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20240618

航空自衛隊

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2024年6月18日 航空自衛隊 千歳基地

3ヶ月ぶりに北海道への出張が入りました。春になり暖かくなると北海道ではヒグマが目撃されるというニュースが増え始めました。さすがに撮影は控えるべきか…と気になりながらも足は向いてしまいました。色々と事前に学習した結果、2万円もする熊よけスプレーを用意するよりはレンタカーを借りた方が移動も楽にでき、防御用シェルターになる上にしかも安価!という結論に達しました。


羽田空港

3か月ぶりに北海道への出張が入りました。今回の商談はアポイントが15時からと遅かったので当日の午前中に移動し、得意先へと向かうプランを立てました。朝の忙しい羽田空港の様子もすっかり見慣れてきました。

 

 

羽田空港

10時ちょうどに出発のANA059便に搭乗しました。南風にのって離陸したB777-200はD滑走路の上空を通過して一路新千歳空港へと向かいます。

 

 

新千歳空港  スーパーラウンジ

新千歳空港に到着した後はカードラウンジでメール処理を行ない、充電をしながらドリンクを飲んで一息つきました。その後はJR線に乗って札幌へと向かいました。

 

 

根室 花まる

昼食はいつも通っている根室花まるの立ち食い席に寄りました。食べログでも北海道で人気1位のお店になったという情報もあります。その後は無事に商談を終えてこの日は後泊。翌日は移動だけの予定なので実質的にほぼフリータイムです。

 

 

B777-381 ANA

出張の2日目は午前中に休暇を取得し、レンタカーを借りて基地北側のポイントへ向かいました。南千歳駅にある駐車場に車を停めて徒歩で移動できる陸橋です。新千歳空港側の空には民間エアラインのファイナルアプローチが見えました。

 

 

F-15J イーグル

南千歳駅近くの陸橋から見る千歳基地エプロン。第201飛行隊のF-15が数機見えているもののあまりにも数が少ない。前週にはアグレッサーが飛来していたというSNSでの情報もあり今回はタイミングを逸したかもしれないと覚悟しました。

 

 

電源車

電源車が出てきたということは少なくともフライトがあるというサインです。これでノーフライトを回避することができて一安心しました

 

 

T-4

自分が現地に到着するより前に離陸していたT-4が戻ってきてローアプローチを行ないました。千歳基地では第201、203飛行隊で共通のエンブレムを作りT-4に描いているので、どちらのパイロットが搭乗しているかは判別できなくなりました。

 

 

A350-941 JAL

羽田空港から千歳空港へと飛行してきたJALのA350。すっかり基幹路線の主力機として定着し、高頻度で見られるようになりました。実際に乗ってみても快適性はナンバーワンだと思います。

 

 

F-15J/DJ イーグル

第201飛行隊のエプロンから2機のF-15が出てきました。今回持参した機材はZ6Ⅱ+28-400mmズームレンズで出張撮影での定番機材になりました。ただしこのポイントからは距離があり、400mm+1.5倍クロップでも少し足りませんでした。

 

 

F-15J/DJ イーグル

アーミングエリアで 最終チェックを受けるF-15。南風運用時はRW18側を使いますが撮影条件はけっして優しくありませんでした。

 

 

T-4

タッチ&ゴーを行なうT-4と、滑走路への進入許可を待つ待機中のF-15。機体の大きさが違うので遠近感がわかならくなります。

 

 

F-15J/DJ イーグル

T-4のタッチ&ゴーを見送った後、F-15が滑走路へと進入しました。さらに滑走路手前には海上保安庁の機体がホールドし離陸許可を待っています。

 

 

F-15J イーグル

アフターバーナーを焚いて離陸滑走するF-15。この撮影スポットは2009年に米空軍のサンダーバーズが飛来した時の前日リハーサルを撮るため立っていた思い出の場所です。

 

 

B777-300ER 政府専用機

6月13-15日にイタリアで開催されたG7サミットで岸田首相を輸送した政府専用機は千歳基地に戻ってきていました。大仕の後ですからこの日は飛行訓練は行われず、機体の洗浄作業が行われていました 。

 

 

F-15J イーグル

姿は見えずともF-15のエンジン音が聞こえる…と思ったらアラートハンガーから2機のイーグルが姿を現しました。これはスクランブルかもしれません!

