2024年5月16日 航空自衛隊 小松基地
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初めて福井への出張が入りました。アポイントの時間を考えると運行と到着時間の確実性から新幹線を選択するしかない状況でしたが、帰路は小松空港から羽田への空路を選びました。午前中は雨も降り、強い風も吹く天候のため小松での撮影は難しいかもしれないと覚悟しましたが幸いにも1チャンスをゲットする事ができました。今回はニコンZ28mm-400mmレンズを出張のお供として持参しましたがその有用性を確認することができました
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北陸新幹線
今回の福井出張はこの1月に敦賀まで延伸し話題となった北陸新幹線を利用しました。8時11分東京発11時11分福井着のかがやき505号に乗りましたが、東京から3時間で移動できるので大阪出張と変わりません。また運行本数も多く、気象に左右されにくく移動の確実性が高いので羽田-小松線の航空便にとっては間違いなく大きな脅威となるでしょう
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JR福井駅
人生初の福井駅に到着しました。新幹線は途中の長野までは多くの観光客が乗ってきて満席でしたが、福井まで来ると大分空いてきました。東京から3時間で到着するので空港までの移動やセキュリティの通過を考えると新幹線の優位性は確実でしょう。今回は13時のアポイントでしたがちょうど日帰りが可能となるコースとなるので宿泊は諦めました。
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JR福井駅
天気予報では雨模様であり覚悟はしていましたが、駅を出てみると想像以上に強い雨でした。午後には小雨にまで回復する予報でしたが帰りに予定している小松基地での撮影は期待できないかもしれません。
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JR福井駅
福井駅は恐竜の骨が発見されており重要な観光資源となっています。駅前には恐竜の実物大のモニュメントがあり普段から街の一部として溶け込んでいます。
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海鮮丼
上司と合流し、商談の事前打ち合わせを行ったのでランチは会議費で賄うことができました。せっかくなので出張特権を活用し上限額に近いメニューを選びました。北陸自慢の日本海の魚を満喫できる海鮮丼を楽しみました。ちなみに福井ではだし醤油が標準でした。
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JR福井駅
商談が終わり、代理店の方に車で福井駅まで送ってもらいました。駅へ戻ると青空が覗き始め、これからの小松基地への展開に少し望みが出てきました。
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JR小松駅
福井から小松までは各駅停車の新幹線つるぎ26号を利用しました。福井駅から小松駅までは通常では1時間以上かかりますが新幹線の方が便数も多く所要時間も20分台と早く移動できます。福井駅から小松空港へのリムジンバスが一番よかったのですが運行時間が合わず利用には不向きでした。小松駅から空港まではバスが一番安く済むのですが30分ほど時間が空くので今回はタクシーを利用、料金は1,700円でした。
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T-4
タクシーで小松空港に到着すると姿は確認できませんでしたが戦闘機のジェット音は聞こえたのでF-15が離陸した直後であったことは想像できました。送迎デッキに上がってみると第306飛行隊のT-4が離陸し、とりあえず空振りは避けることができました。
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F-15DJ イーグル
午前中は強風と大雨だったので全体的にエプロンに出ている機体は少ない状況でした。アグレッサーの機体が1機だけ出ていて周囲に車両や人が集まっていましたが、おそらくフライトが行なわれる雰囲気ではありませんでした。
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F-15DJ イーグル
残念ながらアグレッサーの機体は点検が終わったようでハンガーへ牽引されて戻っていきました。エプロンには他の機体は出ておらず、この日はもともとフライト予定はなかったようです
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UH-60J
悪天候でも出動する機会のある救難飛行隊は、悪天候でも訓練を欠かしません。基本的に毎日飛行訓練をこなしており、この日も怠ることなくフライトを実施していました。
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DHC-8-400 ANA
官民両用の飛行場である小松空港にANAが運行するプロペラ機が到着しました。同機はもともと乗客数の少ない地方便に投入されてきましたが、北陸新幹線の開通により小松便に投入される機材の小型化が進んでいるというニュースを見ました
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UH-60J
午前中は強い雨と風により悪天候にみまわれた小松基地。第303飛行隊とアグレッサーのハンガーは扉が 閉じられていて、今日はフライトする気がないことを表していました。
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UH-60J
訓練を終えて着陸するUH-60Jの背後に見える第306飛行隊のハンガーが重なりました。ハンガー内にはF-15がびっしりと並んでいる様子が見えました。
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DHC-8-400 ANA
地方空港に来るとこの機体を見かける機会が増えます。私も1度だけ福岡-宮崎空港の間で乗ったことがありますが、新幹線が走っていないエリアでは貴重な存在です。
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DHC-8-400 ANA
今回の出張で持参したのはニコンZ24mm-400mmのレンズとZ6Ⅱの軽量コンビです。この便利ズームを広角側にすればこれだけ広い画角で撮ることができます。まさにトラベル万能レンズ。
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DHC-8-400 ANA
400mm側の超望遠域とDXクロップを組合せて600mm相当の撮影ができます。パイロットの姿も確認することができ、上の写真と比べるとこのレンズの驚異的な守備範囲の広さがわかります。
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T-4
小松空港に到着した時に離陸したT-4が戻ってきてタッチアンドゴーを行ないました。小松上空には一部で青空が見え始めていました。
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A320-232 TTW
小松空港に到着した台湾の航空会社タイガーエア。楽天のスペシャルマークが描かれた機材で今回初めてこの塗装機の存在を知りました。
