2025年2月14日 航空自衛隊 入間基地
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初の国産ジェット輸送機として活躍したC-1も完全退役に向けてカウントダウンが迫っており入間基地の注目が集まっています。2月は会社の年度末にあたり年次休暇の消化を口実に仕事の都合もついたので入間基地へ展開しました。狙いはもちろんC-1の002号機に施された通称「不死鳥(フェニックス)の特別塗装機です。今回はしっかりと撮りたかったので脚立を持参するため3時間かけて車で移動しました。対象が輸送機なので広角側を意識しZ8+28-400mmの守備範囲の広さで挑みました。願いが叶ってフェニックスは舞い上がり集まったファンも大喜びでした。バレンタインフライトに感謝です。

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T-4
年度末の有給消化を利用して気になっている入間基地へ展開しました。この時期は展示会などが多く、ピンポイントで都合がついたのが2月14日のバレンタインデーでした。午前中は北風の予報だったのでRW35エンドへ向かいました。今回はしっかりと脚立を使って撮影しようと思ったので3時間をかけて車で移動しました。金曜日なのでフライトがあるか不安でしたが8時30分頃に到着するとすぐにフライトが始まりました。
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T-4
まず最初に姿を見せたのはT-4でした。冬は空気が澄んでいるので背景には雪山が写るほどの視程のよさでした。別の方角になりますが富士山もくっきりと見える素晴らしいコンディションでした。
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U-680A
続けて飛行点検隊のU-680Aが出てきました。入間基地は後方支援機が多いので一見すると地味な基地ですが配備されている機種はバラエティ豊かであるのが魅力です。後方にはさらにT-4の姿が見えました。
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U-680A
飛行点検隊は日本国内の空港施設に派遣されるとても忙しい部隊です。今日もどこかの航空基地へ出張でしょうか。今回もU-680Aが見られましたがU-125の姿は見られませんでした。
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T-4
航空総隊司令部のT-4は1機ずつ行動することが多いようです。この687号機は後席パイロットがこちらに向けて手を振ってコミュニケーションをとってくれました。
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T-4
U-680Aの離陸滑走を待つT-4。フライトは戦闘機部隊のように多数機がまとまって訓練に向かうピリオド的な運用ではなく、単機で次々と出てきました。
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T-4
T-4は3機目の701号機が出てきましたがその後ろにはC-1の姿が!もしかしたら狙っていたC-1特別塗装機のフェニックスが早くも飛んでくれるのか?と期待が膨らみました。しかし遠目に赤いペイントは確認できませんでした。
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T-4
練習機でなく連絡機としても活躍するT-4は入間基地において良いアクセントになっています。連絡機として使うには高性能すぎる気もしますがそれもハイスペック好きな日本の良いところではないでしょうか。
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EC-1
C-1の通常塗装機かと思いきや姿を見せたのはEC-1でした!このところ年度末の退役を間近にして、連日のようにフライトを行っています。
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EC-1
以前は秘密のベールに包まれていて運よく見られたらラッキーという認識でしたが、前回の入間基地航空祭以降は高い頻度で見ることができています。退役まで残り少ないですが撮るなら今です!
