2025年10月2日 航空自衛隊 岐阜基地
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大阪への出張が決まりましたが10月は大阪万博の開催期間も残すところ2週間を迎えて駆け込み需要が起きていました。さらに中国で国慶節という連休が重なり大阪をはじめ神戸・京都などのホテルは価格が驚くほど高騰していました。調べたところ名古屋であれば通常通りだったので前泊して朝に新幹線で大阪に向かうことにしました。岐阜基地の航空祭が近いので調べてみるとちょうど15時から事前訓練を行う告知が掲載されていました。これはもう行くしかない!せっかくなら航空祭本番の日には行かないであろう犬山城周辺からの撮影にチャレンジすることにしました。

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のぞみ23号
大阪への出張が決まりました。アポイントは10時からなので前泊予定で組み立てましたが大阪周辺は万博のかけこみ需要で宿泊費が急増し、とても払える金額ではありませんでした。そこで名古屋で宿泊し、翌朝に新幹線で大阪入りするプランに変更しました。ふと岐阜基地航空祭が近いので訓練予定を調べてみると昼からF-2の機動飛行、15時から大編隊飛行の訓練を行う告知が掲載されていました。通常塗装F-2の機動飛行なら急ぐ必要はないか…と思ったので東京駅を10時12分に出発する新幹線のぞみ23号で名古屋まで移動しました。仕事は新幹線の中である程度終わらせるように、15時からはフレックスを使って早めに仕事を切り上げる予定を組みました。
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JR名古屋駅 待合室
11時48分に名古屋駅へ到着しました。新幹線待合室にあるビジネスブースは何席か空きがある状態で混雑のない快適な状況でした。ここで一旦メール処理をして犬山へと向かう準備を整えます。テレワークの導入により出張であっても仕事から逃れられなくなった弊害はありますが、移動しながら仕事ができるのも大きなメリットです。特に自分のような特殊なライフワークバランスで動いている身にはありがたい会社と仕事です。
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名鉄犬山線
名鉄名古屋駅から岐阜基地方面へと移動しますが、今回の撮影地は犬山駅から向かうことになります。所要時間は30~40分程度で着くので名古屋からかなり近い位置にあります。終点の犬山駅で降りると連結器を外す作業が見られたのが面白かったです。
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犬山市
犬山駅に到着し下車しました。ここは岐阜基地航空祭へ行く時によく通過していましたが改めて調べてみると犬山城の周辺は有名な観光地であることを知りました。次の機会は岐阜基地とは関係なく、純粋な観光地として来る価値がある場所だと知りました。気付くのがかなり遅いですけどね。
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スガキヤラーメン
駅前にある総合スーパー「ヨシヅヤ」の 地下にあるフードコートで昼食をとりました。愛知県民のソウルフードと聞いているスガキヤのラーメンを食べました。人生で2回目となります。スープが白いのでとんこつ系かと思いきや魚介系のだしが加わった独特な味です。フォークが一体化したオリジナルスプーンを見て、確かにこういうラーメンだった!と思い出しました。
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バイクシェアリング
今回大きな活躍をしてくれたのがこのレンタサイクルです。スマホと連動して無人で借りることができ、開錠や支払いまでセルフで完結します。こういう仕組みは本来苦手なのですが今回は頑張ってチャレンジしてみました。結果的には素晴らしい活躍を見せてくれ、これがなければ大変だったと思います。特に犬山城周辺は起伏が大きく急な坂が多いので電動アシスト付き自転車は本当に便利でした。駅から撮影ポイントまで快適に移動することができ体力を温存することができました。最初の30分は165円、以降は30分ごとに110円が加算されます。
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犬山城天守閣
途中の道から見た犬山城天守閣。川の向こうには各務原の街並みと山並みが並ぶ素晴らしい風景が見られました。また周辺には門前町や神社など見所もたくさんあって一日観光できるスポットだということが分かりました。
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伊木山
電動アシストのシェアサイクルに乗って今回の撮影ポイントに到着しました。 ライン大橋と名付けられた長い橋の上が今回の立ち位置となります。西側に目をやると伊木山という小高い山があり、その右手少し奥に岐阜基地があります。岐阜基地の中から犬山方面に見えていた山はこれだったのですね。
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木曽川
犬山城のすぐ横というか下には大きな木曽川が流れていて、風光明媚な景色が広がっています。水鳥の群れが見られましたが木曽川は鵜飼でも有名のようです。きっと豊かな川なのでしょう。流れはけっこう急で下を見ていると怖くなる感覚を抱きました。
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犬山城
天候はやや薄い雲が広がっていましたが概ね晴天で天候は良好でした。15時から予定されている大編隊の事前訓練飛行が楽しみで仕方ありません。ライン大橋には同じ目的をもっていると思われるカメラマンは10名ほどいました。
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犬山城
犬山城は現存する天守閣として最も古いそうで、内部も見学することができる屈指のお城で国宝に指定されています。観察している間にもたくさんの観光客が天守閣に上り、城下の景色を楽しんでいる姿が見られました。
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犬山城
現地でお会いした方に進入方向に関するレクチャーをいただきました。今回のテーマはずばり異機種大編隊と犬山城とのコラボレーションです。高度や進入方向によって少しの違いが写真表現には大きく影響することが多いので予定の時間が迫ってくると緊張してきました。そうこうしているうちに編隊飛行訓練が始まりました。
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ADTW
