2025年5月4日 米海兵隊 岩国基地 FRIENDSHIP DAY
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岩国基地フレンドシップデーの開催当日です。徳山駅から岩徳線の始発電車に乗り岩国駅に7時過ぎに到着しました。今回は手術の後ということもあり体力を温存するため
タクシーを使ってウエストゲート付近までアプローチすることにしました。しかし今回の岩国FDは大問題があり会場に入るまで3時間半を要する大混雑が生じました。これは誘導の不手際によるもので大問題だと思います。午前中のフライトが間に合わないという大損失になり、来年はもう行くもんか!と心に決めたものの、午後の素晴らしいデモフライトを見て「やはり岩国はすごい」と思い直す、感情の起伏が激しくなる一日でした。来場者は13万人との発表発表があり昨年11.3万人よりも増えていたのは驚きです。ちなみに岩国市の人口とほぼ同じ数の来場者が訪れたことになります。

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岩国駅 タクシー乗り場
7時過ぎに岩国駅に到着しました。徒歩での移動を考えていましたが手術後ということで体力温存を優先しタクシーを利用することにしました。20分程の待ち時間で乗ることができ良い選択をしたと思いました。ゲートまでは行けずとも橋を超えたセブンイレブンのあたりまで移動することができました。
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待機列
タクシーは750円。道路脇で下車しましたが「待機列の最後尾に並んでください」と言われ辺りを見回すと大変な混雑!新連帆橋の向こうまでつながって身動きがとれない状況になっていました。信号が変わっても渡れない最悪のグリッドロック状態。警察の誘導も状況が把握できておらず全く機能していませんでした。
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待機列
歩行者天国まで進みましたが途中から待機列は一向に進みません…。昨年も混雑はしていましたがここまで酷い混雑ではありませんでした。ウエストゲートにたどり着く前にアーリーバードのKC-130が離陸してしまいました。
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待機列
やっとのことでウエストゲートを通過しましたがこの時点で8時55分であり岩国駅から1時間30分を要しています。去年の経験だとここから手荷物検査を終えるまで40分はかかります。このペースで行くと午前中のフライトのうちCVW-5のマスフライトが見られない可能性が高くなりました。
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CVW-5
やはり嫌な方の予想が当たりました…。CVW-5のフライトは待ち行列の中から見送ることになってしまいました。前日のリハーサルを見ていたのでまだ心は穏やかでいられましたが、そうでなければ怒り心頭だったと思います。その後IDチェックは10時20分、手荷物検査を受けたのは11時00分、エプロンに到着したのは11時20分でホワイトアローズのフライトも歩きながら見ることになりました。今年の岩国の体制は本当に最悪と言わざるを得ません。。
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EA-18G グラウラー
エプロンに着いたら11時30分。岩国駅からここにたどり着くまで4時間以上かかりました。ホワイトアローズのフライトが終わり小休止でしたが、とはいえ正午過ぎから午後のフライトが始まるので地上展示機をのんびりと撮影しているわけにもいきません。
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EA-18G グラウラー
滑走路から離れた方のエプロンでは海軍機が地上展示されています。時間はありませんが時間も限られているので急いで撮って回りました。まずはグラウラーをローアングルから撮影しましたが、上空には少し変わった薄雲が広がっていました。
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EA-18G グラウラー
CVW-5の各機は2週間前に開催された厚木基地春祭りでも展示されていましたが 個人的に手術を受けた後だったので体調の問題で参加できませんでした。予定どおりで岩国基地で見られた事を大変うれしく思いました。
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F/A-18F スーパーホーネット
VFA-102「ダイヤモンドバックス」のNF106をローアングルから撮影。今回は新たに発売されたばかりのニコンZ5Ⅱを地上展示撮影用に持ち出しました。
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F/A-18F スーパーホーネット
アメリカ海軍CVW-5の展示機は滑走路から離れたエプロンで展示されるので飛行展示の撮影をメインとするファンにとってはゆっくり撮りにくいという残念さがあります。特に今回は入場に3時間半もかかっており、グッズや土産を買う時間が十分に取れなかったことが本当に腹立たしいです。
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KC-130 ハーキュリーズ
C-130の機体の上にはパイロットが座りファンサービスに務めていました。機内見学もできるので長い行列ができていました。
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E-2D アドバンスド・ホークアイ
コックピット上部に給油ドローグを追加装備した最新型のアドバンスド・ホークアイ。プロペラのブレード数も8枚になって迫力が増し、初期型と比べるとだいぶ様子が変わりました。
