがわかります。

 

 

F-35B ライトニングⅡ

今回デモフライトを担当したのはVMFA-121 "Green Knights"でした。。

 

 

ギャラリー

堤防ポイントに集まったカメラマン達です。リハーサル日も警察は交通規制を行なっており、車で乗り入れることはできませんでした。しかし通常は狭い道なので駐車トラブルも多いと聞きます。空港駐車場に停めて徒歩か自転車で来るべきでしょうね。

 

 

F-35B ライトニングⅡ

F-35Bの目玉であるホバリングのデモンストレーション。空中で360度の転回をする驚愕の機動を見せてくれますの。

 

 

EXTRA330SC

エアロバティックパイロットの第一人者である室谷義秀氏によるリハーサルが行なわれました。スモークオンで離陸直後に背面飛行に入るという、息もつかせぬ演技構成です。

 

 

EXTRA330SC

エアロバティックの世界ではスポンサー獲得も重要な仕事ですが、なんと自動車のLEXUSの看板を背負って飛ぶとは大変面白いです。

 

 

MV-22 オスプレイ

海兵隊のオスプレイが出てきました。エアショー当日と同じスケジュールでリハーサルが行なわれているとすると、午後からも見所が多そうです。

 

 

MV-22 オスプレイ

海兵隊の展示は作戦シナリオに沿って見せるという趣向が凝らされています。陸上自衛隊でよく使われる展示方法と同じですね。

 

 

MV-22 オスプレイ

回転翼機と固定翼機のハイブリッドであるオスプレイが離陸します。以前に比べるとオスプレイへの反対活動もおとなしくなってきた感がありますね。

 

 

MV-22 オスプレイ

堤防ポイントに集まったカメラマンが一斉にレンズを向けます。パンフではMAGTFと書かれていましたが、Marine air-ground task forceの頭文字をとったものだそうです。

 

 

MV-22 オスプレイ

回転翼機モードから固定翼機モードへの転換がスムースに行なわれます。横田基地でもデモフライトが見られるので、この先進的な技術もそれほど珍しいものではなくなってきました。

 

 

MV-22 オスプレイ

オスプレイが固定翼機モードで上空を通過していきました。ローターが大きいので格好よさという点ではやや難ありでしょうか。

 

 

MV-22 オスプレイ

離陸すると右旋回して基地から離れていきました。一旦観客の視界から姿を消し、シナリオでの出番を待つために待機します。

 

 

MV-22 オスプレイ

岩国基地は半分が海に面しており、周辺には島々が点在しています。きっと晴れていれば美しい風景が見られたことでしょう。とても残念です

 

 

F-18C,D ホーネット

続いて2機のホーネットがフォーメーションを組んで離陸しました。湿気と陽炎でメラメラですが、主翼端から発生したベイパーはいい感じでした。

 

 

F-18C,D ホーネット

脚立がなくても堤防の上にのればフェンスがクリアできるかもしれません。危険性を確認してみましたが築城基地と違い、すぐ下が海というわけではありませんでした。

 

 

F-18C,D ホーネット

海兵隊のホーネットは旧式のレガシーホーネットを使用しています。展示飛行では単座のC型と複座のD型が参加しています。

 

 

F-18C,D ホーネット

超望遠レンズの圧縮効果によりタイトなフォーメーションに見えます。担当はVMFA-115 "Silver Eagles"でした。

 

 

F-18D ホーネット

生憎の天候でしたが高湿度の恩恵もありました。高速でパスするD型の後方に派手なベイパーが発生しました。スピードを表現する最高の演出です。胴体下に描かれたフォールスキャノピーもいいですね。

 

 

F-18C ホーネット

後続するC型からもまとわりつくようなベイパーが発生しました。音速を越える時に聞こえる衝撃波のような音も聞こえてきました。

 

F-18C ホーネット

高速で通過後、高度を上げてほぼ背面に!まるで「TOPGUN MAVERICK」で見たあのシーンを彷彿とさせます。

 

 

対地攻撃

岩国基地のデモでは対地射爆撃の演出として実際に爆発をおこします。アメリカンスタイルのエアショーでよく用いられる演出です。

 

 

MV-22 オスプレイ

姿を隠していた2機のオスプレイは基地へ戻って着陸し、兵士を降ろします。色々と話題になるオスプレイですがその本質は輸送機です。

 

 