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F-15DJ イーグル
アグレッサーのハンガーから一瞬だけ姿が見えたデジタル迷彩。次回小松に来る機会があったら是非とも1日時間を確保してアグレッサーのフライトに出会いたいです。
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T-4
タッチアンドゴーを終えてフルストップするT-4。小松空港の送迎デッキはカメラマン向けにワイヤーの間隔が広くなっていて流し撮りにも対応できるなどマニア活動にも配慮されており撮影環境は恵まれています。
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F-15J イーグル
かなり強い風に煽られながらRW24へアプローチする第306飛行隊のF-15J。バックの街並みがややうるさいので機体が重ならない位置がベターです。背後に見えるドーム状の建物は末広体育館(義経アリーナ)です。
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F-15J イーグル
タッチダウン寸前も強風に 煽られて体勢を崩す930号機。この後かろうじてタッチアンドゴーを行ない、再び上空へと上がっていきました。
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F-15J イーグル
「KOMATSU AIR BASE」と書かれたベースオペレーションと管制塔の前を通過するF-15。撮影地のロケーションを説明してくれるこれ以上ない要素です。
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F-15J イーグル
2機目のF-15は先行する機体の状況をみて早々にタッチ&ゴーを諦めてローアプローチに切り換えました。
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F-15J イーグル
ランディングギアを引き上げて小松基地を離脱していく第306飛行隊のF-15J。タッチ&ゴーをしなかったのでちょうどよい高度を通過してくれました。
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F-15J イーグル
ローアプローチ後に右旋回をし日本海側へ向かうF-15J。かなり強い風だったのでタッチ&ゴーはキャンセルし着陸を選択したようです。
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F-15J イーグル
訓練に上がったのは2機だと勝手に思っていましたが、次々と戻ってきて結果的には6機が上がっていたようです。
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F-15J イーグル
大きなエアブレーキを立ててアプローチする965号機。背後には日本海側に唯一存在する小松基地のアラートハンガーが見えます。
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F-15J イーグル
エアロダイナミックブレーキを使って減速するF-15Jイーグル。滑走路脇に生えた草はまだらになっていて少し荒れたようにも見えます。
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F-15J イーグル
一足先に戻ってきてエプロンへタキシーバックするF-15と着陸するF-15が交差する瞬間を意識してシャッターを切りました。
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F-15J イーグル
「KOMATSU AIR BASE」の文字と重なる位置を切り取りました。強風に負けず無事に着陸を決めたイーグルが次々とエプロンへと戻っていきます。
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F-15J イーグル
背後に見える白い大きな建造物を調べてみたところ、こまつドームでした。とても立派な施設ですが北陸の雪国ということを考えればドームはよい選択だと思います。
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F-15J イーグル
飛行訓練を終えて戻ってきた第306飛行隊のイーグルが翼を休めます。この日の天候を考えればフライトを見られただけでも幸運でしたが、願わくばアグレッサーのフライトに立ち会いたかったです。
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B787-800 ANA
羽田空周辺は強風の影響で運行に乱れが生じたようです。その影響からか小松空港へ到着する便も遅れが生じました。これに関係してか機材変更もありB767からB787へアップグレードされました。
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小松空港
時折小雨が降る天候でしたが傘をささなくても耐えられる程度でした。また送迎デッキでは雨が振ればすぐに避難することもでき、自販機、お手洗いも完備されているので快適に見学することができます。
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ビジネススクエア
小松空港ターミナルビルでは空いたテナントスペースを活用してビジネススクエアというワークスペースを無料で提供しています。私も利用しようと思っていましたが5つあるブースはすべて利用中でかなり需要があるようです。
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小松うどん
夕飯は名物ということで小松うどんを食べました。小松うどんは300年以上の歴史があるそうで、肉をのせることも多いようです。ちなみにこちらのメニューで使われているのは能登牛で、値段は高めですが能登応援のつもりで注文しました。
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スカイラウンジ白山
小松空港のカードラウンジで少々お仕事。しかしメールチェックしているとあっという間に時間がきてしまい搭乗時刻の間際になってしまう恐れもありますので集中するのはほどほどに。
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小松空港
機材の到着が遅れたことにより出発時刻が10分ほど遅れました。機材もB787に変更されましたが隣席には誰もこなかったので快適に過ごすことができました。
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B787-800 ANA
小松空港から羽田までの飛行時間は約1時間。乗っている拘束時間は飛行機の方が短いですがセキュリティチェックに要するトータルでの所要時間や1日の便数、移動の確実性を考慮すると新幹線の優位性がよくわかります。小松基地航空祭へのアクセスも新幹線が大いに力を発揮するようになるでしょう。とはいえ空を愛する飛行機ファンとしては今後も小松空港には頑張っていただきたいと思い、できる限り応援していきたいです。
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スケジュール(パンフレット)
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