2024年2月27日 航空自衛隊 千歳基地
|
前月の出張から約1か月が経ち、再び商談で札幌へ行ってきました。当初の予定は27日火曜日が商談日でしたが予定が変わって26日に前倒し。もともと日曜日に移動して2泊3日の予定を組んでいたのでフレキシブルに対応できました。予定が変わってもホテルでテレワークができるし、時間があけば休暇を取得して撮影を楽しむことができるのでこのパターンは時間を有効的に使うことができます。今回は雪が降り風速10m以上の強風という悪条件でしたが撮影は楽しかったです。しかし搭乗便が欠航するトラブルも出張の方は疲れました。

|
 |
B777-281(ER) ANA
1月に引き続き札幌への出張に出かけます。今回も日曜日から余裕をもって移動する日程を組みましたがパック料金だと1泊も2泊も値段が変わらず、ホテルの中でテレワークもできるので今のところ出張の最強パターンです。羽田空港では出発前にラウンジで少し休憩をとりましたが混雑していて仕事をする気にはなれませんでした。
|
 |
羽田航空神社
搭乗時間まで少し余裕があったので5月に宿泊予定のファーストキャビン下見を兼ね、羽田航空神社を参拝しました。何度も散策に訪れていた羽田空港でしたがテレビ番組で紹介されるまで全く気がつきませんでした。
|
 |
B777-200 ANA
北海道に差し掛かる苫小牧の海岸線です。数日前に暖かい日が続いたこともあって1か月前に比べると積雪量は明らかに減っていました。千歳基地で雪景色が撮れるか少し心配になりました。羽田は生憎の雨模様でしたが北海道は曇りでした。翌日は雪、翌々日は曇りから晴れに回復する予報です。
|
 |
B777-200 ANA
無事に新千歳空港に到着しました。ふとコックピットを見ていると副操縦士の席には女性が乗っていました。調べてみると該当しそうな方が公式SNSでも紹介されていました。かっこいい~!
|
 |
回転すし 花まる
初めて体験してから4か月、早くも4回目の訪店となりました。立ち食い席の待ち時間の短さと気軽さにもすっかり慣れました。シャリの握りが弱いのか箸でもつと崩れてしまうことが多く、今回は手でつまむ食べ方にしましたが通の常連の気分も味わえました。
|
 |
すみれ札幌
夕飯はみそラーメンの有名店すみれさんへ。カップ麺でよく見かけますが実店舗には初訪店です。17時30分からの開店時間前から多くのお客さんが並び、私は2回転目に着席することができました。せっかくなのでチャーシュー麺をオーダー。
|
 |
さっぽろテレビ塔
2月26日の月曜日。商談は10時30分からで午後からはホテルに戻ってテレワークをすることにしました。この日は朝から小粒の雪が降り続きましたが、自分には心地のよい寒さでした。札幌雪まつりが終わった大通り公園に祭の名残はありませんでしたが、札幌らしい根雪は残っていて雪を楽しむ観光客の姿がみられました。
|
 |
山頭火
みそラーメンもいいですが、やっぱり自分は山頭火のしおラーメンが好みです。山頭火のお店は意外と全国に広がっていて東京にもあると知りショックを受けましたが、やっぱり北海道で食べる方が美味しいと思います。
|
 |
B777-300ER 政府専用機
27日火曜日は半休を利用した移動日で、せっかくなので早めに空港へ移動して撮影を楽しむことにしていました。午前中はまだ雪が残っていて、電車も線路のポイントが凍って切り替わらないトラブルが発生し、20分ほど足止めになりました。しかし時間の制約はなかったので気持ちは楽でした。
|
 |
B777-300ER 政府専用機
吹雪のため午前中のフライトはないと油断していました。国際線ターミナルから基地側を眺めると政府専用機の駐機位置が変わっていて衝突防止灯が点滅していました。撮影ポイントまでは徒歩5分!準備も整わない状況ですがとにかく雪道を歩きポイントへ向かい、ギリギリタキシングに間に合いました。
|
 |
