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20231021

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2023年10月21日 海上自衛隊 下総航空基地
                 開設64周年記念行事

下総基地の開設記念行事が行なわれました。仕事の都合で見学をあきらめていましたが、T-5の展示飛行が午前と午後の2回行なわれるとの発表があり午後からの参加にも行く価値を見出すことができました。仕事の方も早めに終わったので13時頃に基地内へ入ることができました。T-5の展示飛行はエプロン頭上を駆け抜ける、迫力ある素晴らしいフライトで短時間ながらも満足度の高いイベントとなりました。


海上自衛隊 下総航空基地

この日は仕事が入っていたので下総基地のイベントは諦めていたのですが、晴れの場合は10時30分に終了するというラッキーな現場でした。仕事はスムースに終わり13時頃には下総基地へ入ることができました。数年ぶりに来ましたが年季の入ったハンガーがとても印象に残りました。

 

 

海上自衛隊 下総航空基地

エプロン地区に入ると展示機が見当たらず、自分の目を疑ってしまいました。記念行事は隊員の負荷も大きく、年々縮小されているのは感じていましたがまさかここまでとは…。しかしよくみるとエプロンは工事中でした。このような風景はなかなか目にすることができません。

 

 

TC-90

最初に展示機として見つけることができたのはTC-90 だけでした。なぜかこの機体だけはポツンと離れた場所に配置されており寂しそうでした。

 

 

P-3C自転車

ハンガーのイベント会場に展示されていたP-3C自転車。翌日には解体されるとの事でした。

 

 

海上自衛隊 下総航空基地

激込みの空自航空祭に比べると、関東にある基地とは思えないほどの解放感があります。十分なスペースがあり殺伐とした場所取りも必要ありません。

 

 

P-3C オライオン

格納庫内で翼を休めていた地元の第203教育航空隊所属P-3C。立入禁止の規制線があったので展示機ではありませんが扉は開けられていてハンガー内部を見ることができました。

 

 

ミニP

知名度もあがり他基地のイベントにも遠征するようになったミニP-3Cチーム。コミカルながらも練度の高い演技と練られた展示内容で人気があります。

 

 

P-1

下総基地への飛来頻度が増えているP-1は新しいハンガーで展示されました。数年後には下総基地にも配備予定だそうです。年季の入ったハンガーとは対照的で近代的な印象を受けました。

 

 

んp
US-2

海上自衛隊が運用する水陸両用の飛空艇US-2が地上展示に参加しました。派遣されたのは最も古い01号機でした。白地に赤のテストカラー時代の姿を見ることができなかったのが残念です。

 

 

C-130R ハーキュリーズ

海自のハーキュリーズは厚木基地の春祭りでは見たことがありますが飛行している姿を見たことがありませんでした。地上展示機として飛来しているので帰投時の離陸が期待できます。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

今回の目玉は小月基地から飛来したT-5練習機でしょう。教官パイロットで構成されるアクロバットチーム「ホワイトアローズ」は少し前にテレビ番組でも取り上げられていました。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

ホワイトアローズは本来4機で構成されていますが今回参加したのは2機のみでした。ブルーインパルスと違いアクロバット専門のチームではないので機体運用などいつでもフルに活動できるというわけではないのかもしれません。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

展示していた位置から離陸準備のため移動されるT-5。機体重量は1,120kgですが人力で移動することができるようです。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

フライト開始の時刻が近づくにつれて離陸前点検が入念に行なわれます。エンジンカウルを開ける場面も多く見ることができました。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

タキシーウェイの関係か、それともエンジン音による騒音を軽減するためか。観客からは遠ざけるように移動されました。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

航空機と観客の位置関係はこのような状態でした。正面から眺めることができる良い立ち位置も難なく確保することができました。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

エンジンを始動し点検を終えていよいよタキシーアウト。プロペラ機を撮影する場合はシャッタースピードの設定が大切ですが、機種毎に回転速度は違うと思うので経験とノウハウが必要かも。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

マーシャラーがサムアップでT-5を送り出します。安全にかつエキサイティングなフライトを!。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

誘導の脇には草が生い茂り、機体を隠してしまうほどでした。機体運用には問題ないでしょうが撮影には支障が…。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

RW01へと向けてタキシングするT-5を真横から撮影できました。スライド型のキャノピーを開けた状態で観客に向けて手を振ってくれました。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

海自の初等練習機T-5は操縦席が左右に配置されたサイド・バイ・サイド型式のコックピットが珍しいです。後席もあり4人が搭乗することができます。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

北風にのってフォーメーションテイクオフ。方向的にはRW01からの離陸の方が有難いので期待通りでした。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