 

 

F-15J イーグル

アラートハンガーから出てきたF-15は第201飛行隊、第203飛行隊の機体がそれぞれ一機ずつでした。機体の貸し借りの影響か、共同で業務負担しているのかはわかりません。

 

 

F-15J イーグル

ローカルフライトに出ていた第203飛行隊のF-15が戻ってきました。私が現地に到着する前に既に数機が離陸していたようです。

 

 

F-15J イーグル

陸橋からの撮影は見通しはよいものの、機体までの距離が遠く、高度もやや高めです。もう少し近づけそうなグレーゾーンの土地がありますが立ち入らない方が無難というアドバイスがありました。

 

 

F-15J イーグル

持参した28-400mmレンズでは機体を6割くらいに収めることができますが、もうひとまわり大きく寄りたいところです。やはり満足するには600mmを持ち込む必要がありそうです。

 

 

F-15J イーグル

千歳基地のハンガーは小松基地と同様の三角屋根型 を使っています。滑走路の片側、端の方に近い場所に位置している点も小松空港と共通 しています。

 

 

F-15J イーグル

千歳市内の街並みをバックにRW18へアプローチするF-15。この距離感であれば大型の政府専用機の着陸に出会いたいところでした。

 

 

F-15J イーグル

エアブレーキを立ててアプローチするF-15が旧管制塔?を通過しました。機体が背景と被らない絶妙のタイミングです。

 

 

F-15J イーグル

再びアラートハンガーからF-15のエンジン音が聞こえ始めました。千歳基地には4機分のハンガーがあり更に2機のF-15が出てきました。

 

 

F-15J イーグル

コ実際に見ている段階では推測でしたが、後日SNSで領空侵犯のおそれがあったため対応していたようです。おそらく本当のスクランブルだったのでしょう。

 

 

F-15J イーグル

滑走路に進入した2機のF-15。尾翼にはリーダー機に第201飛行隊、ウィングマンには第203飛行隊のエンブレムがついていました。それぞれの飛行隊がコンビを組むのが千歳流なのでしょうか 。

 

 

F-15J イーグル

アフターバーナーの爆音と響かせながら離陸するF-15。スクランブルの場合は風向きに関係、最短の経路を通って対象目的へと向かいます。

 

 

B777 ANA

新千歳空港側では次々と民間機が降りてきます。北の玄関口とはよく表現したものだと思いました。

 

 

F-15J イーグル

静かだったエプロンに次々とF-15が牽引されてきて、あっと言う間に列線が形成されました。スタートは少し遅めでしたが訓練フライトが期待できるようになりました。

 

 

A350-900 JAL

JALのA350が滑走路へとアプローチを続けます。バックには建設中の半導体工場のクレーンが立っています。

 

 

UH-60J

救難活動の最後の砦として日々訓練を欠かさない自衛隊の救難飛行隊。F-15の列線の前を通ってヘリスポットへと着陸しました。

 

 

F-15DJ イーグル

千歳市街をバックにアプローチしてきたF-15。外策の国道沿いから撮れるかなと思っていましたが、残念ながら距離は遠いようです。

 

 

F-15DJ イーグル

複座型のF-15がエアブレーキを立ててアプローチ。目の前を通る時点ではやや高度は高く、タッチダウンまするポイントは更に遠くなります。600mmくらいのレンズが欲しいところでしょうか。

 

 

Jコロポイント

冬季出張の際に撮影スポットとしてお世話になった場所です。政府専用機を撮ろうと近付いたものの工事中のロープが張られていて近寄れませんでした。これが一時的なものであればいいのですが…。直後に雨が降り始めたのでここでの撮影は早々に諦めました。

