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20250418

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2025年4月18日 米国海軍 厚木基地

本来であれば4月19日に開催される厚木基地春祭りに参加したかったのですが、暑さと混雑がともなうことから手術を行った後ということで家族から今回は見送るように言われました。そこで今年は負担の少ない前日のフライインを楽しむことにしました。会社の創立記念日の特別休暇を利用して厚木基地の北側にある広場へ展開しました。今回は新たに配備されたばかりのF-35Cが参加するという情報があり、この日も注目を集めていました。体に優しい軽量装備を重視してZ28-400mm便利ズーム+Z8で挑みました。


ふれあいの森スカイ広場

厚木基地の北側にはしばらく通っていませんでしたが、新しく「ふれあいの森スカイ広場」が整備されていました。最近は空港施設のエンド付近を整備する動きが多く見られますがとても良いことだと思います。

 

 

ふれあいの森スカイ広場

広場はとてもきれいに整備されていて集まった多くの飛行機ファンを収容するのに充分な広さがあり、隣接してドッグランやスケボー用の施設が用意されています。素晴らしい環境なのですがカメラマンの姿はほとんど見られず不思議に感じました。

 

 

P-3C オライオン

カメラマンの姿が少なかった理由はすぐにわかりました。RW01から離陸したP-3Cが真正面に見えたので滑走路の延長上に位置しており機体の腹しか見られないことがその要因のようです。

 

 

P-3C オライオン

一般的には機体を横から撮影する方が機体の情報量も多く、一般的なのでカメラマンはあまり集まらないでしょう。ただし道端まで溢れるほどに集まったカメラマンを一時的にでも収容できるという意味ではとても良い場所だと思いました。

 

 

P-8 ポセイドン

9時ちょうどになるとRW01からRW19へランウェイチェンジされました。待っていたかのようにアメリカ海軍のP-8ポセイドンが飛来しました。翌日開催される厚木基地春祭りの展示の為に来たのかは不明です。

 

 

P-8 ポセイドン

天候は悪くはないものの快晴とは言えない薄曇りの条件でした。そのおかげで逆光の心配は緩和されていたものの念のため太陽を背にして撮影することにしました。

 

 

P-1

CVW-5が岩国基地へ移転してから厚木基地は海上自衛隊がメインとなって使っている状態です。対潜哨戒任務を行う実戦部隊でもありますが朝からP-1の訓練が活発に行われました。

 

 

P-1

基地のの北側からP-1の08号機が姿を見せました。ランディングギアを出さない状態のローアプローチで進入してきました。

 

 

P-1

ランディングギアを出さないクリーン形態での進入だったのでP-1のシルエットを低高度からスッキリと撮ることができました。アクセントとして胴体横にある日の丸マークが見えるアングルをセレクトしました。

 

 

P-1

08号機と同様に05機がローアプローチで進入を行い訓練を繰り返していました。撮影チャンスが何度も訪れるのでクローズアップにチャレンジする余裕も生まれました。

 

 

P-1

基地のの敷地内では投下訓練も行われていました。見ていた限り2~3回は投下を行なっていました。

 

 

P-1

午前中に順光を得ようとするとこのポジションがベターだと考えました。スカイ広場の外柵にあたる場所ですが、昔のヤード脇の薄暗い印象に比べると滞在環境は格段に良くなりました。

 

 

P-1

何度もグルグルと周回して撮影チャンスを提供してくれたP-1もランディングギアを下ろして着陸態勢に入りました。

 

 

P-3C オライオン

洋上から帰投したP-3Cが北側から進入してきました。厚木基地の海上自衛隊ではP-1とP-3Cの2機種体制で対潜哨戒任務に対応しています。

 

 

P-3C オライオン

プロペラの回転を表現するためにシャッタースピードを遅くしましたが、その副作用で手ぶれも多く生じてしまいました。軽量の便利ズームは携帯性に優れますが一方で重みがないので手振れしやすいデメリットを感じました。

 

 