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ハロ現象
幸いにも天気は晴れ!ジリジリと日焼けする感覚があったので上を向いてみると太陽を囲むような彩雲が発生していました。ハロと呼ばれる気象現象で、これが見られる時は天気が下り坂のサインだそうです。ただ何か良いことが起きそうな予感もします。
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F-35B ライトニングⅡ
エプロンを歩いて進んでいくと最も奥の場所にF-35が4機並べて展示されていました。一番右側には海兵隊が装備するB型でVFMA-211「ウェイク アイランド アヴェンジャーズ」の機体が展示され、垂直尾翼に赤白のストライプが描かれた隊長機でした。
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F-35B ライトニングⅡ
今のところ国内において岩国基地以外ではなかなか見ることができないF-35B。主翼下にミサイルを装備した打撃力重視の形態を見せてくれました。ステルス性を重視しないミッションにも対応できるマルチロール機でありベストセラーになることが約束されているという理由がよくわかります。
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F-35C ライトニングⅡ
今回の注目の展示機のひとつで、厚木基地春祭りで初の一般公開を飾った海軍向けバージョンのF-35Cです。期待通りり主翼の折りたたみ機構を活かした姿で展示してくれました。
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F-35C ライトニングⅡ
主翼を折りたたんだ姿を斜め前から撮影しました。艦載機のC型のみ必要とするものでA,B型にはない独自の機能であり、ダブルタイヤの前脚を含めC型の魅力が詰まった1枚です。ウェポンベイの扉も開いた状態でした。
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F-35B/C ライトニングⅡ
4機のF-35が並んだところの撮影は誰もが挑戦したくなる被写体です。できるだけ先端を合わせ、ローアングルにすることで機体の重なりを表現しました。
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F-35B/C ライトニングⅡ
自然に立った時の視線レベルでの撮影。機体の重なりが隠れてしまうので横にスライド移動して機体がずれるように見える構図を探しながら配置しました。
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F-35C ライトニングⅡ、F/A-18F スーパーホーネット
頑丈で大きなハンガー内に展示された米海軍の2機種の艦載戦闘機の特別 展示。背後に吊り下げられたアメリカ国旗がとても良い雰囲気を演出していました。
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F-35C ライトニングⅡ
アメリカ本土以外では日本が初の配備となったF-35C。岩国基地が地政学上 いかに重要かがわかる事実です。もっとゆっくり撮影したかったのですが午後からのフライトディスプレイが始まるのでこの撮影を持ってメイン会場に移動することにしました。
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F-2A
滑走路に近いエプロン側のメイン会場に移動しました。こちらには自衛隊からの参加機や大型機などが展示されていました。地上展示機を撮影したいところでしたが飛行展示が始まりそうだったので、取り急ぎ展示飛行の撮影に適していそうなスペースを探すことにしました。
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EXTRA 330SC Team Yoshi
正午過ぎからTeam Yoshiによるアクロバット飛行が披露されました。岩国基地フレンドシップディでは毎年参加している常連です。一方で航空自衛隊の航空祭イベントには参加しないので岩国は室屋さんが見られる貴重なステージとなります。
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EXTRA 330SC Team Yoshi
ひと際観客を沸かせたのはニコチャンマークを描く大空に描くお絵かき科目です。室屋氏はコロナ禍に下を向きがちだった国民に対し、「上を向いて欲しい」と考えて各地でこの技を披露し、元気を与えてくれました。
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EXTRA 330SC Team Yoshi
室屋義秀氏が駆るエキストラS330。スポンサーであるLexusの文字を効果的に見せる課目を盛り込んでいてエアショーパイロットとしての腕も超一流です。
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EXTRA 330SC Team Yoshi
背面を見せながら低高度での飛行を維持しフライパスを行う室屋氏。レッドブルエアレースで優勝したことも有名ですが最近ではVRなどの最新デジタル技術を駆使した5次元エアレースに積極的に取り組んでいるそうです。
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F-35B ライトニングⅡ
MAGTFデモに向けて滑走路へと向かう海兵隊のF-35C。地上滑走する機体の撮影を考えると有料席からの撮影が望ましいのですが年々値上がりが続いていて今年は6,500円まで上がりました。カメラマン席については2万円と年々高額になっています。
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CH-53E スーパースタリオン