離陸して脚を格納していますが高度を低く抑えたまま維持しています。魅せる気満々という雰囲気が伝わってきます。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

2機が接近して見える確度がやってきました。いや実際に離陸直後に機体間隔を縮めているのかもしれません。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

離陸後は編隊を組んだまま左旋回をし、観客の視界から外れることなく見せ場を作ってくれます。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

ジェット機のアクロとは違って旋回半径は小さく、高度も低いことに衝撃を受けました。エプロンの上を通過するのは驚きで本当に手が届きそうでした。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

この日は青空も出ていましたが厚めの雲もあり、見る方向によって色々な表情をみせる天候条件でした。青空バックでの白い機体は鮮やかに映えると思いますが黒い雲をバックにする姿も迫力が増して悪くありません。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

0.1秒単位で刻々と機体位置が変わりますが、どのショットも魅力的で選ぶのが困難という嬉しい悲鳴。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

基地の敷地上空を出ることなく続けられるT-5の編隊飛行。近隣に住んでいる人からは全くフライトに気付かなかったという話を聞きました。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

2回目の旋回。観客からどのように見えるかを意識し、見栄えを研究していることがよくわかります。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

主翼の端で繋がっているように見える一体感が面白い1枚が撮れました。数年前に見た時よりも”攻めている”感じを受けました。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

近い!そして機体が大きく写って無駄な空間がない。ファインダーを覗いていてとても楽しくなる被写体です。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

前半の編隊飛行を解いてソロの機動飛行へと移行します。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

ソロに別れた機体は一旦基地の外側へ距離をとった後、南側から進入してきました。ランディングギアを出した状態でのローアプローチ。ランウェイエンドでないと撮れないと思っていた構図を実現してくれました。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

進入コースは良い意味で常識を外れていました。滑走路上空ではなく、エプロンの真ん中を通るコース取りに場内はざわめきました。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

まさか頭上を通過していくとは…想定外の出来事でした。これは空自航空祭では味わえない名物になりえるかもしれませんね。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

ローパスは低速で行なわれるのでT-5の機体下面をたっぷりと見ることができました。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

パイロットは1機に2名が搭乗し、計4名が参加しています。海上自衛隊の公式サイトでは8名のパイロットが所属しているとの事です。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

もう1機のソロ機は縦のループを披露してくれましたが、まさか下総基地でループが見られるとは思いませんでした。アクロバット飛行の訓練を受けていないと低空でのループはできないことでしょう。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

プロペラ機ということで少し侮っていましたが、カメラが追いつかない場面が多くありました。この写真も残念ながらギリギリ右主翼端が切れてしまいました。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

2機の編隊で進入すると頭上で編隊を解き、それぞれ異なるマニューバーをみせて離脱していきました。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

T-5は座席が横に配置されたサイド・バイ・サイド型のコックピットですが、これは海自が装備する航空機がそうであるためだそうです。確かにP-3CやSH-60Kなどは横に座ってコミュニケーションを取るので理にかなっていると思いました

 

 

T-5 ホワイトアローズ

この確度からはサイド・バイ・サイドの独名なキャノピー形状がよくわかります。どことなくSU-34を連想しました。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

フライトの時間は約10分程度でしたが、多くのシャッターチャンスを提供してくれました。飛行展示を終えて着陸パターンへと入ります。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

RW01のダウンウィンドへ向かう途中、羽田空港へとアプローチする旅客機を捉えました。旅客機の方からは小さなT-5を見つけるのは難しいかな。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

素晴らしい展示飛行を披露した2機のT-5が戻ってきました。皆さんが上空を見上げている間に再び駐機ポイントへ立ち位置を移動しましたがロープ最前列の隙間を見つけることができました。これくらい余裕のある混雑度は快適です。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

エプロンへと戻ってくるホワイトアローズ。本来は4機でフォーメーションを組んでいるのでフルな状態を見てみたいと思いました。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

マーシャラーはパイロットとコンタクトをとって駐機位置へと機体を誘導します。ファインダーを覗いているものの、そのまま直接見ていたいとも思う時間です。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

マーシャラーの指示で機体が停止されました。狙った場所へピンポイントで止める技術が素晴らしいです。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

地上の整備員が車輪止めをもってきました。おそらく木製だと思いますがかなりの大きさなので重いのではないでしょうか。

 

 

T-5 ホワイトアローズ

観客からの拍手と声援に手を振って応えるホワイトアローズのパイロット。素晴らしいフライトを見せてくれてありがとうございました!

