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20240313

航空自衛隊

千歳基地


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2024年3月13日 航空自衛隊 千歳基地

出張2日目は午前中に大事な商談を行ない、午後からは移動というスケジュールでした。天気は晴天でよかったものの風速10m以上の強い風が吹いていて気温以上に寒さが身に沁みました。戦闘機のフライトは諦めていたものの今回もお目にかかることができました。やはり千歳基地とは相性がいいのかもしれません。


ポイント

午前中に重要な商談を終え、新千歳空港へ上司と一緒に向かったものの乗る電車を間違ってしまい終点の江別駅で気が付きました。再び札幌まで戻って快速エアポートに乗り換えて移動したので大きく時間をロスしました。搭乗する便は18時と余裕をもっていたので前日に続いて同じポイントを目指しました。

 

 

A330-200 KAL

ポイントまでの道のりは決して楽ではないものの、そこを目指すのは私だけではありませんでした。先に居た方に千歳基地について色々と教えていただくことができました。この日は体を持っていかれそうになるほどの強風だったのでじっとしているより会話をしている方が気持ちも楽になります。

 

 

A330-200 KAL

国際線ターミナルを出発した航空機が目の前の誘導路を通って新千歳空港の滑走路へとタキシングしていきます。背後に見える管制塔は老朽化により、2028年には高さが2倍となる新管制塔に立て替える計画があります。

 

 

A330-200 KAL

手が届きそうな至近距離にある誘導路を巨大な航空機をタキシングしていきます。パイロットと目が合いそうで直視できません。

 

 

A330-200 KAL

前日は羽田空港を混乱に陥れた低気圧が、この日は北海道へと移りました。強い北風が吹く天候条件でしたが民間機側は通常通りに運用していました。

 

 

A330-200 KAL

雪に光が反射する雪レフ効果により銀色の主翼下面がよくわかります。機体下面にも光がまわるので良い条件で撮影することができます。ただ近すぎて標準レンズでないと全体を捉えるのは難しいでしょう。

 

 

A330-200 KAL

千歳基地のよいところは敷地内よりも外周の方が高くなっていて、脚立がなくても撮影に困らないというところです。私のように出張の合間によるビジターにとってはこれ以上ないメリットです。

 

 

T-4

年度末が近く、風がかなり強く吹いていたので空自側は無理に訓練は行なわないかも…と覚悟していたのですがT-4が姿を現しました。

 

 

T-4

T-4が出てきたということはF-15のフライトも期待できるかもしれない…と希望が出てきました。

 

 

T-4

第201飛行隊でも203日応対でもない、新しく設定された第2航空団のマークが尾翼に描かれています。真横写真を撮影することができました。

 

 

777-281(ER) ANA

千歳にくると必ずと言っていいほど目にするスターウォーズジェット。おそらく新千歳や伊丹、那覇などの基幹路線に投入されているのでしょう。

 

 

国際線ターミナル

彩り鮮やかな海外エアラインの尾翼が並ぶ、国際線ターミナルのエプロンが千歳基地の敷地内にあります。防衛上の問題は生じないのか?と気になりますが基本的に離発着は空港側で行ない、、ビル内から千歳基地は見えないように配慮されています。

 

 

F-15J イーグル

空自のイーグルはなかなか出てこないな…と諦めていたところ訓練から戻ってきました。私がこのポイントに到着する前に既に飛んでいたようです。風が強いから飛ばないかもなんて考えてしまい失礼しました。

 

 

F-15J イーグル

訓練から戻ってきたのは第203飛行隊のイーグルでした。青空と雪の組合せが撮れると期待していましたが、到着が遅れたこともあり太陽は逆光の位置になってしまいました。

 

 

F-15J イーグル

雪が残る千歳基地へアプローチする第203飛行隊のイーグル。乗る電車を間違えずにもっと早く到着していたら離陸シーンに出会えたのかな。

 

 

F-15J イーグル

千歳基地には積雪を測るためと思われる紅白の棒が立っています。積雪と同化しないようにオレンジ色のラインを引くのが雪国の空港の特徴です。

 

 

F-15J イーグル

3番目に降りてきたイーグルにはECMポッドが装備されていました。前日に見た時も877号機だったので装備したまま外さないのかもしれません。

 

 

F-15J イーグル

千歳基地のRW01Rエンドは林に囲まれていて、北海道の大自然を感じられる印象的な風景を見ることができます。

 

 

F-15J イーグル

午後は逆光条件になることは避けられませんが、背景にある自然林が暗幕の役目をしてくれます。

 

 

F-15J イーグル

タッチダウンした後はそのまま減速してフルストップでした。2日間見ていた間でタッチ&ゴーを行なうF-15は1機も見られませんでした。

 

 

F-15J イーグル

超トリミングをしていますが着陸滑走すイーグルを後ろから見送ったシーンです。機首を上げた状態で減速するエアロダイナミックブレーキはイーグルの特徴ですが、空気抵抗を発生させる大きな主翼がよくわかります。

 

 

F-15J イーグル

4番機のアプローチは強風に煽られて少し左に傾きましたが、そのおかげで雪レフの効果を特に感じることができました。

 

 