大型ヘリのCH-53Eが離陸しました。海上自衛隊も掃海ヘリとして同型機を保有していましたが既に退役し、MCH-101へ機種転換しています。
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KC-130 ハーキュリーズ
MAGTFデモに向けて米海兵隊のKCー130ハーキュリーズが離陸しました。岩国基地は望遠レンズを使えば無料エリアでも十分撮影できるのですが、有料席のスタンドやテント、簡易トイレなどが入り込んでしまうのが残念です。これだけは有料/無料の壁があるので仕方ないか…。
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F-35B ライトニングⅡ
VMFA-121「グリーンナイツ」のF-35Bが離陸しました。岩国基地のランドマークである側面が剥げた山がバックになるタイミングで岩国らしさを切り取りました。
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F-35B ライトニングⅡ
4機のF-35Bが離陸して行きました。先行する機体が右へターンし海側の待機空域へと向かう姿が写りました。
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MAGTF
MAGTF(Marine Air-Ground Task Force)のデモは作戦シナリオに沿って進行していきます。兵装を携行することで重量が増した航空機は搭載燃料を犠牲にすることになります。作戦内容や目的地までの距離などが関係しますが空中給油は現代戦において必須のミッションとなっています。
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MAGTF
昨年はF-35Bとレガシーホーネットの組み合わせが見られましたが今年は完全にF-35Bに移行されました。最新鋭機が有線して配備されるようになった海兵隊はその存在が重視されるようになっていることが感じられます。
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F-35B ライトニングⅡ
攻撃対象となる目的地に対し偵察を行うF-35Bの2機編隊。固定翼ジェット機の高速飛行性能と高性能センサーで情報収集を行い一気に離脱して行きます。
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F-35B ライトニングⅡ
攻撃を担当するF-35Bはアフターバーナーを使って高速で進入しターゲットに向かって一撃を与えます。
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MAGTF
岩国基地のMAGTFデモでは地上に火薬班が配置され、爆発の演出が行われます。その火薬量は結構なもので黒い煙が高く舞い上がりました。
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UH-1Y ヴェノム
近接航空支援を行うために前線へと向かうヴェノム汎用ヘリ。UH-1Jに比べるとプロペラのローター枚数も4枚に増え、ロービジ化されていることもあり軍用機らしさが増しています。
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AH-1Z ヴァイパー
AH-1Wスーパーコブラの発展型であるヴァイパー。陸上自衛隊もAH-1Sコブラの後継機としてAH-64Dアパッチ・ロングボウへのリプレースが中断され、AH-1Zも候補にあがったことがあるそうです。
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MAGTF
兵士を運んできたCH-53Eと護衛機が並んで進入してきました。この語会場を通過した後、エプロンへと戻っていきました。私の立ち位置の前には自衛官の方たちが見学しており興味深そうに見入っていました。
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CH-53E スーパースタリオン
大量の兵士を輸送したCH-53Eスーパースタリオンが有料観客席の前に降り立ちます。今年は不景気で節約志向が高いせいか有料観覧席でカメラを構える人の姿は少ないように見えました。
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AH-1Z ヴァイパー
改良強化された攻撃ヘリAH-1ZヴァイパーはシャープなシルエットのAH-1Sコブラに比べるとゴツゴツとした無骨なイメージが強い機体です。
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F-35B ライトニングⅡ
再び2度目の打撃を与えるために進入してきた2機のF-35B。パイロンを装備した2機はステルス性よりも打撃力を重視している想定です。
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MAGTFデモ
地上では火薬班の仕事により盛大な爆発と共に黒煙がありました。上空を通過するF-35Bを追いかけていると見逃すのですが、地上では真っ赤な炎が一直線に巻き起こる迫力あるシーンを見ることができます。
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MAGTF
デモフライトを終えた3機のヘリコプターが観客の前を通過してエプロンへと戻っていきました。背景には長い飛行機雲を引いているエアラインの航跡が写りました。天気はは下り坂に向かうようです。
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MAGTF
展示飛行を終えた固定翼機が会場上空を通過し編隊を解きます。大きな輸送機と戦闘機の編隊飛行はなかなか見ることができない珍しい構成です。
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MAGTF