ふれあいの森草柳広場

こちらは以前からある「ふれあいの森広場」です。こちらの方は多くのカメラマンが集まって賑わっていました。8時半頃に到着した時点で100人以上は集まっていたと思います。

 

 

P-3C オライオン

昼休みに近くのファミリーマートへ行くために一旦場所を離れました。P-3Cの着陸を見届けてからにしようと考えていましたが何度かタッチ&ゴーが続いていて途中で諦めました。昼休みの時間帯は近隣への配慮としてフライトを避けることが多いのですが厚木ではサイレントタイムはないのかもしれません。

 

 

F/A-18E スーパーホーネット

13時20分頃からCVW-5のフライインが始まりました!まずは上空に2機編隊を組んだスーパーホーネットが進入してきました。トップバッターはVFA-27ガントレットです。

 

 

F/A-18E スーパーホーネット

スーパーホーネットのアプローチを追いかけているとその背後から進入する4機編隊の姿が見えました。次々と連続してアプローチしてくるパターンに対応すべく脳はフル回転し、久しぶりに心が躍る感覚を覚えました。

 

 

F/A-18E スーパーホーネット

最初に降りたのはNF201でした。厚木基地春祭りは地上展示がメインでありフライトディプレイのがないイベントです。その意味では戦闘機が飛ぶシーンが見られるフライインは貴重な機会と言えるでしょう。

 

 

F/A-18E スーパーホーネット

広場の緑を意図的に絡めたショットです。広場では決して障害物が多いというわけでなく立ち位置を工夫すれば障害物を下げて撮ることは容易です。

 

 

F/A-18E スーパーホーネット

VFAー27からは2機のスーパーホーネットが飛来しました。各飛行隊によって参加する機数が違うのは面白いところです。この機体は主翼下のパイロンが取り外された状態のNF211です。

 

 

F/A-18E スーパーホーネット

4機編隊で進入してきたのはVFA-195ダムバスターズでした。4機にもなると迫力があってとてもワクワクしました。ダムバスターズは昔からファンを喜ばせるツボを心得ている飛行隊だと感じています。

 

 

F/A-18E スーパーホーネット

緩やかな右旋回でブレイクを行ったダムバスターズの4機。どの飛行隊よりも多く4機もの機体を派遣してくれたことに感謝です。

 

 

F/A-18E スーパーホーネット

アプローチする戦闘機に向けてカメラを構える多くのカメラマン達。CVW-5が岩国基地に移転してからは厚木基地で戦闘機が見られる機会は減ってしまったので以前よりも注目が高まっていることもあるでしょう。

 

 

F/A-18E スーパーホーネット

ダムバスターズで最初に降りてきたのはNF401でした。厚木基地よ岩国基地の距離は約800kmですがフェリーであればドロップタンク1本で移動できるようです。

 

 

F/A-18E スーパーホーネット

ダムバスターズのシンボルであるチッピーのマークが見える位置で撮影。やや前傾のアングルになりましたが少し高度が高めだったのでしょうか。

 

 

F/A-18E スーパーホーネット

2番目に降りてきたNF404です。ある意図があって機体から近い位置に立っていたためやや見上げるようなアングルになりました。

 

 

F/A-18E スーパーホーネット

3番目に降りてきたNF403です。個人的な好みですがやはり戦闘機は斜め前からの姿が一番好きです。

 

 

F/A-18E スーパーホーネット

ダムバスターズで一番最後に降りてきたのはNF406でした。4が派遣されたもののCAG機の参加はありませんでした。

 

 

EA-18G グラウラー

VAQ-141シャドウホークスの2機編隊が上空に進入してきました。主翼端に設けられた電子戦ポットが大きいのですぐに見分けられます。

 

 

EA-18G グラウラー

最初に降りてきたのはCAG機のNF500でした。CAG機に施されたフルカラーが素晴らしかっただけに塗装が落とされてしまったのは本当に残念です。

 

 

EA-18G グラウラー

NF500の撮影から立ち位置をアプローチコース下に変更しました。グラウラーは胴体下にポットを標準装備しているためドロップタンクは両主翼に2本下げることになります。