 

 

P-3C オライオン

下総基地をベースとしている第203教育航空隊のP-3C。午前中は祝賀飛行やタッチ&ゴーが見られたようですが、今回は仕事の都合で午後からの参加となりフライトを見ることができませんでした。配置場所は控えめにメインからは離れた場所で展示されました。

 

 

U-36A

木更津航空祭に続いてお目にかかることができた海自のU-36Aリアジェット。装備品見直しにより翌年には用途廃止になることが決定しました。寂しさを混めてローキーで撮影しています。

 

 

U-36A

外来機の帰投が始まり、トップバッターと務めたのがU-36Aでした。立ち位置は正面を取ることはできず少しずれてしまいましたが、マーシャラーとの位置関係を考えると結果的にはベストポジションでした

 

 

U-36A

同じ立ち位置から撮影していますが低い姿勢で撮影しています。上の写真と比べるとマーシャラーが浮き上がって強調される効果がありました。

 

 

U-36A

ズーミングしてマーシャラーとパイロットのコミュニケーションを表現してみました。

 

 

U-36A

点検が終わりタキシーアウトの許可が下りました。マーシャラーのサムアップに見送られてタキシーウェイへと向かっていきます。

 

 

U-36A

RW01から離陸して岩国基地へと帰投していきました。注目が集まっていることは知っているでしょうからローパスくらいしてくれてもよかったのでは…と思ってしまいます。

 

 

SH-60K シーホーク

対潜へりの監視用バブルウィンドウからクルーが手を振ってくれているのが見えました。最近は恥ずかしさも感じなくなり、できるだけ大きく手を振り返すようにしています。

 

 

U-680A サイテーション

入間基地へ向けて帰投するU-680が離陸しました。空港の誘導施設を点検する任務をもつため、通常でも下総基地へ飛来することがよくあります。

 

 

SH-60K シーホーク

館山へと帰るSH-60Kは離陸してからも手を振り続けてくれました。お気をつけてお帰り下さい。

 

 

OH-1 ニンジャ

木更津航空祭で久しぶりに再会したニンジャですが、早速下総基地でもその姿を見ることができました。観客が驚く程の前傾姿勢で加速していきました。

 

 

C-130R ハーキュリーズ

中古機を導入して話題となった海自のハーキュリーズ。上部ハッチからクルーが身を乗り出して手を振ってくれました。

 

 

C-130R ハーキュリーズ

いつもは厚木基地での地上展示しか見たことがなく、初めて動いているところを見ることができました。これも下総基地に行って得られた大きな成果のひとつです。

 

 

C-130R ハーキュリーズ

ハーキュリーズは茜色に染まっていく西の空をバックにランウェイエンドへと向かっていきます。10月に入り陽が沈む時間も早くなってきており、冬がそこまで来ていることを感じさせます。

 

 

US-2

観客のすぐ目の前をタキシングしていくUS-2のコックピットからは手を振ってくれているクルーの姿が見られました。大きな窓からは外側の景色がよく見えそうです。

 

 

C-130R ハーキュリーズ

離陸滑走を開始するハーキュリーズ。滑走路脇に生えたセイタカアワダチソウが金の海原のようでナウシカの世界観が見えました。

 

 

C-130R ハーキュリーズ

西の空は天使の梯子と呼ばれる太陽の光が差し込んでいて、どこかドラマチックな雰囲気を演出していました。先端だけみえるスカイツリーも意識して撮っています。

 

 

C-130R ハーキュリーズ

離陸したハーキュリーズが厚木基地へと帰投しました。時々は下総基地に輸送任務で飛来してほしいと思います。

 

 

US-2

最後の帰投となったのUS-2が離陸滑走を開始しました。距離のある岩国基地まで戻るには足の遅いUS-2では大変だと思いましたが、厚木への分遣配置中だとしたらこの時間の帰投は納得がいきます。

 

 

US-2

日本が世界に誇る水陸両用飛行艇ですが、競合するのはオスプレイだそうです。製造数が多くないので後継機開発も難しさがあるそうですが、人気のある機体なので今度も活躍を続けてほしい航空機です。

 

 

P-1

午後だけの参加でしたがホワイトアローズの演技が見られたことでとても満足度の高いイベントでした。また新しいハンガーとP-1の組合せは下総基地の新時代を感じさせる光景でした。また昼頃に白井市内で発生した火事により黒い煙が周辺でも見られたそうです。上空からもその異変には気が付いたことでしょう。

 

 

 

スケジュール(パンフレット)

 
09:00 基地一般公開
09:00 航空機展示
09:00 模擬店営業
09:00 管制塔見学
10:00 記念式典
10:53 T-5展示飛行 1回次
11:20 市立柏高校吹奏楽部
11:45 午餐会
12:15 ミニP公演
12:45 防大ドリル
13:15 東京音楽隊
14:05 T-5飛行展示 2回次
14:35 ミニP公演

 

 

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