B737-800 JJA
さすがにこの2日間の降雪で撮影に来ていた人はいなかったらしく、雪道に足跡は残っておらずアクセスには苦労しました。韓国のLCCであるチェジュ航空の機体が目の前をタキシングしていきました。
|
 |
B777-300ER 政府専用機
政府専用機が離陸しました。1か月前にもこのポイントで撮影をしているので機体の現れ方は予想がついていました。吹雪の中での千歳基地での撮影は実に30年ぶりで、。
|
 |
除雪車
新千歳空港と千歳空港では冬季になると除雪隊が編成され活動を行ないます。滑走路は使える状態でしたが車道にはまだ雪が残っていて除雪作業を見ることができました。
|
 |
B777-200 JNA
新千歳空港側で離発着する国際線は、千歳基地側にある国際線ターミナルにスポットインするためタキシングで移動します。
|
 |
A320-200 TTW
台湾のLCCであるタイガーエア。虎柄の特徴的なデザインの機体が雪積もる千歳基地の誘導路をタキシングしました。
|
 |
B777-300ER 政府専用機
午前中に離陸した政府専用機は天候が落ち着くまで他の空域へ飛行していたようです。午後になると千歳基地RW01へのアプローチを開始してタッチ&ゴーの訓練を行ないました。
|
 |
B777-300ER 政府専用機
1回目のアプローチです。新千歳空港の周辺は視界も悪くなっており回復を待って待機していたようです。
|
 |
B777-300ER 政府専用機
地面に積もった雪が風速10mの強風で舞い上がります。基地のエプロンの状況は全く様子がわからない状態でした。
|
 |
除雪車
こちらは雪を巻き込んで遠くへ飛ばすタイプの車両でした。飛行機だけでなく積雪のオペレーションを見物することができました。
|
 |
U-125A
どのような環境でも訓練を欠かさないと言われている救難飛行隊隊。当然ながら雪による災害や事故がおきる可能性はたかく、天気が悪いからと言ってはいられません。
|
 |
A320neo APJ
新千歳空港側ではANAのLCCブランドであるピーチ航空がRW36から離陸しました。最新型のneoは通常型いに比べて細大20%の燃費向上を実現しているそうです。
|
 |
B777-300ER 政府専用機
シグナスの2回目のアプローチです。前月の撮影でタッチ&ゴーに要するサイクルは20分であることを経験していたので予測が立てやすかったです。
|
 |
B777-300ER 政府専用機
強風で地吹雪が舞う中、タッチ&ゴー訓練を重ねるシグナス。午後からは逆光となりますが雪がレフ板のように反射するので幻想的な景色となりました。
|
 |
B777-300ER 政府専用機
機体の前部を切り取って画面に占める面積を増やしてみました。背景の山々とアンチコリジョンライトが点滅する瞬間が撮れました。今回のお気に入りの1枚です。
|
 |
A330-300 AXM
積雪で真っ白になった空港をタキシングする旅客機を撮影できる機会は多くありません。フライトの数も多いので退屈することもありません。
|
 |
T-4
誘導路ではなくランウェイをタキシングするT-4。撮影した写真は白く霞んだ状態でしたがレタッチを加えて細部を引き立てました。
|
 |
T-4
第201飛行隊、第203飛行隊からなる第2航空団は新たに独自のエンブレムをデザインしT-4に採用しました。まだ出ている情報が少ないので気付いていない人もいることでしょう。
|
 |
A330-300 AXM
特徴的な管制塔と新千歳空港を離陸したエアアジアのA330。空港南側には冬の青空が広がっていました。
|
 |
B777-300ER 政府専用機
3回目のタッチ&ゴーアプローチ。体をも押してしまう強い風が地面の雪を巻き上げています。
|
 |
B777-300ER 政府専用機