 

 

EA-18G グラウラー

アプローチコース下からのバックショットです。久しぶりに間近で聞いたジェット爆音に耳がやられそうになりました。

 

 

EA-18G グラウラー

2週間後には岩国基地フレンドシップデーが開催されます。岩国基地では地形の関係で機体を下から撮ることはできないので、実は厚木基地での撮影は貴重なチャンスなのです。ただし難点としては機体番号の確認ができません。

 

 

EA-18G グラウラー

持参する撮影機材の選択については迷ったのですが広角撮影にも対応できる28-400mm便利ズームを持ってきたのは正解でした.。本命はこの後に来るであろうF-35Cをこのアングルから撮影することが狙いです。

 

 

F/A-18F スーパーホーネット

VFA-102ダイヤモンドバックスが2機編隊で進入してきました。今回はXをチェックして岩国基地の様子を調べていたものの有益な情報を見つけることができませんでした。

 

 

F/A-18F スーパーホーネット

立ち位置は新しく整備されたスカイ広場を選びました。機体正面を撮影するには順光でありコースとしても最適です。

 

 

F/A-18F スーパーホーネット

降りてきたのはNF100でした。ダイヤモンドバックスも素晴らしいフルカラー塗装が有名だったのでその姿が見られないのはとても残念でした。

 

 

F/A-18F スーパーホーネット

午後になると左頭の方向では逆光気味になるのでこの位置で撮影する人はほとんどいませんでした。セオリーとしては順光が得られる反対側の広場が最適です。

 

 

F/A-18F スーパーホーネット

後続するNF103のアプローチをファインダーで追いかけていると後方から近づくF-35Cのシルエットが見えました。いよいよ本命の登場です。

 

 

F/A-18F スーパーホーネット

NF103は主翼下のパイロンを全て取り外した状態での参加になりました。機動性を求めるデモフライト意外ではあまり見ることのない珍しい姿といえるでしょう。

 

 

F/A-18F スーパーホーネット

頭上を通過する戦闘機は着陸のため速度は遅いとは言え大迫力です。一部はフレームから欠けてしまいましたが超望遠レンズでは切り取ることができなかった1枚です。

 

 

F/A-18F スーパーホーネット

滑走路へとアプローチするNF103のバックショット。下げられたフラップには機番が書いてあるので確認することができます。

 

 

F-35C ライトニングⅡ

CVN-73ジョージワシントンの配備にともないCVW-5に新たに加わったF-35Cが厚木基地への初飛来を果たしました。

 

 

F-35C ライトニングⅡ

新たに配備された飛行隊はVFA-147「アルゴノーツ」です。F-35はスーパーホーネットの旋回と比べると明らかにペイパーが発生しやすい機体特性であることがわかります。

 

 

F-35C ライトニングⅡ

旋回中のF-35Cです。この時点でF-35A/Bに対して明らかに主翼の長さが際立っているのがわかります。

 

 

F-35C ライトニングⅡ

F-35A/B型はただでさえ主翼面積が小さい印象がありますが、艦載機用に開発されたC型は着艦するための低速性能を重視するため主翼が大型化されています。その特徴がとてもよくわかりました。

 

 

F-35C ライトニングⅡ

初めて見るF-35Cなので主翼の大きさを体験したいと思いアプローチコース下からの撮影を計画していました。岩国基地フレンドシップデーでフライトは期待できますがこのアングルの撮影はできず、今回は最適なチャンスだと考えました。本日のプランは大成功でお気に入りの1枚です。

 

 

F-35C ライトニングⅡ

上の写真をトリミングしたものです。艦載機型の特徴として前脚のタイヤが2輪になっている点があります。カタパルト発進や着艦の衝撃に耐えられるよう強化されているためです。

 

 

F-35C ライトニングⅡ

頭上を通過するF-35C。夢中でカメラを振って機体を追いかけましたが便利ズームとは言え確実にフォーカスを合わせ続けてくれたニコンのカメラシステムに感謝したいです。

 