恥ずかしながら最初の進入になかなか気付くことができず、近くにいた方に教えていただき本当に助かりました。最初に現れたのはC-2とF-15、F-2による異機種3機編隊でした。期待していたイメージよりも高度は高めで、犬山城の右後方から左側に斜めに抜けていくコースでした。ちょっと狙っていたイメージとギャップがあったので立ち位置を少しずつ変えて試行錯誤することにしました。
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ADTW
高さがあったので縦構図に変更しました。まだまだお城と編隊との間に空間があります。加工して編隊をコピペすれば理想的な画ができそうですがさすがにそれはしないことにします。
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ADTW
相対的な位置関係の検証用に引き気味の構図で撮影。航空祭当日は間違いなく基地の近くに展開するでしょうから犬山城とのコラボを撮るのであれば 事前訓練が最適だと考えました。
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ADTW
リーダー機はC-2テストカラー機、通称レオニス。真ん中には70周年記念塗装を纏ったF-15がつき、3番機には飛行再開されたばかりのF-2が並びました。次は横から望遠レンズの圧縮効果で撮影したい被写体です。
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ADTW
編隊の形を考慮して縦構図にて撮影。岐阜基地の編隊飛行は縦構図で撮影する機会が多いことも特徴的だと思っています。
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F-15J イーグル
続いて進入してきたのは単機のF-15でした。上空監視をしていた機体ではなく、ソロでの機動飛行を行うための進入でした。機体をもう少し大きく撮りたいところですね。
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F-15J イーグル
今回持参した撮影機材はZ28-400mmの便利ズームレンズです。単機であっても意外と寄れます。特に出張の仕事道具と一緒に持ち出すには軽量で守備範囲が広い方が助かります。また大編隊を撮るために標準域の焦点距離も必要だったので一本だけでカバーできるのは強力なメリットです。
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F-15J イーグル
豆粒のようなF-15ですがこれは岐阜基地上空で機動飛行を行うF-15を撮影したものです。編隊飛行が次の隊形を組んで再進入するまでの間を機動飛行でつなぐのが岐阜基地流の展示飛行です。
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F-15J イーグル
犬山方面まで伸びてきて旋回をするF-15。かなりトリミングを行っていますが機体の情報はしっかりと記録してくれていました。さすがは高画素機!最近のデジタルカメラは恐るべし。
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ADTW
東側の空を見ているとADTWの大編隊が飛行しているのが確認できました。ADTWのテストカラー機はもともと視認しやすい色をしているので遠くにいてもよく目立ちます。
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ADTW
大編隊は右旋回に入り、岐阜基地への進入コースへと入ってきます。ただでさえ飛行特性が異なる航空機なのに編隊を組んで旋回をするのは高い技量が求められることでしょう。
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ADTW
犬山城の樹々の奥から姿を現したADTWの異機種大編隊。今回の事前訓練に参加したのはC-2、F-15、F-2、T-4の4機種でしたがこれが最終的な構成かどうかは現時点では判断できません。
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ADTW
立ち位置を少し左に移動してみました。最初の編隊よりはお城との距離が近づいたように見えます。少しの立ち位置の違いが写真構図に与える影響の大きさがよくわかりました。この経験から徐々に立ち位置を変えていくことにしました。
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ADTW
再び確認のために引きの構図で撮影。単独の戦闘機で絵にするのはなかなか難しいと思いますが、大編隊というサイズ感があってこそ犬山城とのコラボが活きてくるのだと思います。
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ADTW
犬山城のちょうど上に位置するタイミングを撮影した写真です。やはり空間ができてしまいイメージしたような写真にはまだ遠い印象です。
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ADTW
ADTWの異機種7機編隊。例年は10機ぐらい並ぶのでこの時点で今年は縮小して開催される可能性を感じました。特にF-2はほとんどのテストカラー機が定期点検に入っており、さらに2か月間も飛行停止処置がとられていたことから完全復活には時間が足りないことも考えられます。F-4ファントムとC-1輸送機が退役してしまった影響も大きいと思います。
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ADTW
頭上を通過して行く異機種編隊。この大編隊は正面から撮った方が迫力あるかもしれません。真横から撮ってもよさそうです。撮影位置には悩みが尽きませんね。
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ADTW
横を通過するタイミングでの撮影です。例年よくあるパターンは三角形のデルタ隊形を組むことが多いと思いますが、今回見られたのは3;2の横写真の画角に収まりのよい隊形でした。
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ADTW
犬山城周辺を見て改めて思ったことはとても有名な観光地であることを今更ながら認識しました。岐阜基地航空祭とは別に純粋な観光旅行として遊びに来るのもいいなと思いました。
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ADTW
3回目の大編隊飛行はC-2の左右で機数が異なっていました。通常は左右対称のシンメトリであることが普通ですから、航空祭当日はさらに機数が増える可能性が高いと思いました。
