たびパパ 趣味の飛行機ページ 航空イベント 訪問記録



20230331

米国空軍

三沢基地


JASDF

Misawa AirBase

RJSM

→Home      →横長写真館      →イベント訪問記      →ダイキャスト      →LINK  

←BACK    TOP   [↑ 2023]    NEXT→


2023年3月31日 米国空軍 三沢基地

八戸~青森市へ1泊2日の出張が入り、2日目は朝9時の客先訪問で終わる余裕のあるスケジュールでした。年度末なので三沢のF-35も飛ばないか…と諦めつつも情報を探しているとF-16デモチームの訓練予定が事前通知されていました。ビジネスリュックにライトバズーカを入れた初の出張です。


A-FACTORY

出張の宿泊地となった青森市内。昭和の歌謡曲「津軽海峡冬景色」で有名な青森駅の近くには吊り橋や物産センターなどのランドマークが多くあります。時間に余裕のある出張は会社からのご褒美ですね。夜は念願の「味の札幌大西」さんで味噌カレー牛乳ラーメンを食べ、翌日の仕事に備えます。

 

 

青い森鉄道

取引先とのアポイントは朝9時と早めでしたが30分で終わりました。バスの本数が少なくて逃すと1時間のロスになるところでしたが無事に乗車でき、余裕をもって青森駅から三沢駅へ12時頃到着しました。しかしこの時間は空港までのバスがありません。タクシーもいなかったので電話で送迎を依頼しました。備忘のためタクシー運賃は約2,000円でした。

 

 

送迎デッキ

三沢空港の送迎デッキは有料で1回通過する毎に100円かかります。この日は3時間ほど滞在しましたが、休憩のため1回移動したので合わせて200円でした。利用状況を見ていると旅行や送迎とみられる家族連れの利用も多くそれなりの収益になりそうです。

 

 

送迎デッキ

とりあえずは基地内が見渡せて安全に撮影できる送迎デッキから撮影することにしました。ここに来たのは実に30年ぶりで感慨深いものがありました。出張で来たのでスーツを着たいかにも仕事中という姿でしたが、ビジネスリュックの中からはオーバーホールから戻ってきたD500と超望遠レンズを取り出します。今回は距離が必要と考え100-400mmのライトバズーカを選択しました。

 

 

E170 J-AIR

三沢空港は米軍と航空自衛隊、及び民間エアラインが利用する官民共用飛行場です。ただし民間機のエプロンにはタキシーウェイの途中にレール式のガードが設けら肩身の狭い思いをしています。30年に来た時はJAS(JAPAN AIRSYSTEM)に乗ってきましたが、現在はJ-AIRが就航しています。

 

 

UC-12W

米軍のC-12が出てきました。この日の使用滑走路はRW28で滑走路へ進入するタキシングが撮れる風向きでした。

 

 

ATR-42-600 NTH

北海道エアシステムはおそらく初めて目にするエアラインでした。三沢以外では北海道内の空港を結ぶローカルなエアラインです。

 

 

F-16DJ ファイティングファルコン

事前予告の通り12時48分頃にF-16が出てきました!デモフライトの技術を磨くため複座型を使って訓練を行ないます。移動は意外とギリギリの連続でしたが間に合ってよかったです。

 

 

F-16DJ ファイティングファルコン

送迎デッキからの撮影はかなり距離があり、正直厳しいと思いました。ショーセンターから離れている上にF-16の機体サイズが小さいこともあります。

 

 

F-16DJ ファイティングファルコン

訓練での高度はかなり高くて機体は豆粒くらいにしか見えませんでした。撮影には不向きで、直接目で追いかける方が楽しめる内容だったと思います。

 

 

F-16DJ ファイティングファルコン

習熟訓練を終えて着陸するデモチームのF-16。かなり距離があるのでAPS+400mmのライトバズーカを持ってきてよかったです。トリミングを使えばなんとか見られる写真になります

 

 

F-16DJ ファイティングファルコン

この林の向こう側には青森県立三沢航空科学館があります。徒歩で行くには距離もあり移動は難しいです。4月になればレンタル自転車を借りることができるのですが、3月末日だったのでギリギリ利用できませんでした。

 

 

F-16DJ ファイティングファルコン

航空自衛隊のCH-47Jが駐機していますが周囲に人影はありません。しばらく飛行する予定もなさそうです。空港送迎デッキからの撮影は特に禁止されておらず見学することができますが、三沢航空科学館側からは基地側の撮影jは禁止されています。

