2024年9月8日 航空自衛隊 三沢基地 航空祭2024
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当初は予定していなかった三沢基地航空祭ですがF-22デモチームが参加するというニュースにとびつい急遽遠征を決めました。しかし直前にまさかのキャンセルとなり遠征中止も脳裏をよぎりました。よく考えれば確実にF-16デモチームとF-35を見ることができ、RQ-4が飛ぶかもしれず魅力が詰まった航空祭であることに違いはなく、比較的遠征費用を抑えることもできたので遠征計画を実行することにしました・。いざ行ってみれば最高の天気と撮影条件に恵まれ、そして素晴らしい展示飛行の数々が見られました。Z180-600mmの戦闘機撮影デビューでも素晴らしい撮影体験をすることができました。ブルーインパルスが不参加のため来場者は4万人と例年の半分程度でした。

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青森駅前
当初は行く予定がなかったのでホテルの予約合戦に出遅れました。八戸駅周辺のホテルは予約が取れない、もしくはかなり高額のため今回も青森市内に宿泊しました。5時40分の始発電車に乗るために早朝4時台から行動を開始。青森駅には続々と航空祭客が集まりだし、ほんの10
分の行動の差が電車で座れるか座れないかの大きな違いにつながりました。
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三沢基地航空祭
7時半頃に三沢基地の正門に到着しました。前回訪問時に比べると全く人がいないので驚きましたが、「ブルーインパルスが不参加だからなか?」とこの時点では楽観的に喜んでいました。
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セキュリティチェック
正門を通過するとセキュリティチェックの洗礼が待ち受けており、通過するまでに1時間を要しました。その間にオープニングフライトが行なわれ今回も見過ごす結果に。今回の来場者は4万人と発表されており例年の半分以下でしたが、青森市からはどんなに頑張ってもオープニングに間に合わないことがよくわかりました。
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F-35A ライトニングⅡ
オープニングフライトを披露したF-35Aが着陸のために戻ってきました。4機編隊での飛行を行なったそうで見られなかったことが悔やまれます。航空祭の企画担当の方には開始時刻を遅くすることを検討いただきたいです。
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空軍士官学校
C-130からのパラシュートジャンプを披露してくれたアメリカ空軍士官学校の ジャンパーたち。パラシュートをたたんでバスに乗る手前で 観客に向かって挨拶をしてくれました。
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F-35A ライトニングⅡ
オープニングフライトから戻ってきたF-35Aが着陸しました。エプロン最前列は既に先客で埋まっていましたが、かろうじて見つけた隙間から超望遠レンズで撮ることはできました。
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F-35A ライトニングⅡ
オープニングフライトは第301飛行隊と第302飛行隊の混成編隊で行われました。特にF-35Aの導入時から両飛行隊は密接に連携しながら活動しています。
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F-16CJ ファイティングファルコン
オープニングフライトに参加した2機の米空軍F-16がオーバーヘッドでアプローチしました。F-35に比べるてタイトなフォーメーションでした。
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E-2D アドバンスド・ホークアイ
航空自衛隊のE-2Dとアメリカ空軍のC-130が続けてファイナルアプローチに入りました。後続のC-130は機体が大きいので絵になる絡みになりました。
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F-16CJ ファイティングファルコン
米空軍のF-16が着陸しました。垂直尾翼先端が黄色く塗られているのは14 FSの所属機です。
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F-16CJ ファイティングファルコン
垂直尾翼の先端が赤く塗られているのは13FSのF-16です。三沢基地には1985年から長期間に渡って常駐しています。
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RQ-4 グローバルホーク
今回の三沢基地遠征の意思決定を後押ししてくれた一つが無人偵察機グローバルホークの存在でした。正式にプログラムにも記載されていたので確実性はあったものの離陸時間に間に合うかという不安はありました。
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RQ-4 グローバルホーク
グローバルホークの公式展示飛行は今回が日本国内初となります。無人機という運用の特殊さから他基地の航空祭への参加はあまり考えにくいので貴重なシーンとなりそうです。以前に横田基地友好祭でチャンスはありましたが滑走路手前まで行ったものの機体不具合のためキャンセルされました。
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RQ-4 グローバルホーク
グライダーのように長い主翼を持つグローバルホーク。プログラムでは朝早くに離陸し、夕方に戻ってくるという一風変わった内容でした。長時間滞空していられるのも無人機の特徴の一つです。
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F-35A ライトニングⅡ
オープニングフライトを務めた4機のうち、2機は会場側のエプロンをタキシングしてくれました。