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EC-1
これが最後のEC-1撮影になるかもしれず、できるだけ多くのアングルからの写真を残し記録しておきたいと思いました。
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EC-1
斜め前45度からの撮影です。入間基地のRW35エンドは誘導路のコース、太陽の方角ともにタキシングを撮るのに最適なポイントです。
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EC-1
右側サイドからの撮影です。今回は落ち着いてフレーミングをしたかったので車で移動し脚立を持参しました。脚立は運ぶのが面倒ですがその効果は抜群でした。
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EC-1
最大の特徴である大型化されたレドームをクローズアップ。その形状から「カモノハシ」の愛称でも呼ばれます。そういえば後継機となるRC-2はみかけませんが可能であればEC-1とともに一緒に飛んでほしいと思います。
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EC-1
真横からの撮影です。機体側面や後方に増設されたアンテナフェアリングもEC-1の大き特徴です。
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EC-1
雪山をバックに離陸するEC-1。首都圏の住宅地に位置する基地の風景とは思えないほど自然に囲まれた雰囲気に見えます。SNSで15時頃に戻ってきたと知りましたがお迎えには立ち合えませんでした。
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T-4
642号機が出てきました。パイロットも偉くなって管理職になるとデスクワークが増えるそうです。組織として容易に想像できますが飛行資格を有している限り年間一定の飛行時間が課せられます。特に年度末は年次飛行を消化するため忙しいそうです。
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T-4
超望遠レンズも十分には届かない高々度を通過するT-4。上空はクリアに抜けるような快晴でしたが前日は電車も止まるほどの強風で荒れていました。
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T-4
GCAで進入するT-4とその背後から回り込んでアプローチする機体の姿が見えました。
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T-4
RW35エンドのポイントは午前中の早い時間だと斜光~逆光気味の条件になるのでレタッチの力が必要になります。
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U-4
第402飛行隊の多用途支援機U-4が出てきました。この時点でC-1は出てくる気配はなく午後に期待する空気感が漂いました。
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ギャラリー
8時30分頃に到着した時点で20~30人ほどの見学者がいましたが、ギャラリーも徐々に増えてきました。基地南側からの撮影アングルも飽きてきたので自分も西側へ移動することにしました。
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T-4
着陸機を横から撮影できる撮影ポジションに移動しました。T-4はタッチ&ゴーを繰り返して多くの撮影チャンスを与えてくれました。
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T-4
入間基地のRW35エンドは高い位置から機体を見ることができる国内でも有数の恵まれた立地条件で人気があります。
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T-4
701号機が午前中2回目のフライトに向けて出てきました。この近距離でコックピットに迫れるのが入間基地RW35エンド側の凄いところです。
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T-4
タキシングする機体の背面が見えるロケーションは国内でも決して多くありません。レアな機体が飛来した際は是非とも利用したいところですが場所取りの競争率も高くて思うほど簡単ではありません。
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T-4
滑走路へと向かうT-4コックピット内のパイロット。余裕がある時はギャラリーに向かって手を振ってくれることがあります。一方で見向きもしない時もありますがフライトに集中しているということかもしれません。
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C-130H ハーキュリーズ
外来機としてC-130Hがアプローチしてきました。基地南側のフェンスにも脚立に乗ったカメラマンが多く集まっています。
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C-130H ハーキュリーズ
滑走路手前で待機するT-4とタッチダウン直前のC-130H。この組合せは30年前でも撮影できたもので航空機の機体寿命の長さと空自の物持ちの良さを感じます。
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T-4
滑走路へと進入して離陸前の最終チェックを行う701号機。T-4にも後継機導入の話が出るようになり時代の変化を感じてしまいます。
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T-4
701号機が離陸滑走を開始したのと同時に687号機が誘導路を進んできました。2機のT-4がクロスするシーンを捉えることができました。
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U-4
風に煽られながらも姿勢を保ちタッチ&ゴーを繰り返していたU-4。主翼が長いので風の影響を受けやすいのかもしれません。
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U-4
基地の敷地内では工事が行われているようで重機が見られましたが作業は休みだったようです。作業中とはいえ自衛隊の航空機の離発着を近くで見られるのは羨ましいです。
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T-4
滑走路にタッチダウンしてタイヤから接地煙を生じさせるT-4。乾燥した日が続いていて背景にの茂みも冬枯れしており、火気には十分に注意していただきたいと思いました。
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T-4
奥にちらっと道路のようなものが見えますが、これは基地内のものでしょうか。もし柵外の民間道路であれば撮影ポイントにもなりそうな気がしました。
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T-4
背景に写る街並みにAEONの看板が見えました。入間基地に来る道中で見かけた3月21日オープン予定にの「そよら入曽駅前」の看板でしょう。