KC-130が右旋回してF-35Bと被らなくなったところでもう1枚。前日のリハーサルに比べると雲も少ない青空に恵まれて、視程もクリアになり撮影環境は大きく改善されました。
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F-35B ライトニングⅡ
海兵隊F-35Bの4機編隊をクローズアップ。機体の密集度を超望遠レンズの圧縮効果で表現することができました。
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エクストラEA-300L Whisky Papa
ウイスキーパパの2回目のアクロバットフライトが行われました。午前中は基地内に入場できず見ることができなかったので2度のフライトはありがたいと思いました。
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エクストラEA-300L Whisky Papa
上空にはうっすらと昼の月が姿を見せていました。理想的なのは月と機体が重なることですが付近を通過してくれただけでも満足できました。月と機体の大きさがほぼ同じに見えたので午後から行われるフライトでもチャンスがありそうです。
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エクストラEA-300L Whisky Papa
会場内のアナウンスではよく聞き取れませんでしたが、おそらくこれはト音記号を描いたものだと思います。
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エクストラEA-300L Whisky Papa
面白かったのは空中にハートを描く科目でした。連続して3つのハートを描くので持ってきたカメラの焦点距離では2つまでが限界でした。
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エクストラEA-300L Whisky Papa
観客に向けて背面を見せたローパスを披露。コックピットが大きいので中で操縦する姿も見ることができました。
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チャレンジコイン
地上展示撮影時に買ってチャレンジコインです。1枚5,000円といわれて一旦購入を躊躇しましたが、午後に行われるF-35Bの展示飛行で背中のコウモリマークがうまく撮れることを祈願し思い切って購入しました。
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CH-53E スーパースタリオン
民間機の着陸を待つためしばらく空き時間ができたので地上展示をを撮りにまわりました。MAGTFデモにも参加した大型輸送ヘリCH-53Eスーパースタリオンは地上展示機でも見られました。 明らかに他のヘリよりサイズが大きく、プロペラのローターは6枚もあります。
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小杉怜子さん
1日群司令を務めた小杉怜子さんを見かけました。通りすがりにさっとカメラを構えたところ一瞬のうちに察知して笑顔とポーズを作ってくれました。タイミングもバッチリで撮りやすく、プロのモデルさんのテクニックはさすが!と感心しました。
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EP-3
海上自衛隊から展示されたEP-3多用途機。機体にはいくつものアンテナフェアリングが増設され怪しげ満点な機体です。P-1ベースの改造機の出現にも期待したいところです。
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CH-101
南極輸送支援を行うCH-101は海上自衛隊が運用しています。砕氷艦「しらせ」に同行し、南極という過酷な環境で活躍しています。
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US-2
今回のFRIENDSHIP DAYで大きな注目を集めたUS-2救難飛行艇。波高3mの荒れた海にも着水できる優れた性能を持っていますが、そのライバルはオスプレイとも言われています。しかしUS-2最大の強みは船のように波の上に浮いていられることでしょう。
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CMV-22 オスプレイ
エプロンにはアメリカ海軍と陸上自衛隊のオスプレイが2機並んで展示されました。両機とも上下のツートンカラーで塗分けられた品のある塗装が施されていて特に目を引きました。
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CMV-22 オスプレイ
海軍のオスプレイは空母への輸送を任務として配備されていてスポンソンの拡大により搭載燃料が多くなっているそうです。オスプレイは垂直離着陸が可能でローターをコンパクトに格納できる機能をもち、固定翼機としての航続距離を兼ね備える空母運用に最適な機体と言えるでしょう。
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V-22 オスプレイ
陸上自衛隊 が装備するオスプレイは現在暫定的に千葉県の木更津駐屯地に配備されていますが、この7月に佐賀駐屯地を開設し、8月には17機全てを佐賀へ移動すると発表しています。
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F-16CM ファイティングファルコン
ANA便の到着を待ってからPACAFのF-16デモチームによるデモンストレーションが始まりました。ここからはジェット戦闘機による迫力あるパフォーマンスが連続するので目が離せません。
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F-16CM ファイティングファルコン