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F-35A ライトニングⅡ
観客の目の前をタキシングしてきた2機のF-35Aはそのまま地上展示として披露されました。会場に到着した時は空きスペースでしたが車輪止めが置いてあったので後で何かしらの機体が来ると思っていた読みが当たりました。
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F-35A ライトニングⅡ
第4世代戦闘機とは全く異なる表情と未来的な雰囲気漂うF-35のキャノピーに超望遠レンズで迫りました。
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F-35A ライトニングⅡ
F-35を駆るパイロットにこんなにも間近で近づけるとは!これだけでも三沢基地まで足を運んだ甲斐がありました。
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E-2D アドバンスド・ホークアイ
オープニングフライトを務めた航空自衛隊のE-2Dが着陸しました。最新型の8枚プロペラにより凄みが増したように見えます。
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C-130 ハーキュリーズ
パラシュートジャンプの母機を務めた米空軍のC-130が着陸しました。横田基地に所属している機体とは違う部隊のようですがどこの基地から来たのかは不明です。
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C-130 ハーキュリーズ
濃い目のダークグレーで塗装されたC-130は重量感があり、軍用機らしい迫力があります。
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F-35A ライトニングⅡ
エンジンをカットしたあとキャノピーが開きパイロットが降りてきました。機体表面を傷つけないためかラダーは掛けられず、機内に内蔵された伸縮式のステップを使ってパイロットは昇降します。
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F-35A ライトニングⅡ
午前の機動飛行展示に向けてF-35が離陸を開始しました。第301飛行隊による単独機でのフライトでは最新鋭ステルス機の魅力を披露してくれます。
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F-35A ライトニングⅡ
離陸直後したF-35Aは低空飛行で推進力を蓄え、機首を上に向けて一気に高度を上げるハイレートクライムを行ないました。
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F-35A ライトニングⅡ
機体表面の凹凸をできるだけ排除するのがステルス機の設計の基本ですが、機体下側は複雑な曲線の集合体。他の戦闘機に比べても機能的な見所が多くあります。
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F-35A ライトニングⅡ
高高度から降下しながらウェポンベイを開くF-35A。ドアの開閉は想像よりも早くてスムースでした。この写真は大幅なトリミングを行っていますが、高画素カメラと解像度の高い超望遠レンズの組合せで実現できる楽しみ方です。
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F-35A ライトニングⅡ
2年前の航空祭に来た時の機動飛行では披露されなかった兵器倉の内側。今回はたっぷりの光量と順光条件で撮影することができました。
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F-35A ライトニングⅡ
上の写真をトリミングしました。ウェポンベイの内側はケーブル等がむき出しですが、その方がメンテナンスがしやすいのかもしれません。それにしてもオイル漏れや汚れが見られないのはさすが物持ちの良さに定評がある航空自衛隊のメンテナンス能力の高さが窺えます。
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F-35A ライトニングⅡ
今回の航空祭においてファンの間で最も話題となったのがこの1パスでした。まずは会場右手方向からハイスピードで進入してきました。
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F-35A ライトニングⅡ
機体全体を包み込むような丸いベイパーが発生しました。しかし規則性がなく裂け目のような部分も見えていて今までに遭遇したこともない体験でした。
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F-35A ライトニングⅡ
まるでワープしてきたかのような面白い、今まで見たこともないようなシーンが見られました。発生したベイパーは雨雲のような灰色をしている印象的で興味津々の現象でした。
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F-35A ライトニングⅡ
岩国基地FSDでも見られたF-35のペイパーコーンですが、晴天かつ順光で撮影できた分だけ今回の写真は価値が高そうです。ベイパーの発生はほんの一瞬なので連写性能の高いカメラの人気が高まることでしょう。
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F-35A ライトニングⅡ
急激な右旋回を行うF-35の主翼から発生したベイパーの軌跡を見ると、小さな円の連続であることがとても興味深いです。
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F-35A ライトニングⅡ
抜けるような青空をバックに垂直上昇を行うF-35。あまりにも綺麗に塗装された機体はまるで模型写真ではないかと思ってしまいそうです。。
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F-35A ライトニングⅡ