MV-22 オスプレイ

兵士を降ろしたオスプレイは再び離陸して離脱していきます。このあたりのシナリオは習志野演習場の降下訓練始めでも見慣れているので馴染みがあります。

 

 

MV-22 オスプレイ

2機のオスプレイが編隊を組んで目の前を通過していきます。固定翼機としては従来機とは桁違いに大きなプロペラが印象的です。

 

 

MV-22 オスプレイ

通過していったオスプレイの後方からの眺めは意外とシンプルなシルエットでした。

 

 

MV-22 オスプレイ

繰り返しになりますが晴れていたら美しい島の風景が見られたことでしょう。

 

 

F-18C,D ホーネット

2機のホーネットがタイトな編隊を組んで頭上をパスしていきます。カメラを向けて追いかけていると、次の瞬間驚かされることになります。

 

 

MAGTFデモ

基地内では空爆による爆発の演出により黒い煙が立ち上がっていました。数日前には北海道でJアラートが発せられたこともあり、やや複雑な気持ちで見ていました。

 

 

MV-22 オスプレイ

展示飛行を終えたオスプレイが着陸します。長い滑走路を必要とせず、固定翼機としての速度を航続距離を誇る同機は敵にとって大きな脅威になることでしょう。

 

 

F-18C ホーネット

単座型ホーネットがオーバーヘッドで進入し、旋回して着陸体制へと入ります。スーパーホーネットに比べてシルエットが細いレガシーホーネットの特徴がよくわかります。

 

 

F-18D ホーネット

有刺鉄線が少し邪魔になりますが、通常の日であれば堤防の上に立つことでクリアできるように思います。

 

 

F-18C ホーネット

レガシーホーネットを運用している海兵隊ですが、F-35への切り替えにより年内には引退してしまうそうです。これが最後の撮影になるのかもしれません。

 

 

F-16CJ ファイティングファルコン

三沢基地から参加したF-16デモチームがリハーサルを開始しました。私が岩国空港へ到着した時も飛んでいたので、この日2回目のフライトだったものと思います。

 

 

F-16CJ ファイティングファルコン

短距離で離陸した直後に右旋回し、高度を上げていきます。地上を離れるとすぐに戦闘モードに入るのはさすが米軍という感じです。

 

 

F-16CJ ファイティングファルコン

雨が降りだしそうな曇天は決して望ましいとは言えませんが、バーナーリングが強調されるというメリットもあります。

 

 

F-16CJ ファイティングファルコン

主翼の付け根から発生するベイパーが空気の流れを可視化してくれます。

 

 

F-16CJ ファイティングファルコン

低速度性能を披露した後、推力を上げていくと主翼がしなっている状態でした。ベイパーが派手に発生し、固定翼機は空気の流れにより揚力を得て飛行していることが目でみて理解できます。

 

 

F-16CJ ファイティングファルコン

2週間前に三沢基地で新任パイロットの訓練風景を見る機会に恵まれましたが、低高度、スピード、キレのベルが違いました。F-16デモチームはこのあと雨が降る中で更にリハーサルを重ねていました。

 

 

UC-35D サイテーション

海兵隊のサイテーションが離陸しました。これはフレンドシップデーの展示飛行ではなく通常の任務によるものです。この直後に雨が降りだし、明日のイベント本番もあるので無理はせず撤収することにしました。

 

 

錦帯橋

少し時間の余裕があったのでプランBとして考えていた錦帯橋へ足を伸ばしました。ジェット音が聞こえたので周囲に目をやると何度かブルーインパルスの姿を見ることができました。

 

 

新岩国駅

岩国市内のホテルは予約が取れなかったので新幹線で隣駅の徳山に宿泊することにしました。バスにのって新岩国駅に来たものの、新幹線は1時間に1本でコンビニ以外に店もありませんでした。1時間ほど待ち時間ができてしまいましたが、それでも在来線を使うよりはるかに早く徳山で着くことができ、運賃も自由席であれば300円高いだけ済みました。

 

 

山陽新幹線

東海道新幹線はよく利用しますが山陽新幹線の車両はあまり見ないので新鮮に感じました。。

 

 

山陽新幹線

山陽新幹線の自由席は2+2の配列かつ厚みのある座席で快適でした。たった15分の移動だったのが残念ですね。夜は徳山のホテルに宿泊し、カメラのバッテリーの充電など明日への準備を整えました。

 

 

 

スケジュール(パンフレット)

 

 

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