離陸した直後に滑走路半ばでレフトターンに入るF-16。通常の離陸とは異なる高機動はショーの序盤から観客の度肝を抜きます。
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F-16CM ファイティングファルコン
会場右手からハイスピードで進入するF-16。エアインテイクの周辺には圧縮されて可視化されたベーパーが発生 しています。今回は派手なベーパーの発生はありませんでしたが、音よりも早く近づいてくる戦闘機の迫力に会場は 一気に盛り上がりました。
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F-16CM ファイティングファルコン
アクロバットチームに許される背面飛行。機体性能を最大限に引き出すために主翼下のパイロンは取り外され最高のパフォーマンスを発揮してくれます。
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F-16CM ファイティングファルコン
アフターバーナーを使い急上昇するF-16。主翼前縁とストレーキにはべーパーが発生していました。今期のパイロットはイーサン”バンダム”スミス大尉が担当しています。
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F-16CM ファイティングファルコン
会場左側から進入し背中を見せてくれたフォトジェニックなフライト。岩国基地のエプロンは午後から順光が得られるので機体に満遍なく光線がまわりました。
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F-16CM ファイティングファルコン
残念なことに三沢基地のF-16はF-35Aへの入替えが予定されており、F-16デモチームも解散となります。後で知りましたがこの展示がF-16の最後のアクロバット展示になるそうです。素晴らしいフライトを見せてくれてありがとうございました!なお内容は不明ですがスケジュールでは5/18の横田、6月13日の三沢でも何かしらのフライトが行われる可能性があります。
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UH-1J イロコイ
陸上自衛隊からはUH-1J多用途ヘリコプターからのファストロープを使った降下を披露してくれました。短時間でしたが飛行展示の合間を埋めるちょうどよい内容でした。
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UH-1J イロコイ
今回参加したこの機体は用途廃止となり、この日がラストフライトになるというアナウンスがありました。最後は大観衆に見送られ花道を飾ることができて幸せな機体です。機内からは陸自隊員の方が大きく手を振ってくれていました。
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US-2
海上自衛隊のUS-2救難飛行隊によるイベントが行われます。まずは同機が持つ短距離離陸性能が披露しましたが、滑走路が短い離島でも展開するために求められる重要な性能だそうです。
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US-2
写真では分かりにくいですがUS-2は滑走路の向こう側にある海面に着水し、その後水飛沫を落としながら離水しました。会場内からは見ることができないのですが、大型スクリーンにリアルタイムで表示されるので状況をモニターを通して見ることができました。
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US-2
海面への着水性能を披露したUS-2は再び会場上空を通過した後、。地上の消防車とのレースに挑みます。この企画はUS-2の低速飛行性能と消防車の
スピードを競うという前代未聞の面白企画です。
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US-2
US-2は最低速度の時速90kmで飛行しました。航空機における90km/hというのはまるで止まっているかのような遅さです。ちなみにレースの結果は消防車の方に軍配が上がったそうです。
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B737-800 ANA
羽田空港と岩国錦帯橋空港を結ぶANAの定期便が離陸しました。ANAは航空イベントが行われている基地へ特別塗装機を派遣することが多く、今回は 関西万博特別塗装機「EXPO2025
ANA JET」を割り当ててくれました。
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F/A-18F スーパーホーネット
アメリカ海軍のデモライセンスを持つパイロットによるスーパーホーネットのデモフライトが始まりました。短距離で離陸した直後に脚を出したまま急上昇を行いました。戦闘機は本機を出すと本当に短い距離で離陸できることがよくわかります。
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F/A-18F スーパーホーネット
離陸直後に左ロールを内ながらギアアップするロールオンテイクオフを披露しました。F-16デモチームとは違うマニューバーを見せて飽きさせなかっのもよかったです。
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F/A-18F スーパーホーネット
会場右手からハイスピードで進入し、観客の目の前を通過したスーパーホーネット。前日のリハーサルではE型の単座機が使われていましたが、FRINDSHIP
DAY本番はF型の複雑機を使い後席にもパイロットが搭乗していました。
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F/A-18F スーパーホーネット