「木の葉落とし」のように上空をくるくると舞いながら降下するF-35。主翼前縁と後縁の動作が左右で違っていて、その機動の複雑さを物語っています。
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F-35A ライトニングⅡ
会場右手側から進入してナイフエッジを披露してくれました。今回の機動飛行はF-35Aをあらゆる角度から見せてくれる素晴らしい演技構成でした。
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F-35A ライトニングⅡ
それにしても凹凸のないのっぺりとした機体背面です。三沢基地はエプロンから順光で撮影できる基地で、これだけ好条件で撮影できる基地は意外と多くありません。
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F-35A ライトニングⅡ
素晴らしい機動飛行を披露してくれた第301飛行隊のF-35Aが観客に挨拶するため手前側をタキシングしてくれました。他基地に比べると日常訓練で外柵のファンとコミュニケーションが取れない基地なので貴重なチャンスです。
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F-16CJ ファイティングファルコン
米軍側から空自側へと移動しながら地上展示機を見て回りました。展示エリア中央付近にはF-16デモチームの機体が展示されていました。
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F-35A ライトニングⅡ
オープニングフライトの後で地上展示された2機が並んで駐機しています。強い陽射しが反射したステルス塗装の質感が実に美しいと感じました。
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CH-47J チヌーク
自衛隊のチヌークによる消化用バケツの吊り下げデモ。バケツの遠心力により機体が振られてしまうので操縦は難易度は高いと聞きます。
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UH-60J
救難隊によるUH-60Jヘリコプターの展示が始まりました。外部燃料タンクと機体側面には航空自衛隊70周年を記念するスペシャルマークが描かれていました。
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UH-60J
ホバリングするUH-60Jから2名の隊員がラペリングで地上へと降下していきました。
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F-2B
松島基地からリモートで飛来して機動飛行を披露するF-2B。まずは機体背面をお披露目するフォトジェニックなフライトで登場しました。
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F-2B
会場左手から進入するF-2B。B型は複座機ですが搭乗するパイロットは1名でした。担当したパイロットは八戸市出身で地元の空に錦を飾りました。
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F-2B
激しい機動飛行を行うF-2B。洋上迷彩の青い塗装機体が青空に溶け込むようでした。
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F-2B
主翼付け根にあるストレーキと翼端のミサイルランチャーからベイパーを発生させながら旋回を続けます。F-2Bの向こうには旅客機の姿も見えました。
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F-2B
ランディングギアを出したままアフターバーナーオンで旋回を続けるF-2B。極めて限られた制限速度域でコントロールする難易度の高い飛行科目とのことです。
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F-2B
アフターバーナーを炊いて急上昇するF-2B。通常のリモート展示の場合はこのままホームベースへと帰投しますが、今回はそのまま三沢基地へ着陸して地上展示機となる新しいパターンが見られました。
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F-15J イーグル
F-2に続いて北海道の千歳基地から2機のF-15Jが飛来しました。パンフレットには「訓練飛行」と記載されていたので通常のデモフライトとは業務内容の扱いが違うようです。
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F-15J イーグル
訓練飛行ということで通常のデモフライトより 多少の制約があるのかもしれません。基本的に2機の機体間隔は広めにとっており、派手な360度旋回のような高機動は行なわれませんでした。
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F-15J イーグル
アフターバーナーを使って高速で進入しつつも、エアブレーキは立てているという少し矛盾と思えるような興味深い飛行でした。
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F-15J イーグル
ハイスピードを保ったまま機首を上げて高度を上げていくF-15J。2機のイーグルはこの後、そのまま千歳基地へと戻っていきました。できれば60周年記念塗装機が派遣されなかったのは残念でした。
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C-130 ハーキュリーズ
2度目のパラシュートジャンプのためにC-130が離陸を開始しました。F-16デモチームが機動飛行を行なっている間に待機空域で準備を整えます。
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F-16CJ ファイティングファルコン
F-16デモチームが機動飛行に向けて離陸しました。注目されたF-22デモチームがキャンセルになっても三沢にはこのF-16デモチームがいます!