 

 

B777-300ER 政府専用機

撮影場所を変えて基地の南側、RW01エンドへと移動しました。数日前にこの付近では1.5mほどの熊の目撃例が上がっており、緊張感をもってハンドルを握りました。

 

 

F-15J イーグル

熊と遭遇しないかと不安はいっぱいでしたが、いざF-15の音が聞こえるとそちらに集中してしまいます。F-15が離陸を開始しましたがエンドへ到達する頃にはかなり高度が上がってしまいました。

 

 

F-15J イーグル

離陸したのは第201飛行隊のF-15でした。両翼に2本の増槽を抱えて訓練空域へと向かっていきました。

 

 

F-15J イーグル

残念ながら空の条件は霞んだ空気で、降雨は一時的なもので済みましたが曇り空が広がるもやっとした天候でした。

 

 

バリアー

T-4がタッチ&ゴーを行なう際、滑走路の端に設置されているバリアーの展張がリクエストされました。その後はすぐに閉じられたので普段は使われていないようです。

 

 

T-4

ローアプローチやタッチアンドゴーを繰り返し、よく姿を見せてくれたT-4。遠くからではわかりにくいですが、新しい「熊」をモチーフにしたエンブレムが採用されています。千歳は熊との縁が強いことを感じました。

 

 

B777-300ER CAL

国際線ターミナルへボーイングカラーのチャイナエアライン機がタキシングしてきました。このデザインは初めて見たのでとても新鮮でした。

 

 

B777-300ER CAL

千歳のランドマークといえる管制塔とチャイナエアライン機の組合せを写真に残しました。

 

 

F-15J イーグル

フライトから戻ってきた第203飛行隊のF-15は滑走路エンドまでタキシングしてくれました。これはとてもありがたいと思いました。

 

 

F-15J イーグル

3本のドロップタンクを装備したF-15はマッシブで重量感があり、機体の密度感も増して迫力が感じられます。

 

 

F-15J イーグル

ここでエアブレーキを立てて見学する私たちに向けてコミュニケーションをとってくれました。シャッターチャンスを与えてくれたパイロットの方に感謝します。

 

 

F-15J イーグル

エアブレーキの展張に加えてランディングライトを点灯してくれる大サービスでした。これは 明らかにこちらに向けたファンサービスです。誘導路と外柵が近い基地ならではの文化ですね。

 

 

F-15J イーグル

嬉しいファンサービスをしてくれた895号機のパイロットさんにとても親近感が沸きました。こちらからも手を振って感謝を伝えました。

 

 

F-15J イーグル

一目で千歳基地と分かる定番の構図ですが国際線ターミナルビルと機体が被ってしまい、クリアに撮影できないのはやや残念なところです。

 

 

F-15J イーグル

車から出てきて駆け付ける地上整備員さん。デアーミング作業を行うためにエンドで待機していたのですが、ということは携行していたのは 実弾ということでしょうか。

 

 

F-15J イーグル

タキシーバックを開始して再びエアブレーキを立てながら挨拶をしてくれました。これは最高の体験です。

 

 

F-15J イーグル

このスポットはお手振りポイントと呼ばれているだけあってパイロットとのコミュニケーションが取れる素晴らしい場所です。脚立が不要なのもビジターにとってとってありがたい名所です。

 

 

A321-231(P2F) Yamato Transport

クロネコヤマトが導入した貨物専用プライベートジェット。ニュースで見ていましたが実機を初めて見ることができました。

 

 

F-15DJ イーグル

再び車から出てきた地上整備員さん。安全ピンを入れるために出てきたと思われますが、この車が待機しているということはF-15はランウェイエンドまで 転がって来てくれることが約束されるわけですね勉強になりました。

 

 

F-15DJ イーグル

新千歳空港ターミナルの看板とF-15が1枚におさまる瞬間を意識してシャッターを切りました。一目で撮影地がわかる抜群の説明力です。

 