政府専用機は要人輸送任務がない時は航法訓練等を行なっています。特に飛行中はできるだけ揺らさずに居心地よく、離着陸時も静かな挙動が求められるのでタッチ&ゴーは多めに行なうようです。
|
 |
B777-300ER 政府専用機
雪景色とシグナスの組合せは冬の千歳基地でなければなかなか見ることはできないでしょう。1シーズンに2回も撮影する機会い恵まれたのは本当に幸運といえます。
|
 |
B777-300ER 政府専用機
コールサインのシグナスは「はくちょう座」という意味です。冬になると越冬のため日本に飛来する白鳥のイメージがよく似合います。
|
 |
A33-300 AAR
アシアナ航空のA330のタキシングです。雪景色は珍しいですがフェンスに邪魔されず撮影できる環境も実は珍しいのです。
|
 |
B777-300ER 政府専用機
4回目のタッチ&ゴーアプローチです。2年前に行ったことのあるG誘導路が見えるポイントにも行ってみたかったのですが、雪が積もった土手を上るのには少し勇気が必要で今回は見送ることになりました。
|
 |
B777-300ER 政府専用機
今回のお気に入り写真の中の1枚です。地図を見たところ背景に写っている山の方向には支笏湖やニセコ町があるようです。
|
 |
F-15J イーグル
この日は戦闘機のフライトはなくても仕方ないと諦めていましたがF-15Jが単独で離陸しました。肉眼では見えませんでしたが写真を拡大してみると飛行隊マークが消されていることが確認できました。このような場合はIRAN整備のため名古屋空港へデリバリーされるようです。
|
 |
B777-200 ANA
新千歳空港を離陸したANAのB777。私が搭乗する予定だった16時30分発のANA70便は羽田空港が台風なみの強風が発生し機材が新千歳空港に来ることができず欠航になりました。15時30分の便に繰り上げるか、それとも17時30分に遅らせるか…。迷いましたがせっかくの撮影チャンスを優先して遅い便に振り替えました。
|
 |
B777-300ER 政府専用機
5回目のアプローチ。さすがにこれだけ撮影チャンスをもらえるとお腹いっぱいになってきますね。
|
 |
B777-300ER 政府専用機
本来であれば午前中なら順光で撮影できたのですが、天候だけはコントロールできないので運任せ。またいつか機会が巡ってくることでしょう。
|
 |
B777-300ER 政府専用機
より機首をアップにして寄ってみます。よくみるとカーテンが開いている席と閉まっている席があるようです。なお機内の様子は安全を保つために非公開となっています。
|
 |
U-125A
自衛隊の装備品見直しにより退役が決まってしまった固定翼救難機U-125Aを雪の風景で撮影することができました。もう撮影チャンスは巡ってこないかもしれません。
|
 |
F-15J イーグル
この日のF-15のフライトは諦めていましたが1430分頃に姿を見せてくれました。現地でご一緒になった方からも14時台はフライトが見られる可能性が高いと教えてくれました。
|
 |
B777-300ER 政府専用機
6回目のアプローチです。さすがにこれだけ見られたらもうお腹いっぱいになり、夢中になって忘れていた強風と寒さの方が身に染みてきます。このタッチ&ゴーを見届けたら撤収し、ターミナルビルに避難して体力を回復することに決めました。
|
 |
B777-300ER 政府専用機
タッチダウンするシグナスの向こう側に、滑走路手前で4機のF-15がホールドしているこの日最高の見せ場が訪れました。望遠レンズをも揺らしてしまう強風と凍えそうな寒さに耐えながらフレーミングに集中しました。
|
 |
B777-300ER 政府専用機
シグナスはこの直後、再び離陸して次なるタッチ&ゴー訓練へと向かいましたが自分の方は体力も限界に近づき、これを見納めとすることにしました。またお目にかかる日を楽しみにしています。
|
 |
F-15J イーグル