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F-16CJ ファイティングファルコン
会場左手から高速で進入したF-16が急上昇を披露しました。主翼上面には大量のベイパーが発生し、主翼をほとんど隠してしまいました。
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F-16CJ ファイティングファルコン
縦系の機動でループの頂点に達したところ、背面飛行の状態のF-16が撮影できました。
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F-16CJ ファイティングファルコン
会場右手からハイスピードパスを披露したF-16。エアインテイク周辺にベイパーが発生していますが、今回はF-35Aのベイパーのインパクトが強すぎましたかね。
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F-16CJ ファイティングファルコン
台風一過で素晴らしい青空に恵まれた今回の三沢基地航空祭でF-16の背面が披露されました。
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F-16CJ ファイティングファルコン
上の写真からコックピット周辺をトリミングしました。写真を拡大してもディテールまでちゃんと写っていることに感動。Z180-600mmレンズの描写性能の高さに驚きました。まさにコスパ最強レンズ!
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F-16CJ ファイティングファルコン
アフターバーナー全開で高度を上げていくF-16。F-22のキャンセルを吹き飛ばすかのような軽快かつ迫力あるフライトを披露しましたが、機材トラブルのせいか展示の途中でフライトはキャンセルになりました。もしかしたら気合を入れすぎて無理をしたのかもしれません。エアバンドは持込禁止のため原因についてはわかりませんでしたない
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パラシュートジャンプ
2回目の空軍士官学校によるパラシュートジャンプが行われました。二人組で足に国旗を吊り下げる難易度の高そうな降り方でした。
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パラシュートジャンプ
前日のリハーサルでは見られませんでしたが、本番では赤いスモークを焚いて降りてきました。視覚的にも移動の奇跡がわかりやすい良い演出でした。
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C-1FTB
三沢基地航空祭は昼休みが2時間ほど取られます。約2kmにも及ぶ広いエプロンに展示される機体を見て回るには、これぐらい時間に余裕がある方が助かります。今回岐阜基地からC-1テストベッド機の通称「銀ちゃん」が派遣されました。ノーズ先端にあった長いピトー管が取り外されていてテスト機としての役目を終えた可能性が高いです。
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U-4
入間基地から飛来したU-4。中型の機体は米軍寄りのエプロンに展示されていました。今回の地上展示のグルーピングは今一つ理解できないものもありました。
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KC-135R ストラトタンカー
エプロン西側の端にはアメリカ空軍の空中給油機KC-135Rが展示されていました。大きな機体がつくる日陰部分には日差しを避ける人たちが集まっていました。
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KC-767
航空自衛隊が装備するKC-767空中給油機も参加していました。自衛隊の戦闘機も演習のため海外遠征する機会も増えています。さらにKC-46Aを追加導入するというニュースも発表されました。
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C-2 ブルーホエール