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T-4
写真を見てから気が付きましたが薄っすらとスカイツリーが写っていました。その姿は634mの高さを誇る電波塔としての機能を物語っています。
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C-130H ハーキュリーズ
外来機として来基していたC-130Hが離陸に向けてタキシングしてきました。この構図でC-1フェニックスを撮りたいと思っていました。
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C-130H ハーキュリーズ
写真表現としてプロペラを回転させようとシャッタースピードを遅くしたところ手振れが生じてしまいました。不安定な脚立の上での撮影だったのでおとなしく無難なスピードに戻しました。
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C-130H ハーキュリーズ
コックピットからパイロットが手を振ってくれているのが見えました。白いグローブをしていると目立ちますね。
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T-4
午後のフライトが始まりました。予想より早く昼休み明け直後からランウェイチェンジとなり南風運用に変わりました。期待していた撮影プランの通りにはいきませんでしたが自然が相手なので受け入れるしかありません。
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T-4
もしこれからC-1特別塗装機が離陸した場合、上昇中どのように見えるのか…とイメージしながらT-4で練習撮影をしました。
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T-4
C-1は離陸上昇は急角度なので最悪の場合は高度が高くなりすぎて機体の腹側しか見えなくなるリスクが頭に浮かびました。しかしせっかく確保した立ち位置から離れたくないという気持ちとの葛藤がありました。
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T-4
勇気をだして立ち位置を離れ、できるだけ後ろに引いて距離を稼いで撮影する作戦への変更を決断しました。
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C-1
当然期待してはいたのですがいざ本当に出てくると興奮を止められません。C-1特別塗装機がタキシングを開始し滑走路へと進入する様子が遠目に見えました。
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C-1
移動作戦を実施した際に脚立も運んでくればよかったのですが大失敗。金網を通して離陸を見ることになりました。これは大きな反省点でした。
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C-1
なんと!上の写真をトリミングしてみると金網の影響がほとんどなく、離陸上昇中の写真に生まれ変わりました。もったいぶらずにダメもとでも撮っておくことは大事だと思いました。
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C-1
立ち位置は可能な限り離陸高度が低い段階で撮れる場所を選んだので、なかなかよい感じに撮れたと思います。今回のお気に入りの1枚です。
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C-1
狙っていたスペマ機が飛行する姿を冬の澄み切った青空で、しかも順光撮影できました。これは本当に大満足で休暇をとってきた価値がありました。
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C-1
スペマ機はローカルフライトを実施しましたが、訓練というよりも集まったファンに向けてのサービスだったのではないかと思っています。
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U-4
第2輸送航空隊のU-4は午後もフライトを行いました。要人輸送を行うこともあり機体は常に美しくメンテナンスされています。
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T-4
タッチ&ゴーを行っていたT-4です。この直後には外来機としてのC-2ような水色迷彩のC-130Hが飛来しました。さらにその後ろにはC-1特別塗装機が滑走路へアプローチしてきます。
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C-1
スペマ機はタッチ&ゴーを行い再び離陸上昇する姿を見せてくれました。今回のフライトはこのタッチ&ゴー1回のみだったのでやはりファンサービスか慣らし運転という意味合いを感じました。
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C-1
上の写真をトリミングしました。C-1ラストイヤーを記念する特別塗装機には赤い不死鳥をモチーフとしたデザインが描かれました。
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C-1
垂直尾翼には桜の花びらが舞う様子が描かれています。これから春を迎えることと桜吹雪のように潔く散りゆく侘び寂びを感じるデザインです。
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C-1
この日の前日は架線トラブルで鉄道が止まるほどの強風でしたが、驚くことに特別塗装機はナイトフライトを実施したそうです。
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C-1
タッチ&ゴーは1回行ったのみで着陸してしまいましたが短い時間でもフライトが行われただけでも有難いです。できればローパスやコンバットピッチも見たかったところですが、まだ入間へ通う楽しみが残っているとも考えられます。
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C-1
着陸滑走はRW35エンドまで引っ張ってくれるかな?と期待したものの残念ながら途中で向きを変えてしまいました。距離が遠いので証拠写真程度ですが正面からの姿を記録しておきます。
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C-1
エプロンへと向かうスペシャルマーキングの002号機。ファンサービスの意味でもやはりエンドまで来て欲しかったです。年度末までもう1回くらいはチャンスを作って再挑戦したいと思います。
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C-1
機体の左側には「C-1 FOREVER」の文字が書かれていました。まるで集まったファンのために飛んでくれたようなバレンタインフライトのプレゼントには感謝しかありません。この後には外来機のC-130Hの離陸やC-2のフライト、撤収してしまい見逃してしまったEC-1の帰投などがりました。年度末まで入間基地は気温は寒いけどファンにとっては熱い日が続きそうです!
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スケジュール(パンフレット)
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