主翼後縁からペーパーが発生していました。かなりの高速で飛行していることが静止画でも演出してくれるとてもありがたい要素です。
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F/A-18F スーパーホーネット
背面飛行を行うスーパーホーネット。デモンストレーションにあたって機体は現地のCVW-5所属機を使いますがデモパイロットはイベントのためにアメリカ本国から派遣されています。
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F/A-18F スーパーホーネット
タッチアンドゴーを行ない再び離陸するスーパーホーネット。頭を低く抑えて観客の眼前をハイスピードで通過していきました。この時後席パイロットは会場の観客に向かってハンドサインで挨拶をしていました。
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F/A-18F スーパーホーネット
低高度を高速で飛行してパワーをため、一気に機首を上げて上昇に転じました。テントの屋根越しに機体を撮影できましたがニコンZ8の飛行機認識モードは手前のテント惑わされずに機体を追いかけることができました。最新のAI認識はやはりすごいです。
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F/A-18F スーパーホーネット
機首を上げてグングンと高度を上げていくスーパーホーネット。ストレーキから発生する長いペーパーが機体にかかっている荷重を視覚的に表現してくれます。
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F/A-18F スーパーホーネット
会場右手から進入しし背面を見せてくれるこの科目はフォトパスと呼ばれているようです。まさにカメラマンへ向けて「取るなら今だ!」と絶好のシャッターチャンスを与えてくれる最高の角度で突っ込んできてくれました。
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F/A-18F スーパーホーネット
最近の飛行機写真のトレンドは機体背面が見えるショットが大人気です。さらに機体に負荷をかけて主翼からペーパーが発生する迫力ある組み合わせがプレゼントされました。最高の被写体になるべく機体を操るデモパイロットの見事な腕には感謝しかありません。
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F/A-18F スーパーホーネット
上の写真を拡大してコックピットの様子を確認してみると後席パイロットがこちらに向かってハンドサインを見せているのがわかりました。とてもファンサービスが行き届いている明るい人柄が写真からも伝わってきます。
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F/A-18F スーパーホーネット
今回は会場背後から音もなく高速で突っ込んでくるスニークパスが組み込まれていまいた。まさか背後から近づいてくると思わず機体の存在に近づいた瞬間に慌ててカメラを向けて必死に食らいつきました。一瞬のシャッターチャンスをモノにしたのはさすがはZ8です。
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F/A-18F スーパーホーネット
高速で突っ込んできたので主翼の後方には大量のベーパーが発生していました。音速に近いスピードだったと思います。位置的には逆光となりペーパーに光が当たって幻想的な1枚になりました。このスニークパスの直後は一旦会場が沈黙しましたが、我に返った観客は思わず歓声をあげて無意識に拍手を送るのでした。
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F/A-18F スーパーホーネット
素晴らしいデモフライトを披露してくれたパイロットに惜しみない拍手が送られました。後席パイロットからのお手振りもあり観客とのコミュニケーションが図られていました。
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F-2A
航空自衛隊築城基地からはF-2戦闘機がリモートで飛来し、機動飛行を披露しました。航空自衛隊では一般のパイロットは背面飛行が許されず、制限を受ける中でも工夫しながら機体の魅力を見せてくれました。
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F-2A
築城基地に所属するF-2飛行隊は航空祭での展示飛行にも力を入れており機体の魅せ方について研究を重ねています。毎年素晴らしい写真がSNSを賑わせているので今年こそは築城航空祭への遠征を検討しています。
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F-35B ライトニングⅡ
岩国基地FRINDSHIP DAY展示飛行のトリを務めたのは海兵隊所属VMFA-242「バッツ」のF-35Bでした。得意とする短距離離の披露からデモフライトが始まりました。
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F-35B ライトニングⅡ
この日、岩国に集まった多くの飛行機ファンのカメラマンが想像し期待していたシーンがまさにこれだと思います。主翼背面に描かれた大きなコウモリマーク、主翼から発生したベーパー、クリアな青空の背景、そして順光!すべての理想的な条件が揃った1枚です。その期待を完璧に体現してくれたパイロットの技量には感謝しかありません。午前中入場できなかった怒りもすっかりどこかに消えてしまうほどの価値がありました。
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F-35B ライトニングⅡ