前日にも体験搭乗などでイベント支援を行った第402飛行隊のC-2輸送機。機体内部が公開されていました。
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V-22 オスプレイ
陸上自衛隊が導入したオスプレイ。今でも注目度の高い機体ですが積極的に空自航空祭へ参加しています。空自からのオファーも多いものと思いますが配備地が木更津から佐賀へ移動すると見られる機会も減りそうです。
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A-10C サンダーボルト
デモフライトが行われるという噂もあったアメリカ空軍のA-10サンダーボルトは2機は離れて展示されました。残念ながらフライトは実現ならず地上展示のみでした。機体周りにロープは張られず直接機体に触り放題でした。
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F-35A ライトニングⅡ
昼休みの時間を利用して空自側エプロンの地上展示機を撮ることにしました。エプロン中央には三沢基地の主力機が展示されています。尾翼に大きなカエルが描かれた第301飛行隊の特別塗装機が展示されました。
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F-16CJ ファイティングファルコン
通常の塗装ではない、深みのあるステルス塗装が施されたF-16です。機体周辺に人が集まっていたのでよく見てみると燃料漏れをおこしていたようで周囲には燃料の臭いが広がっていました。
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F-35A ライトニングⅡ
今回初めて公開された第302飛行隊の特別塗装機。尾翼に描かれた大きなオジロ鷲マークはF-4ファントム時代を彷彿とさせます。
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U-36A
手前から海上自衛隊のU-36A、航空自衛隊のT-400練習機。その次にアメリカ空軍のA-10C対戦車攻撃機が しれっと混ざっているのが不思議でした。エンジンを胴体後方に設置しているグループという考察もありましたが面白い配置ではありました。
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E-2D アドバンスド・ホークアイ
警戒能力を大幅に向上させたアドバンスド・ホークアイ。換装された8枚のプロペラがバージョンを見分ける大きなポイントの一つです。
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RQ-4 グローバルホーク
新しく編成された警察航空隊に配備された無人偵察機グローバルホーク。全幅40mにも及ぶ長い主翼を写真に収めるのは横からでないと難しいです。
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RQ-4 グローバルホーク
エイリアンのような不気味さを感じさせる独特な形状をもつ異形の航空機です。これからはこのような無人機の出番が増えていくことでしょう。
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F-16DJ ファイティングファルコン
三沢基地をホームとする日米の戦闘機の共演。三沢基地は日米連携の強さが感じられます。手前のF-16複座B型は装備品とともに展示されました。
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T-4
北部支援飛行班のT-4が2機駐機していました。尾翼のマークは青森県の地形をモチーフとしでデザインされています。
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ATR42-600 NTH
北海道エアシステムの機体が離陸に向けてタキシング。熱波に照らされた路面はまるで水溜まりのような陽炎が出現し、温度・湿度が高いことがわかります。
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ATR42-600 NTH
観客に向けてパイロットが手を振ってくれました。丘珠空港までの航路、どうかお気をつけて!