 

F-35C ライトニングⅡ

F-35Cのバックショットでこの機体はNF300であることがわかりました。相変わらず同機の後ろ姿はあまり馴染めません。おそらく単発エンジンノズルがナマコを連想させるためだと思います。

 

 

UC-12F

Flyteamのデータベースによると同機の所属はアメリカ海兵隊からアメリカ海軍に移管されたようです。

 

 

P-1

CVW-5戦闘機のフライインが一段落したところでP-1の10号機が再びローアプローチを行いました。同機は午前中からフライトを継続していて滞空時間の長さが感じられました。

 

 

P-1

広場に集まった航空機ファンが撮影をしている風景です。厚木基地の北側は相鉄線相模大塚駅から徒歩圏内も徒歩圏内にあり、近くにコンビニもある恵まれた環境です。道端で車の往来を気にせずのんびりと待つこともできるのがとても良いです。

 

 

P-1

ローアプローチするP-1の後方に接近する2機の航空機が見えました。かなり遠くだったにもかかわらずその独特なシルエットからすぐに機種がわかりました。

 

 

E-2D アドバンスド・ホークアイ、CMV-22B オスプレイ

集まったファンを驚かせたまさかの編隊飛行!プロペラ機という共通性はあるもののこの2機が編隊を組んで同時に来るとは誰も予想できませんでした。

 

 

E-2D アドバンスド・ホークアイ、CMV-22B オスプレイ

つい戦闘機の方に注目が集まりがちですが今回はこの2機のフライインが大きな話題になりました。

 

 

E-2D アドバンスド・ホークアイ

VAW-125タイガーテイルズのアドバンスド・ホークアイ。アップデートされた8枚プロペラがとても印象的です。

 

 

E-2D アドバンスド・ホークアイ

コックピットの上に給油プローブを装備した最新バージョンで、これにより空中給油を受けて長時間のミッション継続が可能になります。しかし乗員にとっては職場環境の悪化につながるという指摘もあります。

 

 

E-2D アドバンスド・ホークアイ

CVW-5の戦闘機系CAG機はロービジ化されてしまうという残念な結果になっていますが後方支援のE-2Dは大きな文字や色を付けた米軍マークなどはいびじ全盛期を彷彿とさせるデザインが残されていました。

 

 

CMV-22B オスプレイ

フライインの最後はVRM-30 Det.FDNF「タイタンズ」のオスプレイでした。C-2A輸送機に代わって空母への輸送任務を担うことになりました。オスプレイは空母運用に最適な機体であり導入は至って合理的な判断だと思います。

 

 

CMV-22B オスプレイ

今でもオスプレイは比較的新しい機体なので見ればテンションが上がります。今回は初めて見る米海軍所属機で、加えてフルカラーという珍しさもあり最後に話題をさらっていきました。

 

 

CMV-22B オスプレイ

同機は後方支援を行う輸送機であり、前線にたつ作戦機ではないため派手な塗装には寛容なものと思われます。上下に塗り分けられたハイビジ塗装は往年の海自P-3Cや陸自に配備されたヴィーナスと呼ばれるオスプレイに通じる高級感を感じました。

 

 

CMV-22B オスプレイ

岩国基地からのフライインは1時間強という短時間の内にとても効率的に行われました。本来は翌日に開催される春祭りに参加したかったのですが、長い待ち時間と大勢のお客さんが集まることによる密集状態、そして暑さを考えると手術を受けた体には負担が多いと家族から止められてしまいました。

そのため移動が少なく、密集による接触も避けられるフライインに絞ることにしました。もっとも春祭りは地上展示中心のイベントなのでむしろCVW-5各機のフライトシーンが楽しめるのはむしろ貴重だと思いました。2週間後に開催される岩国基地フレンドシップデーには参加する予定なので地上展示はそこで見られるだろうという計算もありました。最後に備忘録としてそろそろ紫外線も強くなってきたので帽子、日傘、日焼け止めなどの対策が必要になってきました。

 

 

 

スケジュール(パンフレット)

 

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