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ADTW
立ち位置を変えながら撮影していたところ、大編隊とお城の距離が近づいて空間が少なくなりました。写真撮影において立ち位置の重要性を改めて再確認することができました。ここまで結果が違うとは想像していませんでした。
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ADTW
今回のお気に入りの一枚がこちら。犬山城の天守閣には見物客も多くいて、異機種大編隊を見て驚いた人も多かったのではないでしょうか。
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ADTW
左右で異なるアンシンメトリな隊形でした。航空祭本番ではさらにF-2とT-4が1機ずつ加わると予想します。
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ADTW
縦構図でC-2とF-15、F-2の3機を切り取りました。あらためて気が付きましたがこれは最初に通過した3機編隊と同じになってしまうということでした。
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C-2
C-2は編隊から離脱して単機で伸び伸びとリラックスした様子で基地上空を舞っていました。おそらくはとても輸送機らしくない機動飛行の見せ場を担当していたのでしょう。
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ADTW
F-15×3機と2機のT-4が異機種編隊のエシュロン隊形を組んで進入してきました。もうこれだけでも見ていて面白くなってきます。
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ADTW
立ち位置はもっと左側に移動してもよかったというのが今回の反省と学びでした。地元の方達も左手の方に多くいたので、試行錯誤を繰り返した上でベストポジションを探し当てたのでしょう。地図とにらめっこして位置を計算するのも楽しそうで、次の機会があれば今度はもっと攻めてみようと思います。
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ADTW
スペシャルマーキング機を先頭にした編隊が頭上を通過していきます。この記念塗装機は機動飛行展示も担当し、晴天の下で行われた事前訓練では多くのファンを歓喜に導いていたようです。
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ADTW
基地の上空でブレイクし編隊を離脱するF-15の特別塗装機。この日の事前訓練は16時20分まで枠をとっていたようですが15時40分頃には終了。延長戦はなく早めに満足して終わった模様です。
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ADTW
F-2とT-4が2機編隊で進入してきました。今回の構成を見るとまだ調整段階で完成形ではないという印象でした。この翌週にもあと2回は編隊飛行訓練が行われるので、そこで完成度を高めていくことになるのでしょう。
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C-2
最後はC-2レニオスが進入してきました。犬山城にも近い位置を通過していたのでこれぐらいの距離感で大編隊飛行を撮ってみたいと思いました。
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C-2
昨年は退役するC-1との共演で魅せてくれたC-2レオニス。予定がつかず航空祭には行けなかったので残念で仕方ありませんでした。今回は思いがけず
犬山城と編隊飛行のコラボを撮る機会が得られ、またもや出張の機会をいただいた会社とクライアントに感謝する一日でした。
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JR名古屋駅前
犬山を後にして今回の宿泊地となる名古屋に移動しました。岐阜基地から名古屋へ移動する途中には小牧基地もあるので誘惑が多くて困るエリアですね。
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名古屋市街
名古屋駅の近くにありながら古風な建物の飲食店がありました。このエリアには初めて訪れましたがなかなかユニークな街だと思いました。
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ヨコイ
夕飯は名古屋名物のあんかけスパをいただくことにしました。あんかけスパ発祥の店とも言われているヨコイのお店に行きました。
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あんかけスパ
人気ナンバー1のミラカンに唐揚げをトッピング!ソースは増量しました。思っていたよりもスパイシーでした。あんかけスパは普通のパスタに比べるとかなり太い麺を使っているのが特徴的で、初めて食べた時はその味を理解することができませんでしたが、何度か食べるうちにクセになるから不思議です。
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名古屋市街
あんかけスパを食べ終わったところすっかり夜も暗くなりました。後はホテルに戻って残った仕事の処理を行ないました。出張といっても仕事からは逃げられなくなってきましたね。でも時間の使い方をうまくずらして、このように撮影を楽しめるのは自分にとってはこの仕事はとても向いていると思えます。これもひとつの多様的な働き方、ライフワークバランスっていうやつですかね。
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富士山
出張2日目は朝8時の新幹線に乗って新大阪へ移動。午前中に面談2件をこなして再び東京へと戻ります。商談の方はうまくいったので今回の岐阜遠征 、いや違った、大阪出張は大成功でした。帰りの新幹線は珍しく左側の席を選んでみました。富士山のシルエットをかろうじて見ることもできましたが意外とこの辺りは電線や防音フェンスなどがあって撮るのは難しいですね。岐阜基地航空祭本番は日程変更があり、その影響でブルーインパルスも来基しなくなったということです。スケジュールも発表になり、例年より縮小気味であることは感じましたが無事成功するといいですね。晴天の下で素晴らしい展示飛行が行われることを期待しています。
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スケジュール(パンフレット)
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