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F-35A ライトニングⅡ
午後プログラムの機動飛行に向けて2機のF-35Aが出てきました。三沢基地では掩体運用を行なっていて会場からは滑走路を挟んだ反対側も誘導路を通過します。
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F-35A ライトニングⅡ
午後の展示飛行は第302飛行隊が担当し、2機のF-35Aによる機動飛行が 行われます。直前に北海道エアシステムのプロペラ機を撮ったのでシャッタースピードを遅く設定したのを戻し忘れてしまいましたが、怪我の功名で背景が流れスピード感ある離陸を撮ることができました。
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F-35A ライトニングⅡ
セキュリティが厳しい三沢基地ではフェンスの外から撮影できるポイントがほとんどありません。基地内に入れる航空祭は離着陸シーンが撮影できるとても貴重な機会になります。
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F-35A ライトニングⅡ
2番機は離陸直後に左急旋回をしました。F-16デモチームの目が覚める離陸を彷彿とさせるキレのある機動でした。三沢航空博物館あたりでは迫力あるシーンが見られたかもしれません。
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F-35A ライトニングⅡ
光の当たり方で全く異なる表情を見せるステルス機の塗装。まるで魚の光物のように輝くF-35Aが撮れました。
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F-16CJ ファイティングファルコン
次のプログラムに向けて準備を整えたF-16がランウェイエンドへ向けてタキシングしてきました。午後は立ち位置を会場西側端寄りの方に変更し、狙い通りのシーンを見ることができました。
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F-35A ライトニングⅡ
ウェポンペイを開いた状態で会場上空を通過するF-35A。午前中の展示飛行でも披露されましたが、撮影チャンスが2回あるのはとても有難いです。
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F-35A ライトニングⅡ
眩しすぎる強い日差しに照らされるF-35A。垂直尾翼付け根の先に見える突起のようなものは敢えてレーダー波を反射させるためのリフレクターです。
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F-35A ライトニングⅡ
午後は2機による機動飛行が行われましたが、編隊を組んで飛ぶようなシーンは見られず、実質的には午前中の単機での展示とあまり違いは感じられなかったのは残念でした。
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F-35A ライトニングⅡ
展示飛行を終えてRW28へ着陸する第302飛行隊のF-35A。背景は掩体などが並ぶ三沢基地らしい風景が魅力ですが意外と他の建築物も多く、場所によっては雑多な要素となり綺麗にまとまらないことも多いです。
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F-35A ライトニングⅡ
主翼面積が小さいイメージがあるF-35AですがF-15のようなエアロダイナミックブレーキを使う減速方法をとっています。そういえばF-35にはエアブレーキがありませんね。
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F-35A ライトニングⅡ
機動飛行を行った2機のF-35Aは着陸後はそのまま掩体へは戻らず、会場手前を経由してくれました。このシーンを撮りたいと思っていたので立ち位置は正解でしたが
陽炎の影響が強すぎました。
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F-35A ライトニングⅡ
観客に向けて手を振ってくれたF-35のパイロット。この距離感で最前列から撮影できる事はとても恵まれた環境と言えます。
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F-35A ライトニングⅡ
今回持参した180-600mmレンズは描写力に優れるものの広角側では機体真横は入りきらず。焦点距離の広さではシグマ60-600mmに軍配が上がりました。今回は24-120mmをつけたZ6Ⅱとの2台体制でカバーしましたが正直2台を持ち替えるのは面倒です。
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F-35A ライトニングⅡ
三沢基地ならではの日米共同による戦闘機の共演!空自と米空軍による機動飛行が行われます。先に離陸するのは航空自衛隊のF-35Aで第302飛行隊が担当します。
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F-35A ライトニングⅡ
背景に見えているレーダー設備やコンクリート製の頑丈そうな掩体が三沢基地らしい風景を演出する大きな要素となっています。
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F-35A ライトニングⅡ
離陸直後にハイレートクライムを披露したF-35A。F-35AとF-16同じ機動を行なって機種による違いを比較する今までにはなかった斬新な企画です。
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F-16CJ ファイティングファルコン