 

 

F-16CJ ファイティングファルコン

デモチームの訓練が終わると同時に姿を現したアメリカ空軍のF-16。通常訓練も見ることができて本当に来てよかった。

 

 

F-16CJ ファイティングファルコン

航空自衛隊は3月の年度末になると飛行しないことが多いと言われています。実際この日もF-35を始め空自機が動く気配は見られませんでした。

 

 

F-16CJ ファイティングファルコン

垂直尾翼の端が赤く塗られているのが第13戦闘飛行隊、黄色が第14戦闘飛行隊です。別々の飛行隊に所属する機体が重なってくれました。

 

 

F-16CJ ファイティングファルコン

米軍のF-16戦闘機は1987年から三沢基地に駐留し、長期間に渡って三沢基地の顔となっています。以前は尾翼にMJ(Misawa Japan)のレターを書いていましたが、現在はWild Weaselを意味するWWとなっています。

 

 

F-16CJ ファイティングファルコン

単座型と複座型がホールドしてくれました。映画「TOPGUN MAVERICK」が大ヒットしたことで複座機の人気が高まっているようです。

 

 

F-16DJ ファイティングファルコン

米軍機は滑走路に進入すると止まらずすぐに離陸滑走を開始するローリングテイクオフが基本のようです。いかにも実戦を重視する米軍らしい運用だと思いました。せっかくの複座機でしたが後席には誰も搭乗していません。

 

 

E-170 J-AIR

伊丹空港からUSJ特別塗装機が飛来しました。青森-大阪くらいの距離になると新幹線よりも航空機の方がメリットを感じやすいと思います。

 

 

E-170 J-AIR

三沢空港では伊丹便の他に羽田、函館への路線を結んでいます。青森県内という意味では青森空港の方がメインで、三沢はサブ空港という位置づけだと思います。

 

 

F-16CJ ファイティングファルコン

途中で仕事の電話が入り対応をしている間にまた1機が離陸するのを撮り逃してしまいました。それでもまだ3機がホールドしていて実に贅沢で満足感がありました。

 

 

F-16CJ ファイティングファルコン

訓練から戻ってきたF-16が上空を通過します。下から見上げると装備品も多めで4発の空対空ミサイルを装備していました。

 

 

F-16CJ ファイティングファルコン

送迎デッキから滑走路までの距離は遠く、100-400mmを持っていてよかったと思いました。ライトバズーカと呼ばれるジャンルの超望遠レンズは軽量でビジネスリュックに忍ばせても全く苦になりませんでした。

 

 

F-16CJ ファイティングファルコン

離陸許可を待ちホールド中の3機をバックにアプローチするF-16を絡めることができました。今回のお気に入りのシーンです。

 

 

F-16CJ ファイティングファルコン

期待以上に多くのフライトを見ることができ、昼食をとる暇もないほどで嬉しい悲鳴でした。

 

 

F-16CJ ファイティングファルコン

周辺に撮影ポイントが少ない三沢基地。送迎デッキ以外では滑走路両エンドくらいしかないと言われています。隣接する航空科学館からは撮影NGとされていますが、米軍基地という特性につきカメラは向けない方がよいでしょう。

 

 

F-16CJ ファイティングファルコン

米軍機の訓練は2~4機の少ない機数構成で、高頻度に訓練に飛び立つようです。時間を区切って飛行隊ごとに訓練をする空自とはスタイルが違うと思いました。航空自衛隊といえば今度は-35Aにも会いたいなと思いました。

 

 

F-16CJ ファイティングファルコン

オーバーヘッドで進入したF-16が頭上で旋回し、胴体下の装備品を見せてくれました。単発小型の機体ながら携行できる装備品も豊富でコスパのよいF-16は世界中で採用されるベストセラー戦闘機です

 

 

F-16DJ ファイティングファルコン

エマージェンシーランディングが発生しました。明らかに通常とは異なる位置関係を保ちながらアプローチしてきました。

 

 

F-16DJ ファイティングファルコン

緊急着陸を行うF-16複座機が僚機に見守られながらアプローチを行ないます。エアバンドを聴いてきると緊張感が伝わってきます。

 

 