F-15J イーグル

この日は立っているだけでも押されてしまうほどの強風で、望遠レンズを構えても手振れを抑えるだけで大変でした。着陸も容易ではなかったと思います。

 

 

F-15J イーグル

タッチダウン寸前も少し左に煽られて傾いていました。それでも無事に一発で着陸を決めたのは「さすが!」の一言でした。

 

 

B777-309(ER) CAL

台北へ向かうチャイナエアラインのB777が国際線ターミナルを出発し、タキシングを開始しました。

 

 

B777-309(ER) CAL

ハイビスカスが描かれた華やかなデザインと大きな千歳の管制塔が程よくマッチしました。個人的にはこの構図がベストバランスと感じています。

 

 

B777-309(ER) CAL

新千歳空港の国際線ターミナルのブリッジは満杯で、国際線需要が高まっていることが感じられました。観光資源が豊富な北海道においてインバウンド需要が大切なこともよく理解できました。

 

 

B777-281 ANA

新千歳空港を離陸するANAのB777。強い北風の影響か飛び上がる距離もかなり短いように感じました。

 

 

T-4

先ほど離陸したT-4が戻ってきました。背景の自然林がとても印象的でしたが、機体を境にして上が空、下が自然林というバランスが見やすいことに気が付きました。

 

 

T-4

716号機はタッ&ゴーを繰り返していました。逆光条件とは思えないほど機体がよく写っているのは背景の自然林と雪レフ効果の恩恵でしょう。

 

 

F-15J イーグル

あまりに寒さに撤収を考えていたところF-15Jが戻ってきました。こんなに飛んでいたのかな?とやや違和感を覚えつつ反射的にシャッターを切っていました。

 

 

F-15J イーグル

綺麗な機体だとは感じていましたが写真を確認して飛行隊マークが付いていないことに気が付きました。おそらくIRAN明けで小牧からデリバリーされてきた機体と思われます。

 

 

F-15J イーグル

スッキリした印象があったので、改めて確認するとドロップタンクやパイロンを装備しない完全なクリーン形態でした。片道で低燃費の飛び方をすれば名古屋空港から千歳までクリーンで飛行できるということでしょうか。

 

 

F-15DJ イーグル

続いて複座のDJ型が降りてきました。普通は機体の上下に空間が生じますが、下側のスペースを自然林が埋めてくれるのでRW01Rで撮影する写真には撮影の腕が上がったと錯覚させてくれる魅力があります。

 

 

F-15DJ イーグル

後で写真をみて確認すると後席にパイロットは乗っていませんでした。推察するとIRAN明けの901号機を受領するため、2名のパイロットがDJに乗って名古屋空港へ向かい、うち1名が901号機をデリバリーしたものと思います。

 

 

F-15DJ イーグル

思いがけず多くのイーグルを見ることができました。欲をいえば素晴らしい青空を午前中の順光時に撮ってみたいと思いましたが、また次のシーズンに挑戦できることに期待します。

 

 

F-15DJ イーグル

北海道への出張はこれで暫く予定がないので雪景色チャレンジはこれが最後になりそうです。15時を過ぎたところであまりの寒さに撤収を決めました。この数か月は仕事に追われ忙しかったのも事実ですが、ご褒美タイムをたくさん与えてもらったお客様と会社には感謝です。

 

 

B787-800 JAL

上司は15時頃の便で一足先に羽田へ飛ぶという話だったので、おそらくこのどちらかの機体だったのではないかと思います。今回の商談では本当に助けてもらいました、お気をつけて!

 

 

スーパーラウンジ

新千歳空港のビルへ避難して冷えた体を温めつつ、いつものラウンジで一仕事。この日もなかなかの混雑でしたがタイミングよく航空機が見える窓側の特等席がひとつだけ空いていました。

 

 

弟子屈ラーメン

夕食は空港内のラーメン道場で味噌ラーメンを楽しみました。味噌ラーメンのイメージの王道という感じでした。弟子屈(てしかが)とは道東にある地名で摩周湖が近いようです。

 

 

A350-900 JAL

今回の帰路はいつものANAから浮気をしてJALのA350に乗れる便を選択しました。家族旅行でクラスJの座席は体験済ですが、今回は最新のエコノミー席を試したいと思っていました。

 

 

A350-900 JAL

今回も窓側の席を確保することができました。窓の外には珍しい車両が見えました。照明を当てて主翼を点検し、主翼上面に何か液体を吹きかけていましたが不凍液かな?

 

 

A350-900 JAL

最新鋭のA350はエコノミークラスでも快適性が優れていると言われています。確かに各席にモニターがありAC、USB電源も用意されています。足元の窮屈さもあまり感じず、エンジン音や振動も小さく静粛性にも優れていました。確かにこれは素晴らしい名機になるかもしれません。

 

 

千歳市上空

北風に乗って離陸した後、南へ向けて旋回するA350の機窓から見えた千歳市街の夜景が綺麗でした。離陸時に機内照明を消してくれたのでスマホでも撮りやすくなりました。冬の千歳基地で雪景色を撮影できる貴重な体験を与えてくれた北海道出張に感謝しています。

 

 

 

スケジュール(パンフレット)

 

 

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