続いてアメリカ空軍のF-16が離陸しました。F-35Aに比べると機体が浮き上がるタイミングが早いようです。
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F-16CJ ファイティングファルコン
F-16のハイレートクライム。機体性能の違い以外にも離陸にはパイロットの癖が出るというので印象は変わってくるかもしれません。
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F-35A ライトニングⅡ
会場右手から進入するナイフエッジ。撮影の立ち位置はエプロン西寄りだったため、本来の見せたい角度とは違っているかもしれません。写真には空気の層の境界が可視化されたような直線が写りました。
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F-35A ライトニングⅡ
ハイスピードで通過すると機体の各所にベイパーが発生していました。F-35は従来の戦闘機とはコンセプトが全く違うので見たことないベイパーの発生の仕方が見られます。
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F-16CJ ファイティングファルコン
後攻のF-16のナイフリッジ。特別な訓練を受けた専門の資格をもつデモンストレーションパイロットの操縦には余裕が感じられます。
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F-35A ライトニングⅡ
低速度性能を披露する科目です。F-35Aはランディングギアを出した着陸形態で上空を通過しました。
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F-16CJ ファイティングファルコン
F-16の低速度飛行。こちらはランディングギアを格納したクリーン形態で実施しました。通常のデモフライトでもロースピードデモでは脚は出していないので何か理由があるのかもしれません。
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F-35A ライトニングⅡ
水平旋回性能の展示です。重くて遅いという触れ込みだったF-35ですが、太めのボディをパワフルなエンジンでねじ伏せるスタイルでその実力が披露されてからは認識を改めたというファンも多いです。
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F-35A ライトニングⅡ
動画と違い「一瞬」を切り取る静止画の世界において、スピード感や荷重負荷をイメージさせてくれるベイパーの存在は良い演出の材料になります。
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離陸前準備
航空祭も終盤をむかえて外来機が帰投の準備を始めました。岐阜基地から飛来したC-1FTBの主翼にのって点検を行なっています。
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F-16CJ ファイティングファルコン
F-16の水平旋回。機体性能や空力性能でベイパーの発生の仕方は違いますが、派手さではF-35に軍配が上がりますね。
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F-35A ライトニングⅡ
機動飛行を終えてオーバーヘッドアプローチをするF-35A。ただ着陸するだけなのにど派手なベイパーが発生しました。今回の航空祭はF-35Aの魅力が詰まった展示飛行が素晴らしかったです。
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F-35A ライトニングⅡ
展示飛行を終えて着陸した第302飛行隊のFー35A。素晴らしい晴天と順光条件、最新鋭機による見所を意識した展示飛行。やはり三沢基地の航空祭は楽しいですね。
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F-16CJ ファイティングファルコン
F-16がオーバーヘッドでアプローチし着陸進入へと移行します。エアインテイクとエンジンノズルの周辺にベイパーが発生していました。
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F-16CJ ファイティングファルコン
展示飛行を終えて着陸した米軍のF-16。背景は林になるアングルはけっこう限られている、多くの場合は地上の建造物が写り込んでしまいます。
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F-16CJ ファイティングファルコン
デモフライトに使われた機体のシリアルナンバー「808」ですが、少しいたずら書きが足されていてよく見ると「BOB」と書かれていました。
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F-35A ライトニングⅡ、F-16CJ ファイティングファルコン
航空自衛隊と米空軍が協力して展示飛行を行うという新しい企画はとても興味深いものでした。編隊飛行のような科目があればさらに面白かったでしょう。F-22デモチームのキャンセルによる穴埋め的なものとして急遽用意されたのかもしれません。
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F-35A ライトニングⅡ
観客の前をタキシングするF-35A。ステルス機の特徴から忍者をイメージしているようで、ニンニンポーズでコミュニケーションをとってくれました。
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RQ-4 グローバルホーク
朝一番で離陸を見せてくれたグローバルホークが14時半頃に戻ってきました。この6時間もの時間をかけたフライトが展示飛行なのか、それとも実際の偵察ミッションだったのかはよくわかりません。