コクピットのクローズアップ写真。良い撮影条件が揃った時のZ180-600mmレンズの描写力には噂通りのコスパの良さを感じました。コックピット後方にリフトファンダクトを装備するB型はコックピットが狭くリクライニングできない狭いコックピットです。その中でデモ内容が書かれたペーパーを膝の上に置き操縦するパイロットの姿が見て取れました。
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F-35B ライトニングⅡ
第4世代戦闘機に比べるとペーパーが発生しやすいのがF-35の特徴と言えそうです。機体に負荷をかけて主翼上面と翼端にペーパーを纏っていますが
今回に限ってはコウモリが隠れないくらいでちょうど良かったです。
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F-35B ライトニングⅡ
最近は機体の低速度飛行性能を披露する展示内容が増えています。実際に使うことがあるのかな?と思いましたが低速で飛行することにより敵機を前に捉えてロックオンし、射撃する機会を増やすことができるそうで納得しました。
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F-35B ライトニングⅡ
F-35が得意とするペダルターン。上空へ駆け上がった後、木の葉落としのようにヒラヒラと舞いながら高度を下げるマニューバーです。上空に見えていた月にかかるかな?と意識していましたが、完全とはいえないものの記念すべきムーンショットを取ることができました。月とコウモリという組み合わせも味があると思います。
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F-35B ライトニングⅡ
機首を上に向けて駆け上がっていくF-35B。背中に描かれたコウモリマークを会場側に向けてくれました。岩国での海兵隊による展示飛行は戦闘機の見せ方をよく知っており効果的なファンサービスを提供してくれます。
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F-35B ライトニングⅡ
F-35Bの展示飛行の最後は同機最大の特徴であるホバリング飛行性能を披露しました。固定翼機なのに空中で停止することができ、回転したり前後左右にスライド移動できる驚異的なテクノロジーです。
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F-35B ライトニングⅡ
垂直離着陸やホバリングは前世代のAV-8Bハリアー攻撃機でも可能でしたがそれはエンジンノズルが四つある機体構成でした。F-35Bは単発エンジン で後部のエンジンノズルとコックピット後方にあるリフトファンダクトのみで推力を制御しています。ホバリングまではわかるのですが水平にスライドして移動したり、機体をを回転させられるのが本当に不思議です。これもコンピューターによる機体制御が可能とする技術なのでしょうか。
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F-35B ライトニングⅡ
F-35Bのホバリング中の写真は過去にも何度か撮影していますが今回一番よく撮れたと思います。その要因として新しい高性能なレンズに変えたことで描写力が上がったことはあると思います。その他に展示飛行の時間帯が16時に近い時間帯に行われ太陽高度が低くなり機体全体に光がまわるようになったことがあると思います。
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F-35B ライトニングⅡ
ホバリングしながら水平に360度機体を回転させるF-35Bの驚愕のデモンストレーション。後部のエンジンノズルは90度捻るように曲げられて下を向く、驚くべき機構が設けられています。ステルス戦闘機を開発する国は存在しますがF-35Bの対抗機を開発する国はまだ見られません。
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F-35B ライトニングⅡ
F-35Bはホバリングを行った後、垂直ではなくゆっくりと高度を下げながら斜め前方へアプローチする短距離着陸を披露して終了しました。地上に設置された大型スクリーンには撮影した映像がリアルタイムで流され 障害物に隠れて見えなくなった後も機体の様子を知ることができました。
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AH-64D アパッチ・ロングボウ
全ての飛行展示が終わり残り時間は地上展示機を撮影しながら帰り道へと向かうことにしました。陸上自衛隊が装備するアパッチ攻撃ヘリが参加していましたが最近関東圏では見なくなった気がします。
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F-2A
航空自衛隊築城基地から地上展示の為に参加したF-2戦闘機。コックピットにはF-2のぬいぐるみが置かれていました。見慣れた戦闘機なので変化をつけるためローアングルから撮影しました。
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F-15J イーグル
イベントの開催時間は7時から16時までですが展示飛行が終わるのが16時なのでそこから帰路につくとしても17時ぐらいまでは実質的にオープンしている感じでした。
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F-35C ライトニングⅡ
帰り道を目指しつつ再び海軍機の地上展示が行われているエプロンへと移動し改めてF-35の撮り直しを行ないました。特徴である主翼折りたたみ機構を活かした展示を行ったF-35Cをローアングルから眺めました。2週間前に開催された厚木基地春祭りは都合で参加できなかったので計画通り岩国でリベンジできたのはとてもよかったです。ただ背景に自動車が写ってしまうのは少し残念でした。
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F-35B ライトニングⅡ