 

F-15DJ イーグル

ドロップタンク二本を装備した複座型のF-15、052号機です。千歳基地では 比較的複座機を見る機会が多い印象があります。

 

 

F-15DJ イーグル

南風運用時、着陸滑走してきた機体が正面を向いてくれる良い撮影スポットです。空気が澄んでる、熊が出ない季節にもう一度来てみたいと思いました。

 

 

F-15DJ イーグル

後席のパイロットがこちらに向かって手を振ってコミュニケーションをとってくれました。

 

 

F-15J イーグル

複座型のF-15DJに続いて滑走路には単座型のF-15Jが着陸滑走で姿を現しました。今日はこれでもう大満足です。

 

 

F-15J イーグル

ドロップタンク二本を携行した単座のF-15。タキシング中はエアーインテークを下向きにした状態にしています。

 

 

F-15J/DJ イーグル

降りて来たF-15は基地の内側に機首を向けてデアーミングを受けた後、掩体またはエプロンへと戻っていきます。

 

 

F-15J イーグル

安全ピンを入れてもらった第203飛行遺体のF-15は掩体へと戻っていきます。奥に見える千歳空港側では着陸アプローチする民間機の姿が見えました。

 

 

F-15J/DJ イーグル

デアーミングを受けてタキシーバックするF-15。このシーンに立ち会えただけでもここに来た成果がありました。

 

 

F-15DJ イーグル

再び手を振ってコミュニケーションをとってくれた後席パイロット。このように恵まれた距離感を持つ基地は他にも松島や築城基地があります。

 

 

C-1

一時間ほど前に飛来していたC-1輸送機。ミッションを終えると再び離陸して千歳基地を飛び立っていきました。

 

 

B737-700 ADO

国際線ターミナルへ向けてタキシングするエアドゥのB73。果たしてこれは国際線なのだろうか…と思い調べてみるとエアドゥは国際チャーター便を運航することがあるようです。

 

 

F-15J イーグル

訓練から戻ってきたF-15がオーバーヘッドでアプローチ。千歳基地の珍しいところは滑走路を交差するように進入し、民間空港側へ経由・旋回してから滑走路へとアプローチします。一見すると民間機の航路を横切って危ないように思いますが千歳市街上空の飛行を避ける目的があるためと思いました。

 

 

F-15J イーグル

滑走路エンドに整備員の車がいなかったので予想はできましたが、着陸機は 手前の誘導路で曲がってしまいエプロンへと戻っていきました。無駄に遠くまでタキシングする必要がないことは理解できますがやはり残念です。そろそろ自分は帰り便のタイムリミットが近付いたのでレンタカーの返却に向かいました。

 

 

この場所は自衛隊機の撮影に最適で有名なポイントですが、外柵にはこのような森が広がっています。ここに来る1週間前に近くの車道でヒグマの目撃報告が発表されており、この近くに生息していることは確実となりました。千歳基地の敷地内にクマが3頭目撃されたという報道もありました。ここでの撮影にはある程度のリスクがあることを理解した上で活動をする必要があります。

 

 

レンタカー

ヒグマの目撃報告が発表されたのでクマ除け対策について調べておきました。熊よけスプレーの用意を考えましたが1本2万円とかなりの高額であることに驚きました。それを考えると6時間で5千円ほどで借りられるレンタカーは身を守るシェルターとしても使える上、そもそも移動が便利になる良い選択肢だと思いました。少し迷いましたがオプションの保険はクマに襲われるリスクも考えてしっかりとしたものに入ることを決めました。

 

 

新千歳空港

帰りは17時30分発、ANA074便に乗ります。それまでに夕食を済ませるようにしました。入ったお店は比較的リーズナブルな価格設定ながら味はお値段なりという感じでした。どうせならもう少し高くても満足度の高い料理を食べた方が満足度は高いかもしれませんね。でもやっぱり最近は高すぎて手が出ません。

 

 

 

スケジュール(パンフレット)

 

 

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