シグナスが飛び去った後、待機していた4機のF-15が滑走路へと進入しました。肉眼ではわかりませんでしたが写真を拡大して確認してみると出てきたのは第201飛行隊でした。
|
 |
F-15J イーグル
1番機、2番機がポジションにつきエンジンの最終点検を行ないます。基地の東側からは午後になると逆光になってしまいますが、雪に反射して幻想的な雰囲気になりました。
|
 |
F-15J イーグル
雪の大地、北海道らしい白い風景が広がります。キンキンに冷えた空気感がいいですね。
|
 |
F-15J イーグル
風速10以上という強い北風が吹いていたせいか、イーグルはあっという間の短い離陸滑走だけで機首を上げて浮かび上がりました。
|
 |
F-15J イーグル
氷点下の透き通った空気がアフターバーナの炎と熱風で揺らぎます。この時ばかりはあの熱が羨ましいと思いました。
|
 |
F-15J イーグル
この日持参した機材は軽量性と焦点距離のバランスを考慮し、Z6Ⅱとライトバズーカ100-400mmの組合せで挑みました。仕事道具が入ったビジネスリュックに収納できるギリギリのサイズでした。
|
 |
F-15J イーグル
F-15の離陸を見ていると上昇角度やや脚上げのタイミングの違いなどパイロットの個性が感じられて面白いです。
|
 |
F-15DJ イーグル
4番機は複座のDJ型でした。水平尾翼がグイっと角度を付けていて、いざ離陸!といった動きが感じられます。
|
 |
F-15DJ イーグル
脚が離れた直後の複座型080号機です。中身が入っているかどうかはわかりませんがドロップタンク3本の重装備です。
|
 |
F-15DJ イーグル
気が付くと4機のイーグルが続いて滑走路手前でホールドしていました。不覚にもタキシングしていることに気が付きませんでした。
|
 |
F-15DJ イーグル
Wilipediaで最近知りましたが、アフターバーナーはGE社の商標で、一般名称はオーグメンターと言うそうです。最近はその呼び方を使う人も増え始めていますね。
|
 |
F-15DJ イーグル
雪山と白樺が北海道の大自然を表現してくれました。しかし自然だからこそヒグマとの遭遇など危険な面もあるそうです。冬は冬眠しているのでまだ安全でしょうか。
|
 |
F-15J イーグル
予想外を上まわり次々とF-15が出てきました。なかなか撤収させてもらえず嬉しい悲鳴です。
|
 |
F-15J イーグル
F-15が正面を向いたところを撮影しましたがもう少し近寄りたいと思いました。次回の機会があれば2年前のポイントで再挑戦したいと思いました。
|
 |
F-15J イーグル
午後は天候も回復して青空も出始めました。午前中はどうなることかと思いましたが色々なシチェーションを楽しむことができました。
|
 |
F-15J イーグル
撮ったままだと白く霞んだように写っていましたがレタッチでクリアになるよう補正しています。
|
 |
F-15J イーグル
こちらの機体はこの位置でアフターバーナーを使っていません。さらにこの低さにもかかわらず既に脚が格納されています。今回も満足のいく撮影を楽しむことができ、機会を与えてくれた出張に感謝です。ちなみに仕事の方はうまくいった方だと思います。
|
 |
らーめん空
氷点下で風速10mを越える環境での撮影はさすがに厳しかったので15時に撤収し空港ビルへ避難しました。搭乗前に食事をとることにしてラーメン道場にあるらーめん空で贅沢な北海道グルメラーメンを楽しみました。
しかし羽田空港では台風並みの強風となり、新千歳空港への機材が到着しないため16時30分初の搭乗予定便は欠航となりました。振替で17時30分の便に変更したものの出発は2回の遅延を経て19時出発となりました。満席でしたが幸いにも前方窓側の席が取れたのは不幸中の幸いでしたが、やはり疲労はたまってしまい次の日の仕事はとてもきつかったです。
|
|
スケジュール(パンフレット)
|
|