海兵隊が装備するF-35B。ウェポンベイが開いてないといかにもステルス機らしいのっぺりとしたシンプルなシルエットです。夕方になり陽が西に沈むことでこの機体の左舷側が順光で撮影できるようになりました。
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F-35B/C ライトニングⅡ
飛行展示の時間も終わったので落ち着いて地上展示機の撮影に取り組むことができました。これから見られる機会は増えるはずですが現時点でB,C型の並びは岩国でしか見られないのではないでしょうか。奥にみえるB型と手前のC型のキャノピー形状の違いを比較することができます
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F-35B/C ライトニングⅡ
4機の列線を撮影するテクニックはローアングルで撮影すること です。今回は発売されたばかりのニコンZ5Ⅱを持参し地上展示の撮影を行ないました。頭では理解していましたが、やはりバリアングルでの撮影には自分にはあまり向かないな…ということを実感しました。
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F-35C ライトニングⅡ
昼の時間帯は逆光気味だったので撮っていませんでしたが、夕陽がいい感じで当たるようになりました。コンテンツが豊富な岩国基地だけあってF-35といえども混雑は激しくなく、余裕をもって撮ることができました。横田基地だとこうはいかないでしょうね。
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AH-1Z ヴァイパー
MAGTFデモで活躍した攻撃ヘリAH-1Zヴァ位パの地上展示。いろいろな追加装備が加わったことで爬虫類のようなゴテゴテした印象を与える機体です。
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F/A-18E/F スーパーホーネット
CVW-5艦載機、F/A-18飛行隊の4機が並びました。以前のようなフルカラー塗装が戻って欲しいと思いましたが今やロービジ機のみばかりです。
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HONDA JET
米軍系のエアショーにはよく参加しているホンダジェットは見かける機会が増えました。事業的には成功しているようでホンダのチャレンジ精神に感服しました
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Coca-Cola
午前中は入場に手間取ってしまい時間がなかったので充分な水分補給ができませんでした。イベントの終了時間が迫り商品の見切り販売が始まり冷えたコーラが100円で買うことができました。喉が乾いていたの美味しかった~。 今回は終日晴天で日焼け止めが必須でした。また暑い時は半袖がいいと思っていましたがUVカットパーカーは冷感素材が使われているのか思ったよりも暑さを感じず一日中快適に過ごすことができました。朝夜はまだ冷えるので上着としても使えるので来年も使いたいと思います。
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OA-4M スカイホーク
岩国基地の中に配置されているゲートガードの退役したA-4スカイホーク。毎回見ていますが塗装の剥がれが目立つようになりました。
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岩国錦帯橋空港
帰りは岩国錦帯橋空港から羽田へ向かう航空機を利用しました。時間に余裕を持って行動できるように19時30分発の最終便を取りました。料金はやや高いものの当日のうちに帰宅できるメリットが大きかったです。
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ハンバーガー
搭乗時間までは余裕があったので空港のフードコートでやっとゆっくり食事をとることができました。カウンター席ではスマホの充電ができ、今日撮影した写真の振り返りも行うことができ良い時間を過ごすことができました。
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岩国錦帯橋空港
予定よりも少し遅れて到着したANAのA320。出発時間は20分遅れの19時50分になりました。事前に関東での雷雲発生による欠航リスクの案内が届いていましたが問題なく羽田に向かうことができました。この便は当然ながらフレンドシップデイに参加した多くので満席でした。今回のフレンドシップデイはとにかく入場の手際・効率の悪さに振り回されたのが苦い思い出となりました。次回は多少時間がかかってもシャトルバスを利用しようと思いました。もう来年は行くものか!と心に誓ったものの、午後の素晴らしいフライトをみてすぐに撤回しました。飛行機ファンというのは実に単純なものです。
来年のために備忘録
航空券は早く予約することで節約することができます。ANAしか就航していない岩国空港は競争がないので予約も難しかったですが、JALとANAが就航している山口宇部空港は競争原理が働くようです。通常は23,950円のところ15、570円で済みました。これは東京-新大阪の新幹線料金並みです。
東横INNは有料会員特典とsて10泊すると1泊無料になるので出張等で利用するとボーナス宿泊をゲットできるチャンスがあります。
帰りはは岩国空港1940発の便を利用しましたが通常34,550円のところ17,200円とけっこう安く予約できました。イベントに17時までゆっくり滞在しても余裕で帰れるのでベストな選択だと思います。
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スケジュール(パンフレット)
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