F-16DJ ファイティングファルコン

フォーメーションとは違い、2機の位置関係は刻々と変わっていくのが興味深いです。

 

 

F-16DJ ファイティングファルコン

撮影する側からすると2機の間隔が開いているのでフレーミングとフォーカシングが大変です。

 

 

F-16DJ ファイティングファルコン

この機体は無事に一発で着陸を成功させました。この間、ホールドを強いられた3機はかなり長い時間を待たされることになりました。

 

 

F-16CJ ファイティングファルコン

訓練に向かっていたF-16が続々と戻ってきました。こちらは楽しんでいる時でも仕事の連絡を入れてくる人はいるもので…。フレックスで退社済とはいえやはり落ちつきません。

 

 

F-16CJ ファイティングファルコン

かなり待たされていた3機に離陸許可が下りました。こうやって見学していると三沢基地の管制官も忙しそうだと思いました。

 

 

F-16CJ ファイティングファルコン

三沢空港での滞在可能時間は約4時間ありました。もしかしたらアプローチコースの下まで移動して撮影しても楽しめたかもしれません。

 

 

F-16CJ ファイティングファルコン

送迎デッキに集まったカメラマンは約10名前後でした。さすがにスーツ姿で一眼レフと超望遠レンズを構えているのは私ひとりでした。

 

 

C-40

アメリカ海軍のC-40輸送機が降りてきました。国籍マークなどもないので機体の特定が難しいと思っていましたが、Googleの画像検索を使えば簡単に情報にたどり着くので驚きました。

 

 

F-16DJ ファイティングファルコン

F-16デモチームが15時からの2回目の訓練飛行に向けて離陸を開始しました。手前にいる自動車が加速競争を行うように見えて気に入っている1枚です。

 

 

F-16DJ ファイティングファルコン

今回の訓練は新操縦者養成訓練が目的です。2週間後に開催される岩国フレンドシップデーにも参加予定ですが、後任パイロットはまだ展示飛行できる段階ではなさそうでした。

 

 

F-16DJ ファイティングファルコン

15時からの訓練も高度は高めでした。エアショーレベルの低高度における機動飛行をすることは本当に大変なことなんだなと再認識しました。これはフライトシミュレータを体験しているといかに怖いことか理解できます。

 

 

F-16DJ ファイティングファルコン

背面が拝めるデディケーションパスは絶好のシャッターチャンスながら、高度が高く緩やかな機動でした。

 

 

E-170 J-AIR

定刻から20分遅れで到着したJ-AIRの機体が、出発の準備を終えてお手振りで見送られました。

 

 

F-16DJ ファイティングファルコン

飛行訓練を終えて着陸するF-16デモチーム。後席に乗っているのは現デモパイロットであるシリウス少佐ではないでしょうか。

 

 

F-16DJ ファイティングファルコン

J-AIR機内の右側窓からはF-16が見られたことでしょう。よい土産話ができましたね。

 

 

東北新幹線

今回の目的だったF-16デモチームの訓練を見届け、八戸駅へ到着。1812発のはやぶさ42号を予約しており、お土産を見るため早めに来たものの売店は棚卸のため16時30分で閉店していました。年度末は特に気をつけなくてはいけませんね。

 

 

御翔印 三沢空港

今回の出張はタイミングもよく、3月末まで行なわれていた青森おでかけクーポンの恩恵を利用できました。宿泊代が安くなりワンランク上のホテルに泊まれたのに加えて、平日2,000円分のクーポン券がもらえました。美味しいお寿司でも食べようかと考えましたが、ちょうどいい記念品を見つけました。JALが展開している御翔印は全国27の空港で販売されています。専用の御翔印帳がちょうど2,000円だったのでこれに使うことにしました。出張は結局赤字にはなるものの、これだけ楽しませてもらえる今の仕事は自分に合っていて本当にありがたいと思います。

 

 

 

スケジュール(パンフレット)


基地訓練情報
配信日時:2023/03/24 16:28
件名:米軍によるデモフライト訓練について
米軍F-16によるデモフライト訓練が予想されています。
日時
3月28日(火)、29日(水)、30日(木)
いずれも12時35分~13時00分、②15時05分~15時30分
3月31日(金)
①12時50分~13時15分、②15時15分~15時40分
目的:新操縦者養成訓練
その他:天候等の理由により変更される場合があります。


 

←BACK    TOP    [↑2023]    NEXT→