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RQ-4 グローバルホーク
最前列には人垣がありタッチダウンの瞬間は見ることができませんでした。しかし動きのあるグローバルホークを見ることができたのは今回の遠征の大きな成果でした。
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RQ-4 グローバルホーク
着陸滑走するグローバルホークを真横から。この角度から見ると全幅40mの長い主翼を持っているとは思え ない安定感がありました。最初は無人機というとラジコン機のような大きさをイメージしていましたが、戦闘機と同じくらいの大きさと知った時はなかなか想像ができませんでした。
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RQ-4 グローバルホーク
主翼上面のスポイラーが立ってエアブレーキの役目を果たしているようです。これは旅客機の構造と同じようですね。
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RQ-4 グローバルホーク
40mもある長い主翼にもかかわらず、翼端には補助車輪がありません、しかし安定姿勢を保っているから驚きです。着陸後は機体周囲を監視するための車両が近づいてサポートを行ないます。
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化学消防車
全て展示飛行が終了すると化学消防車が放水デモを行いながらパレードを行いました。地上展示機エリアでは放水によって発生した虹を纏った姿が見られたようです。
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E190 JAR
官民共用空港で行われる航空祭では民間機のトラフィックの調整も重要な仕事です。一通りの展示飛行が終わったところでJ-AIR機が離陸しました。遠方からは航空機を利用して三沢入りしたファンも多かったことでしょう。
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C-1FTB
帰投の準備を進めるC-1FTB。岐阜基地への離陸を見届けてから会場を去りたかったところですが、三沢駅へのシャトルバスの混雑や三沢駅での入場規制などの不安要素があり、帰りの時間には余裕を持ちたかったので後ろ髪を引かれる思いで切り上げました。
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スーパーカー
基地内にある更生施設の駐車場では有志によるスポーツカーが一堂に会して展示される催しがありました。飛行機と車の両方に興味がある人にとってはきっと時間が足りなかったことでしょう。
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八戸駅
市役所と三沢駅を結ぶシャトルバスは若干待たされたものの十分な本数が用意されていました。三沢駅では入場規制が行われ、駅の外にまで並ぶ長蛇の列が形成されました。1本くらい遅れることは覚悟していましたが無事にギュウギュウに詰め込まれた満員電車に乗ることができ、列車の輸送力の高さを知ることができました。八戸駅は大混雑!予定より早く着いてしまい時間を持て余しましたが余裕を持って買い物ができました。ちなみに本命の新幹線より一本遅い便を駅ねっとで予約したところ25%OFFの割引運賃が適用されました、これは大きい!
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青森のぜいたく弁当
今回は駅弁で迷ってしまいました。元々は三八弁当尾と決めていたのですが、寿司など自分の好物が入った「青森のぜいたく弁当」を選びました。もちろん美味しかったのですが、個人的には三八弁当の勝ちでした。新幹線は臨時便だったようで仙台からは満席状態になりました。選んだ座席は三八弁当にちなんで3号車8番A席を視程指定しています。
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X投稿
今回の騒動を引き起こしたXの投稿がこちら。F-22デモチームの公式アカウントが三沢基地航空祭に参戦を表明し多くのファンが歓喜したのですが、 直前になりキャンセルされ、ショックのあまり三沢遠征を中止した人も多かったと思われます。しかし蓋を開けてみれば天候は大きく味方し、F-22の不参加を跳ね返す素晴らしい内容に航空祭
ファンお大満足の航空祭になりました。岩国FSDでもF-22のデモフライトが発表されたものの中止になったことから、日本での実現は困難がつきまといそうです。もっともF-22のデモを見たければ海外へ行く選択肢があり確実との事です。とは言ってもなかなか海外には行けませんけどね。
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スケジュール(パンフレット)
08:00 キッズランド、ちびっこ花電車、売店(終日)
08:30 F35×4、F-16×2、E-2×1(オープニングフライト)
08:30 C-130×1(米空軍士官学校におけるパラシュート降下)
09:00 RQ-4(離陸)
09:00 警備犬訓練展示
09:15 F-35×1(機動飛行)
09:30 CH-47J×1(訓練飛行)
09:45 UH-60×1(訓練飛行)
09:55 兵装展示
10:05 F-2×1(機動飛行)
10:25 F-15×2(訓練飛行)
10:40 F-16×1(機動飛行)
11:30 C-130×1(米10士官学校におけるパラシュート降下)
09:00 RQ-4(離陸)
13:20 日米合同警備犬訓練展示
13:20 消防車両放水展示
13:30 F-35×2(機動飛行)
13:45 F-35×1、F-16×1(機動飛行)
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